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ベニバナ (紅花)

別名:スエツムハナ(末摘花)
科・属名:キク科・ベニバナ属/原産地:地中海沿岸/学名:Carthamus tinctorius

分類: 一年草


寒さ: 強い
暑さ: 暑さで枯れる
草丈: 70cm〜100cm
花序: 約 3cm
花色: 黄色、咲き終わりは橙色から赤色
種まき: 春まき、秋まき
発芽温度(20℃〜25℃)
直播き、ポットまき(移植を嫌う)
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切花、ドライフラワー
花言葉: 装い、化粧
ベニバナはアザミに似た黄色い花を咲かせる一年草の草花です。黄色と赤色の塗料を含み、花の咲き始めは黄色ですが、徐々に赤色が混じって橙色から赤色になります。塗料は染物や口紅などの着色料に利用される事があります。また花弁を乾燥させてハーブティなどに利用され、婦人病、冷え性、更年期障害などに効果があるそうです。また種の油は食用油などに利用されています。とても古い植物で古代エジプトの織物の塗料や花輪に使われた事が分かっています。園芸では観賞用の草花として楽しまれ、切り花やドライフラワーにも利用できます。葉にはアザミのようなトゲがありますが、無いのもあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき 種まき
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 表面が乾けば
ベニナバ ベニナバ
ベニナバ 花後に花弁が赤色に(ベニナバ)
花後に花弁が赤色に

ベニバナの育て方

育てるポイント

暖地での種蒔きは秋まきが良いです。種蒔きの方法は移植を嫌うので、直まきしたり、ポットに種を蒔いて根を傷めないように植えてもよいです。日当りのよい所を好み、花壇への植え付けは強い酸性土壌を嫌うので、苦土石灰を混ぜて植えるとよいです。乾燥に強く水やりは標準的、肥料は多く必要ないです。冬は葉がロゼット状で越冬し、暖かくなると花茎が伸びて花が咲かせます。

種まき

暖地での種まきの時期は秋の9月下旬〜10月頃に蒔くのがよいと思いますが、春の3月中頃から4月中頃にも行えます。方法は移植を嫌うので直まきポットまきで行えばよいと思います。覆土は1cmぐらいします。ポットまきでは2、3粒まいて元気なのを1つ残すように間引して、根が回ってきたら15cmから20cmぐらいの間隔で植えつけます。庭では苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土、元肥に堆肥を混ぜ込んで植え付けます。秋まきでは霜よけしておくと安心です。鉢植えの用土は保水性と排水性がよければ特に選びません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。
11月上旬 12月上旬
ポット蒔き(ベニバナ)
ポット蒔き
種まき後、約1ヶ月(ベニバナ)
種まき後、約1ヶ月

場所

日当たりを好むので日当たりのよい場所で育てます。冬の花壇は軽く藁などで霜よけした方がよいと思います。

水やり

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾けば与えます。庭植えでは植え付け後しばらくは乾かさないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えます。その他は花の水やりを参考にしてください。

肥料

肥料は多く必要ありません。鉢植えでは緩効性の化成肥料などを、花壇では元肥を入れて植え付けていれば、その後は生育が悪いようなら控え目に追肥するぐらいでよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

支柱

高くなると倒れる事があるので、支柱で支えておくとよいです。

病気や害虫


害虫に先端を食べられた
害虫が好むようで、葉には絵描き虫がついて困りました。3月下旬には茎の先端が枯れてきたので切ってみると、茎の中に幼虫がいて食べられていました。茎の先端が駄目になっても、脇芽が複数伸びて花が咲きました。予防は定期的に殺虫剤を散布しておきます。
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