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アレナリア・モンタナ

科・属名:ナデシコ科・アレナリア属/原産地:ヨーロッパ南西部/学名:Arenaria montana

分類: 多年草または一年草扱い


寒さ: 強い
暑さ: 弱い
草丈: 5cm〜8cm
花径: 1.5cm
花色:
場所: 日向を好むが夏は半日蔭
種まき: 秋まき
発芽温度(20度)
箱まきなど
増やし方: 挿し芽、株分け
用途: 鉢植え、花壇、グランドカバー、ロックガーデン
花言葉: 可憐
アレナリア・モンタナはヨーロッパ南部のピレネー山脈に生息している高山性の植物です。草丈は8cmぐらいと低く、マット状に広がり沢山の白い小花を咲かせます。暑さに弱いので、夏に枯れる一年草扱いさえる事がありますが、暖地でも夏を涼しい日陰で育てると超えてくれる事があります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 涼しい半日蔭〜日陰 日向
種まき 種まき 仮植え
植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し芽 挿し芽 定植
刈り込み 刈り
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾いてから与える(過湿を避ける)

アレナリア・モンタナ
5月上旬、自宅の鉢植え

アレナリア・モンタナのアップ
5月上旬、自宅の鉢植え

アレナリア・モンタナの育て方

場所

日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。夏の高温多湿を嫌い、夏に枯れる一年草扱いされる事がありますが、暖地でも夏を風通しのよい明るい日蔭なら超えるので、夏は強い日差しを避けた風通しのよい所で夏を越させます。冬の寒さには強く、寒さに当たって花芽が付くので、暖地では戸外の日当たりのよい所で越冬させます。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。過湿を嫌うのでいつも湿った状態を嫌うので、鉢植えでは梅雨時期の長雨には当てないよう軒下などに置いておくとよいです。

肥料

肥料はあまり多く必要ありません。春と秋に緩効性の化成肥料などを置き肥したり、液体肥料などを与えます。庭でも元肥を混ぜて植え付ければ、その後は特に必要ありません。その他は肥料のページを参考にしてください。

植え付け

春に苗が売られているので、手に入ったら植え付けます。用土は高温多湿を嫌うので、花の培養土にパーライトを2割ほど混ぜたり、赤玉土(小粒)6、腐葉土2、パーライト2などに植え付けます。庭では元肥に牛糞などを、酸性土壌を嫌うので苦土石灰を多めに、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜ込んで30cmぐらいの間隔で定植します。

植え替え

もし夏を超えたら、春の3月中頃に植え替えるとよいです。姿が乱れているようなら切り戻しを兼ねて植え替えます。下のは少し切り過ぎてしまったので、もう少し遠慮気味に切り戻した方がよいと思います。用土は植え付け用土と同じです。
3月の植え替え 5月の開花

乱れた株

切り戻して植え替えた

開花

増やし方

株分け

株分けで増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。

挿し芽

挿し芽で増やす事ができます。時期は5月から6月上旬頃に行うとよいと思います。その他は挿し芽のページを参考にしてください。

種まき

種が売られているので、種まきから育てる事もできます。時期は秋の9月中旬から10月頃に、方法は箱まきするとよいと思います。覆土は種が隠れるように行い、本葉が3、4枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら30cmぐらいの間隔で定植します。鉢植えの用土などは植え付け用土と同じです。

刈り込み

夏に蒸れて傷みやすいので、花の終わった初夏頃に半分ぐらい刈り込んで、風通しのよい所で夏を越させます。
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