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ビデンス

科・属名:キク科・ビデンス属/原産地:メキシコ、北アメリカ/学名:Bidens

分類: 一年草タイプ、多年草タイプ


寒さ: やや弱い
暑さ: 普通
草丈: 20cm〜200cm、矮性(20cm〜25cm)
花径: 3cm〜4cm
花色: 黄色、白色、ピンク、オレンジ
種まき: 春まき、秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ポットまき
場所: 日向
増やし方: 挿し芽、株分け
用途: 花壇、鉢植え、切り花(高性)
ビデンス属は233種類ぐらいあります。主に売られているのはウインターコスモスと呼ばれる秋から初冬に花を咲かせるタイプと夏から秋に咲かせる夏咲きのタイプがあります。いろいろな園芸品種があり、中には真夏を除いた長い期間花を咲かせる品種もあります。花色は黄色や白花が混じったものが多いですが、ピンクやオレンジ色をした珍しい品種もあります。花びらの数は5枚のタイプと、5枚から8枚と多いタイプがあります。樹形は草丈が高く切り花に向いた立ち性、這い性や矮性と鉢植えにも向いたタイプがあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 夏咲き(種類による) 冬咲き
置き場 日向(霜よけ) 日向 霜よけ
種まき 春まき 仮植え 定植 秋まき 仮植え 定植
植え付け ポット苗 冬咲きのポット苗
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し芽 挿し芽
肥料 肥料 元肥
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える
ビデンス ビデンス

いろいろなビデンス

ビデンスの中では秋から初冬に花を咲かせるウインターコスモスと呼ばれる多年草タイプが一番多く出回っています。その他に夏から秋に花を咲かせるもできるビデンス・オーレアという種まきから育てる一年草タイプ、真夏を除いた春から初夏、秋から冬にも花を咲かせる多年草で矮性のビデンス・イエローチャームなどがあります。

ウインターコスモス

ビデンス・オーレア

ビデンス・イエローチャーム

ビデンスの育て方

場所

日当たりのよい所を好みます。寒さにはさほど強くありませんが、暖地では庭植えが可能です。霜の多い地域では霜よけしておくと安心です。鉢植えでは霜の当たらない日当たりのよい軒下に置くとよいです。

植え付け

ビデンスの植え付け
鉢植えの用土は花の培養土を利用したり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など、自分好みの標準的な土でよいです。花壇では苦土石灰と完熟牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜ込んで30cmぐらいの間隔で植えます。

植え替え

鉢植えは根詰まりするとよい花が咲かなくなるので毎年植え替えた方がよいです。時期は春の3月中旬頃から4月上旬頃に行うとよいです。根鉢の周りを軽く壊して一回り大きな鉢に植えたり、必要なら株分けを兼ねて同じ鉢に植え替えてもよいです。花壇でも数年して株が大きくなったら、株分けを兼ねて植え替えます。

水やり

鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いてきたら与えます。花壇の場合は特に与える必要はありませんが、あまり雨が降らないようなら与えます。

肥料

鉢植えは春と秋に緩効性の化成肥料などを与えます。夏に咲くのもあるので、そのタイプは開花時期にも追肥しておくとよいです。庭では春と秋に化成肥料などを蒔くとよいです。

増やし方

挿し芽

多年草のタイプは挿し芽で増やす事ができます。時期は春の5月頃に行えます。その他は挿し芽のページを参考にしてください。

株分け

株分けで増やす事ができます。3芽から5芽ぐらい付けて株分けします。時期は植え替えと一緒に行います。

一年草タイプの種まき

ビデンスの中には種まきから育てられる一年草タイプもあります。種まきの時期は春の3月中旬から4月上旬頃、暖地では秋の9月中旬から10月頃にも行う事もできます。種まきの方法は箱まきポットまきで行うとよいです。箱まきでは本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら30cmぐらいの間隔で定植します。やや寒さに弱いので、秋に植え付ける場合は霜よけしておきます。
5月中旬 6月上旬

種まきから約1ヶ月後

植え付け前

花がら摘み

咲き終わった花がらを摘み取って、次から次へとよい花を咲かせるようにします。

切り戻し

草丈の高いタイプは開花後に3分の1ぐらい残して切り戻しておくとよいです。

支柱

草丈の高いタイプは強風や雨で倒れる事があるので、支柱で支えておくとよいです。
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