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アリウム・ギガンチューム

別名:アリウム・ギガンチウム
科・属名:ヒガンバナ科・ネギ属/原産地:中央アジア/学名:Allium giganteum

分類: 球根植物


寒さ: 強い
暑さ: やや弱い
草丈: 70cm〜120cm
花序: 10cm〜15cm
花色: 紫、青
増やし方: 分球、種まき
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 正しい主張、無限の悲しみ
アリウム・ギガンチュームは晩春に花を咲かせる球根植物です。丸くて大きな花序は10cm〜15cmで、小さい花が沢山集まって出来ています。大きいのは花だけではなく、球根も20cmぐらいと大きいです。秋に球根を植えると冬から春にかけて高さ25cmぐらいの葉が茂り、そこから高さ1mぐらいになる花茎を伸ばして丸い花序を着けます。夏は葉が枯れて休眠しますが、暑さをやや嫌うので掘り上げて保存されます。アリウム属は500種類以上があり、野菜のネギやタマネギも同じ仲間で似た花の咲き方をします。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
植え付け 植え付け
掘り上げ 堀上
肥料 肥料 元肥
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば与える
アリウム・ギガンチューム アリウム・ギガンチューム
アリウム・ギガンチュームの花
アリウム・ギガンチュームの蕾

アリウム・ギガンチュームの育て方

秋の植え付けから開花まで

秋に植え付けると翌年の1月頃に芽が出て、2月から3月に葉が茂ってきます。4月頃になると丸い蕾を持った花茎が長く伸びて、5月頃に花を咲かせます。花が咲く頃には気温の上昇で葉が黄色くなってゆきます。よい花を咲かせるには日当たりが良い事が大切です。
アリウム・ギガンチュームの芽
芽が出る(1月)
アリウム・ギガンチュームの花茎
蕾を持った花茎(4月)
アリウム・ギガンチュームの開花
開花(5月中旬)

球根の植え付け

植え付けの時期は気温の下がる秋の9月下旬から10月頃に行えます。酸性土壌を嫌うので、庭では苦土石灰などを使用したり、鉢では中性のパーライトを混ぜたり、土に苦土石灰や有機石灰を土1リットルにつき1.5g〜3gぐらい混ぜてもよいです。

庭植え

日当たりのよい所に完熟牛糞などの堆肥、水はけが悪いようなら腐葉土を、酸性土壌を嫌うので苦土石灰を混ぜ込んで植え付けます。覆土と間隔は球根の2、3個分ぐらいあけて植えます。

鉢植えに

球根よりも一回りから二回りぐらい大きな鉢に植えます。赤玉土6、腐葉土3、パーライト1などの水はけのよい土に、5cmぐらい土に埋まるように植えつけます。花が咲くには冬の低温に当たる事が大切なので、暖かい室内ではなく戸外の日当たりの良い所に置きます。

鉢植えの管理

日当たりのよい所に置いて育てます。水やりは鉢土の表面が乾けばたっぷりと与えます。水切れすると花茎の伸びが悪くなるので注意してください。肥料は緩効性の化成肥料を置き肥するとよいです。葉が枯れてきたら休眠する合図なので水やりをを止めます。

庭植えの管理

水やりは通常は必要ありませんが、あまり雨が降らないようなら与えます。肥料は元肥の他に3月に化成肥料を追肥するとよいです。 その他は肥料の使い方を参考にしてください。

鉢と庭の共通管理

花がら切り

花が咲き終わって実が成ると、養分を奪って球根を太る妨げになるので切り取ります。

球根の堀上げ

黄色く枯れるアリウム・ギガンチュームの葉
黄色く枯れる葉
毎年掘り上げます。葉が枯れる6月頃に掘り上げて日陰で乾燥させ、涼しい場所に保管しておきます。 鉢植えはそのまま土を乾燥させ、雨の当たらない涼しい所に置いて秋に植えなおしてもよいです。

分球

あまり球根は増えませんが、増えた場合は植える前の乾燥した状態が分けやすいです。

アブラムシに注意

アブラムシがモザイク病を保有していると感染する事があります。感染すると葉が委縮するようになって生育がく悪くなり、他に伝染するので引き抜いて処分しなければいけません。株元にオルトラン粒剤をまいておくと、アブラムシを予防する効果があります。
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