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ウメ (梅)

科・属名:バラ科・サクラ属/原産地:中国/学名:Prunus mume

分類: 落葉小高木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 3m〜10m
花径: 2cm〜3.5cm(小梅:約 2cm、豊後梅:約 3.5cm)
花色: 桃色、紅色、白
場所: 日向
水やり: 庭木(普通)
肥料: 固形油粕などを。
増やし方: 接ぎ木
作業: 剪定
花芽分化: 7月頃〜(二年枝)
用途: 庭木、鉢植え、梅干、梅酒など
花言葉: 高潔、忠義、澄んだ心、忠実
通販店: 楽天市場にあり
ウメが咲くと寒いながら春の兆しを感じる事が出来ます。梅の種類は多く、うちで育てているのは枝垂れ梅としてもらったものですが、なぜか下にあまり垂れず、その後、剪定のやり方が悪い事が分かり、今は枝が下に垂れるようになりました。写真の豊後梅という種類は大分の県花で花と実が大きく、開花は普通の梅に比べて少し遅いのが特徴です。その下は大分の梅園にある臥竜梅(がりゅうばい)で、枝が龍のようなっており、古いものは樹齢850年と言う臥竜梅もあります。その他、お弁当によく乗っている小梅は、実が小さいだけでなく、花も一回り小さいです。梅の木には鳥のメジロが寄ってきて、花の蜜をつついているのを見かけることがあります。
作業カレンダー(暖地基準の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期
開花
収穫時期
実の収穫
場所
日向
植え付け
植え付け 植え付け
植え替え
花後
剪定
鉢・枝垂 夏期剪定 冬期剪定
肥料
寒肥 花梅 実梅 寒肥
鉢の水やり
鉢土の表面が乾けば与える 表面が乾いてきたら 表面が乾けば与える
ウメ(桃色)
ウメ(桃色)
2月中旬、自宅の庭
ウメ(白色)
ウメ(白色)
3月上旬、近所
梅の実
梅の実
4月下旬、自宅の庭
豊後梅
豊後梅
2月下旬、大分県護国神社
臥竜梅
臥竜梅
2月下旬、吉野梅園
臥竜梅の花
臥竜梅の花
2月下旬、吉野梅園

梅(紅色)
2月下旬、植物園
小梅
小梅
2月上旬、自宅の庭
豊後梅とメジロ
豊後梅とメジロ
3月上旬、大分県護国神社

沢山の梅
2月中旬、吉野梅園

花梅と実梅

違い

花を観賞するのに適した種類と、実を収穫するのに適した種類とに分けられています。花の観賞に適した種類は、花色が赤色や桃色など美しい品種が多く、実も成って食べる事が出来るのですが、数があまり成らなかったり、種が大きく果肉が少ない欠点があります。実梅は実着きがよく肉厚で食べるのに向いており、花は一重咲きで白色から薄桃色のやや地味な花を咲かせる種類が多いです。例外として豊後梅は花が大きく美しいので花梅としても人気があります。

主な実梅の品種

多くは自家不結実性なので、同一の品種の受粉だけでは実が成り難いです。特に白加賀、玉英、南高、露茜などは花粉が少ないので、これらだけを一緒に植えても実があまり成らないので、必ず同じ頃に咲く他の品種を近くに植えないといけません。しかし、露茜は開花が遅く同じ頃に咲く梅が少ないので、同じ仲間で早生のアンズが受粉樹にされる事があります。梅の中にも自家結実性のある品種があり、竜峡小梅、甲州最小などの小梅、小粒南高、花香実などは1本で結実しやすい品種になります。他にも豊後梅、鶯宿(おうしゅく)なども1本で結実しますが、実の数が少ないようです。1本でも結実する品種でも、近くに同じ頃に花を咲かせる別の品種を植えた方が実が多くなります。下は主に出回っている品種だけを紹介していますが、100種類以上の実梅があると言われています。
品種 自家結実性
又は受粉樹
開花 実の大きさ 花色 花の形 用途
竜峡小梅 早咲き 小梅 一重咲き 梅干し
甲州最小 早咲き 小梅 一重咲き 梅干し
稲積 早咲き 中梅 一重咲き 梅干し、梅酒
紅さし 中咲き 中梅 一重咲き 梅干し
南高梅 × 中咲き 大梅〜中梅 一重咲き 梅干し、梅酒
梅郷 中咲き 中梅 一重咲き 梅干し、梅酒
鶯宿 中咲き 中梅 薄桃色 一重咲き 梅酒
藤五郎 中咲き 中梅 一重咲き 梅干し、梅酒
小粒南高 中咲き 中梅〜小梅 一重咲き 梅干し
玉英 × 遅咲き 大梅〜中梅 一重咲き 梅干し、梅酒
白加賀 × 遅咲き 大梅〜中梅 一重咲き 梅干し、梅酒
古城 × 遅咲き 中梅 一重咲き 梅酒
花香実 遅咲き 中梅 薄桃色 八重咲き種 受粉樹向き
豊後梅 遅咲き 大梅 薄桃色 八重咲き種、一重咲き種 梅干し、梅酒
露茜 × 遅咲き 大梅 一重咲き 梅酒
自家結実性(◎あり、○少し、×なし)

主な花梅の品種

300種類以上の品種があると言われています。花だけを見ても、交配で作られた見分けがつかないものも沢山あります。花色は白、濃い紅色、薄い紅色で桃色がかった花を咲かせる種類、花の形は八重咲きが多いですが一重咲きもあります。中には「思いのまま」や「春日野」のように白、桃色の混じった花を咲かせる品種もあります。枝垂れ梅の品種も沢山あり、緑萼枝垂れ、藤牡丹枝垂、紅枝垂などがあります。

八重の白

八重の桃色

一重の白

一重の紅色
品種 開花 花色 花の形
紅冬至 極早咲き 薄紅色 一重咲き
寒紅 極早咲き 紅色 八重咲き種、一重咲き種
道知辺 早咲き 桃色 一重咲き
緑萼枝垂れ 早咲き 八重咲き
鹿児島紅梅 早咲き 濃紅色 八重咲き
月影 中咲き 一重咲き
玉牡丹 中咲き 八重咲き
藤牡丹枝垂 中咲き 桃色 八重咲き
紅枝垂 中咲き 紅色 八重咲き
貴山白 中咲き 一重咲き
見驚 中咲き 桃色 八重咲き
思いのまま 中咲き 桃色〜白(数色) 八重咲き
春日野 遅咲き 白と桃色(2色) 八重咲き
紅千鳥 遅咲き 紅色 一重咲き
未開紅 遅咲き 紅色 八重咲き

ウメ(梅)の育て方

場所

日当たりのよい所を好みます。落葉樹なので、冬は葉がすべて落ち、早春頃になったら枝に花を咲かせます。鉢植えの開花株を室内で観賞する場合は、気温が低く暖房の当たらない日当たりのよい所に置きます。

植え付け

時期は落葉期の11月から3月頃が適期になります。日当たりのよい所に、根鉢の横二回りぐらい、深さ3倍ぐらいの穴を掘り水をたっぷりと与えます。掘り起こした土に腐葉土、牛糞を混ぜ込んで植え付けたら、水をたっぷりと与えます。根付くまでは強風で倒れないよう、支柱で支えておくとよいです。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。夏の日差しの下ではよく乾くので、毎日の水やりになります。庭では植えつけ後は根付くまで乾かし過ぎないように注意して、その後は雨が降らず、乾燥しすぎるようなら与えるぐらいでよいです。

肥料

寒肥として12月から1月頃、花梅は花後の4月頃、実梅は収穫後の6月下旬から7月上旬頃に骨粉入りの固形油粕などを与えます。

植え替え

鉢植えの植え替えは2年に1回を目安に、時期は花後の3月中旬から下旬頃に行います。根鉢の3分の1ぐらいを取り除き、伸び過ぎた根は切り取ります。用土は赤玉土(小粒)8、腐葉土2などで植え替えます。剪定も一緒に行うようにします。

剪定

冬期剪定

枝垂れ梅ではない、庭植えの梅は落葉後の11月から12月頃に剪定するとよいです。この時期は蕾が見て分かるので、必要な蕾を残すように樹形を整えるように剪定します。徒長枝がよく伸びるので、不要なら元から切り取るか、枝を増やしたい場合は数節残して切り取ります。

花後剪定

枝垂れ梅や鉢植えは、この時期に剪定するとよいです。枝垂れ梅はできるだけ枝が上向きになった芽を4、5芽残し、短く切り取ります。また、枝の方向が悪いものは、元から切ってしまいます。鉢植えでは太い枝に2,3芽ぐらい、細い枝には1芽ぐらい残して切り、不要な枝は元から切り取って樹形を整えます。

夏期剪定

花芽分化期が7月から8月頃からです。6月下旬から7月上旬頃に、枝に日光を当てて花芽ができるよう、日差しを遮っている邪魔な枝を切リ取ります。伸びた徒長枝も処理しま、 枝垂れ梅は下に垂れずに上に伸びている邪魔な枝があれば元から切り取ります。

病気や害虫


アブラムシ

カイガラムシ

アブラムシ

春にアブラムシが沢山ついて、葉が巻いたようになる事があります。殺虫剤を散布して駆除しますが、大量に発生すると、1回の散布では駆除できない事がよるので、いなくなるまで何回も散布します。

カイガラムシ

木の枝にカイガラムシが沢山ついてしまう事があります。冬に石灰硫黄合剤を散布して予防しておくとよいです。発生したら殺虫剤で駆除します。

実の収穫時期

5月中旬

小梅の収穫
梅酒などに浸ける青梅の収穫は、まだ実が青い時期の6月上旬から中旬ぐらいです。梅干し用に収穫する場合は、実が黄色く熟した6月下旬から7月頃上旬頃に収穫します。しかし、小梅は実が成るのが早いので、品種によって5月上旬頃から収穫できます。
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