メダカのビオトープ

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ビオトープとは

日本語にすると生物の生育空間という広い意味があります。元々は自然保護のために使うようになった言葉ですが、今では生物が住める池などを作る時によく使われています。学校では作った池でメダカやヤゴなどを観察をして生態系や自然環境などについて学んだり、園芸では容器に水草とメダカなどの生き物を入れて楽まれています。

容器で作るメダカのビオトープ

敷地があれば掘って作る事もできますが、容器に水を貯めて簡単に作る事もできます。メダカはエラ呼吸をして生きているので、一緒に水草を入れてあげる事が大切です。これは植物が光合成によって水に酸素を供給するためです。狭いので餌のミジンコなどの発生は少ないので、市販されている餌などを与えないといけないです。食べると糞をして水が汚れますが、底床材を敷いてバクテリアに浄化してもらいます。

ビオトープと水槽との比較

観賞向きなのは

ビオトープは上からしか見る事ができません。また冬は寒さで餌を食べず姿が見えなくなり、水草の多くは寒さで枯れて寂しくなります。一方ガラスで出来た水槽は横から泳ぐ姿を見る事ができ、冬は暖房の効いた部屋では泳いで餌も食べるので観賞向きです。

管理が楽なのは

ビオトープの管理はとても楽です。雨が降ると水が入れ替わり、蒸発して減れば足すだけです。掃除も表面に苔がつくのを気にしなければ、年に1回行うぐらいで大丈夫です。室内に置かれた水槽は雨が入らないので水が汚れやすく、2週間に1回ぐらいの交換、たまにガラスについた苔を取り除く作業も必要になりかなり手間がかかります。

長寿なのは

自然では1、2年の寿命と言われていますが、飼育すると3年から5年ぐらい生きると言われています。冬のビオトープは水温が下がってあまり泳がなくなりますが、室内の水槽は暖かく泳ぎ回り少し寿命が短くなるようです。病気も日が当たると予防できると言われ、ビオトープの方が発生が少ないです。