トップブラキカム 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

ブラキカム

別名:ブラキコメ、ヒメコスモス(姫コスモス)
科・属名:キク科・ブラキコメ属/原産地:オーストラリア/学名:Brachycome

分類: 宿根多年草タイプ、一年草タイプ


寒さ: やや弱い
暑さ: 強い
開花時期: 4月〜6月、4月〜11月(種類による)
草丈: 10cm〜45cm
花径: 1cm〜3cm
花色: 紫、青、ピンク、白など
種まき: 9月下旬〜10月
発芽温度(20℃前後)
箱まき、ポットまき
増やし方: 株分け、挿し芽(一部の種類で可)
場所: 日当たりを好み、夏の暑さを嫌う。冬は霜よけ
用途: 花壇、鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット
花言葉: 優美
通販店: 楽天市場にあり
別名のヒメコスモスは葉がコスモスに似ている事からそう呼ばれるそうです。ブラキカムは60種類ぐらいの原種があるそうで、大きく二つに分けると夏に弱い一年草タイプ、夏に比較的強い多年草タイプがあります。一年草タイプは4月から6月頃に開花して夏に枯れ、多年草タイプは4月から11月頃までと長く咲き続けるものが多いようです。多年草タイプのブラキカムは半耐寒性ですが、暖地では花壇に植えておくと、冬は地上部を枯らせて宿根して翌年も花を咲かせます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向 半日蔭 日向 日向(霜よけ)
種まき 種まき
植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し芽 挿し芽
切り戻し 花後
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える(過湿は嫌う) 控えめ

ブラキカム(多年草タイプ)
7月上旬、自宅の庭

ブラキカムのアップ(多年草タイプ)
9月上旬、自宅の庭

ブラキカムの全体(多年草タイプ)
7月上旬、自宅の庭

ブラキカム・イベリディフォリア(一年草タイプ)
5月上旬、植物園

ブラキカムの育て方(宿根多年草タイプ)

場所

日当たりを好みますが、真夏の高温多湿を嫌います。鉢植えでは夏は午前中の日光に当たるような半日陰に置きます。花壇では午前中の日光があたるような半日陰になるような所に定植すればよいです。冬の寒さにはやや弱いので、鉢植えでは霜に当たらないよう軒下で越冬させ、凍りそうな日は室内に入れるとよいです。暖地の花壇では地上部を枯らせて宿根するので、霜よけしておくとよいです。春になると株元から新芽が出てきます。
花壇で越冬したブラキカム
(4月上旬)

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。高温多湿を嫌うので夏は水を与えすぎないように注意しますが、やや水切れにも弱いので、あまり乾かしすぎないようにもします。花壇ではあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。

植え付け

春に苗が売られている事があるので、入手したら植え付けます。用土はやや過湿を嫌うので良質な花の培養土にパーライトを2割ほど混ぜて水はけを良くしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植え付けるとよいと思います。花壇への植え付けは春の4月から5月頃、苦土石灰、元肥に牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土をを混ぜ込んで、20cmから30cmぐらいの間隔で植え付けます。

植え替え

植え替えは毎年植え替えた方がよいと思います。時期は春の3月頃に、必要なら株分けも行います。用土は植え付け用土と同じです。

肥料

多肥を嫌うので、肥料は多く必要ありません。鉢植えでは春から秋の間に緩効性の化成肥料を置き肥するか、薄めの液体肥料を定期的に与えます。花壇で植えっぱなしのものは、春と秋に緩効性の肥料を与えるぐらいでかまいません。

増やし方

挿し芽、株分け


茎が伸びて根を出して増える

挿し芽
挿し芽、株分けで増やすことができます。株分けは植え替えの時に増えた子株を分けて植え付けます。挿し芽は5月から6月頃、長さ5cm程の挿し穂を用意して、15分ほど水を吸わせて水揚げします。挿し穂の下の方の葉を数枚ちぎってそこが用土に埋まるように挿します。花壇では茎が伸びて、その伸びた茎から根が出て自然と増えます。その他は挿し木のページを参考にしてください。

種まき

種まきで増やす事もできます。暖地での種まきは秋の9月下旬から10月頃に行うとよいと思います。方法は箱まきポットまきすればよいと思います。

切り戻し

7月頃に開花が鈍って樹形が乱れたら、全体を適度に刈り込みます。秋になるとまた花を咲かせるようになります。
関連リンク