トップエニシダ 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

エニシダ (金雀枝)

科・属名:マメ科・エニシダ属/原産地:カナリー諸島、ヨーロッパ/学名:Cytisus
分類: 半落葉低木


寒さ: ヒメエニシダ(やや弱い)
エニシダ(強い)
暑さ: 強い(高温多湿は嫌う)
樹高: 1m〜5m
花序: 5cm〜10cm
花径: 1cm〜2cm
花色: 黄色、白、赤など
場所: 日向
種まき: 春まき(ポット蒔き)
増やし方: 挿し木
花芽分化: 8月頃〜
用途: エニシダ(庭木、生垣)
ヒメエニシダ(鉢植え)
花言葉: きれい好き、上品、清楚、博愛、謙遜
通販店: 楽天市場にあり
エニシダは4月から5月頃に花を咲かせる樹木です。大まかに2系統が出回っており、一つはカナリー諸島原産のやや寒さに弱いヒメエニシダ(Cytisus racemosus)という種類で鉢植え向き、もう一つはヨーロッパ原産で江戸時代頃に伝わった寒さに強い(Cytisus scoparius)という種類で、庭木にすると大きくなって見事な花を咲かせます。見分け方はヒメエニシダの花穂は上の方に立って咲いていますが、ヨーロッパ原産の方は下に垂れて花を咲かせるのが特徴です。

花の大きさは1cmから2cmぐらい、ヒメエニシダは黄色い花を咲かせるのが一般的ですが、ヨーロッパ原産のタイプは黄色い花の他に、黄色に白が混じったもの、黄色に赤が混じったものなどがあります。花の形はマメ科らしい蝶のような形をして芳香があり、周辺は甘くてよい香りがします。原産地の夏は乾燥気味の所に生息しているため、日本の梅雨などの環境に馴染めず、寿命はあまり長い方ではないです。
作業カレンダー(暖地基準の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期
開花
場所
ヒメエニシダ(0度以上) 日向 ヒメエニシダ
植え付け
植え付け 植え付け
植え替え
根鉢を壊さない 植え替え
挿し木
挿し木
種まき
種まき 定植
剪定
剪定
肥料
肥料 肥料
水やり
控えめ 鉢土の表面が乾いてから与える(過湿を嫌う) 控えめ

エニシダのアップ
自宅の鉢植え

ヒメエニシダ
自宅の鉢植え

エニシダのサヤ
6月上旬、自宅の鉢植え

エニシダ(黄&白)
5月中旬、山

庭木のエニシダ
5月中旬、山

庭木のエニシダの全体
5月中旬、山

エニシダの育て方

購入した開花株の管理

早春頃から春にヒメエニシダの開花株が売られている事があります。早春に購入した開花株は温室育ちなので、寒さには当てないよう室内の日当たりのよい所で育て、桜が咲く頃になったら戸外の日当たりのよい所で育てます。水やりは鉢土の表面が白く乾いてから与えます。肥料は開花中に与えなくてかまいません。

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。夏の高温多湿を嫌うので、鉢植えでは梅雨などの長雨に当てないよう軒下などに置きます。ヒメエニシダは半耐寒性で寒さにはあまり強くないので、秋が深まってきたら室内の日当たりがよく、凍らない場所で越冬させます。冬は葉が落ちて落葉気味になりますが、暖かくなると葉が茂ってきます。

庭の植え付け

ヒメエニシダは寒さにやや弱いので庭植えには向いていませんが、ヨーロッパ原産のタイプは庭植えにする事ができます。時期は春の3月から5月頃か、秋の涼しくなった10月頃にも行えます。場所は日当たりがよく西日を避けた所に、弱アルカリ性土壌を好むので苦土石灰、水はけをよくするために腐葉土などを混ぜて植え付けます。できるだけ根鉢は壊さないようにして、移植を嫌うので、植え所をしっかりと決めてから植えるようにします。

植え替え

2年を目安に、根詰まり気味なら植え替えます。直根で根鉢を壊されるのを嫌うので、根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。時期は春の4月から5月頃、秋の涼しくなった10月頃に行うとよいと思います。用土は過湿に弱いので、花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などの水はけのよい用土で植え替えます。

水やり

過湿を嫌い乾燥には比較的強い植物です。鉢植えでは鉢土の表面が白く乾いてから与えます。夏の高温多湿を嫌うので、梅雨時期は雨よけして、水やりが多くならないように注意します。冬は控えめに与えます。庭植えでは植えつけ後、しばらくの間は乾かし過ぎないように注意しますが、その後はあまり雨が降らず、乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。

肥料

肥料は多く必要ありません。鉢植えでは早春の2月下旬頃と秋の10月上旬頃に緩効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などを与えるぐらいでかまいません。庭では春の2月下旬頃に与えるだけでもよいですが、苗木なら秋にも与えて大きくするとよいです。マメ科の植物なので、窒素分の多い肥料を嫌うので、油粕では骨粉などのリン酸が入った肥料を与えます。

増やし方

挿し木

春の5月から6月頃に挿し木をして増やす事ができます。植え替えは直根で根鉢をあまり壊せないので、どうしても鉢が大きくなってしまいます。鉢が多くくなったら、挿し木して作り直すとよいとよいと思います。方法は長さ10cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の節の葉を取って、取った節が用土に埋まるよう、ポットなどに挿します。夏を超えて10月頃になったら、できるだけ根鉢を壊さずに定植します。その他は挿し木のページを参考にしてください。
春に挿した苗を10月に植え付けた

種まき

実った種を採っておいて、来年の3月から4月頃に種まきして育てる事もできます。鹿沼土などの用土を使って、ポットなどに蒔けばよいと思います。

剪定

時期は花後の5月中旬頃から6月中旬頃までに、枝が伸びすぎてしまったら剪定します。太い枝の途中で切ると枯れこみやすいので、枝の分かれ目で切るようにします。新枝や二年枝の途中なら途中で切っても大丈夫です。8月以降の遅い時期の剪定は、来年の花芽を切るので避けます。
関連リンク