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アサザ (阿佐佐)

別名:ハナジュンサイ(花蓴菜)
科・属名:ミツガシワ科・アサザ属/原産地:ユーラシア大陸/学名:Nymphoides peltata

分類: 浮葉植物(水草)


耐寒性: 強い
開花時期: 6月〜9月
観賞時期: 5月〜11月
草丈: 5cm〜20cm
花径: 3cm〜4cm
花色: 黄色
植え替え: 春(3月〜4月)
増やし方: 株分け
場所: 水中の日当たりを好む
用途: ビオトープ、睡蓮鉢など
アサザは水生植物の浮葉植物です。3cmぐらいの黄色い一日花を咲かせ、ハート型の葉を水面に浮かべて育ちます。ユーラシアから持ち込まれた植物で、本州から九州に分布していますが、池や沼の数が減って準絶滅危惧種に指定されています。手に入れるのは通販で普通に売られているので、容易に手に入れることができます。育てるのは日当たりがよければ花が咲き、茎と根を伸ばしてとてもよく増えます。冬は葉がなくなってしまいますが、寒さに強い植物で育てやすいことからビオトープの素材にもよく使われています。スイレンのように睡蓮鉢や鉢に植えて水中に沈めて育てればよいです。

アサザ
9月下旬、自宅のプラ池

アサザ2
9月下旬、自宅のプラ池

アサザの葉
9月中旬、自宅のプラ池

アサザの育て方

水を入れる鉢

アサザはランナーを伸ばして横によく広がるので、できるだけ口径のある容器がよいです。口径は40cm以上、深さは10cmぐらい沈めるので、できるだけ深さのある睡蓮鉢などの容器を、もっと深さのある瓶などでもかまいません。深過ぎる場合は底にレンガなどを敷いて高くすればよいです。 夏はボウフラが湧くので、メダカを入れておくとボウフラを食べてくれます。

場所

日当たりが悪いと花が咲きに難いので、日当たりのよい所で育てます。冬の寒さはには比較的強く、葉は枯れてしまいますが、根が生きて冬を越えるので、暖かくなるとまた葉を伸ばしてきます。

植え付け

ポット苗を購入したら、根鉢を壊さずに植え付けます。用土は市販されている水生植物用の土を使用するとよいと思いますが、荒木田土や赤玉土(小粒)を使用してもかまいません。鉢の大きさは5〜6号鉢ぐらいに植え付けます。深さのない容器を使用している場合は、浅鉢を使用するとよいです。元肥は水生植物用の土に入っていれば要りませんが、入っていない場合はマグァンプK(中粒)などの緩効性の化成肥料を混ぜておくとよいです。水に沈める深さは株元から10cmぐらいの深さになるよう、葉が水面に出るよう沈めますが、多少沈んでもかまいません。もし深過ぎてしまう場合は底にレンガなどを敷いて高くするとよいです。

植え替え

とてもよく増えるので、2年に1回ぐらいは植え替えます。茎が横に広がってとてもよく増えるので、株分けを兼ねて植え替えます。時期は春の3月から4月頃に植え替えるとよいと思います。用土は市販されている水生植物用の土を使用するとよいと思いますが、荒木田土や赤玉土(小粒)を使用してもかまいません。

増やし方

株分け

株分けで容易に増やすことができます。茎が横に伸びて途中から根が出ているので、2、3茎ぐらいずつに切り分けてそのまま用土に埋めればよいです。

肥料

生植物用の土に肥料が入っていたり、植え替えの時にマグァンプK(中粒)などの元肥を入れていれば追肥の必要はありませんが、入っていない場合は緩効性の化成肥料を用土に埋めます。

水やり

スイレン鉢など、水が減れば足せばよいです。冬も水に沈めておきます。
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