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カキノキ (柿の木)

科・属名:カキノキ科・カキノキ属/原産地:東アジア/学名:Diospyros kaki

分類: 落葉中高木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 3m〜15m
花径: 約 1.5cm
花色: 黄色
増やし方: 接ぎ木
場所: 日当たりを好む
花芽分化: 7月頃〜(前年枝)
用途: 果樹
花言葉: 恵み、優美、自然美
通販店: 楽天市場にあり
カキノキは本州、四国、九州のあちこちで見ることができる、日本ではお馴染みの果物です。柿は大まかに甘柿と渋柿があり、渋柿は干し柿にしてよく食べられています。渋柿が渋いのは柿に含まれるタンニンが水溶性で溶けて渋みを感じ、1ヶ月ほど干すとタンニンが不溶性になって甘くなるそうです。下のは早生の小型の柿で、10月中旬頃には熟す甘柿です。以前はご先祖様がこのカキノキに富有柿(ふゆ柿)を接ぎ木して、富有柿を収穫して食べていたのですが、落葉して近所に葉をまき散らすので、根本から切って60cmほど土に埋め重機で踏み固めていたのですが、埋まった地中から芽を伸ばし、7年越しで実をつけたものです。この柿の実の直径は5cmぐらいと可愛らしい甘柿で、種類はご先祖様が植えたものなので分かりません。花は雌雄同株で雄花と雌花があり、雌花には基部が大きくふくらんでいるので見分けることができます。
作業カレンダー(暖地基準の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期
開花
収穫時期
収穫
場所
日向
植え付け
植え付け 植え付け
剪定
剪定 剪定
肥料
寒肥 肥料

柿の花(雄花)
5月中旬、自宅の庭

柿の雌花
5月中旬、自宅の庭

柿の青い実
6月下旬、自宅の庭

柿の実
10月上旬、自宅の庭

柿の木の育て方

植え付け

日当たりを好むので日当たりのよい所に植え付けます。植え付けの時期は11月〜3月頃に行うのが理想的です。大きめの穴を掘って牛糞や腐葉土を混ぜ込んで植え付けます。

水やり

植え付け後はしばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は特に与える必要はありません。

肥料

寒肥を12月から2月頃に、追肥として7月頃に骨粉入り固形油粕などを株元にまくぐらいでかまいません。

剪定

花芽は7月頃から形成され、翌年の春に花を咲かせ秋に実を成らせます。剪定の時期は1月から2月の落葉期が適期で、すでにこの時期は前年に伸びた枝先2、3芽ぐらいに花芽を持っているので、枝先ばかりを切ってしまうと、花が咲かずに実が成らないので注意してください。前年に実を着けた古い枝や、込み入った不要枝などを元や分かれ目で切るぐらいにします。もし高さを抑えたい場合は、上に伸びる枝は切り戻して、横に枝が伸びるようにするとよいです。

接ぎ木

渋柿やあまり甘くない柿の木を台木に、美味しい柿の穂木を使って接ぎ木すると、穂木と同じ味の柿が成ります。うちの柿も小さくてあまり甘くない柿なので、近所の人に美味しい柿の挿し穂をもらって接ぎ木してみたので紹介します。
3月中旬 6月上旬 7月上旬 11月上旬
柿の接ぎ木
接ぎ木

葉が出てきた

更に葉が茎が伸びた

大きくなった

接ぎ木した所

時期

柿の木の接ぎ木の時期は春の3月下旬〜4月上旬頃に行うのが理想的です。柿の接ぎ木は年に1回しかチャンスがないので、失敗すると来シーズンと言う事になってしまうので、数本接ぎ木しておく事をお勧めします。

必要なもの

台木は2、3年の苗を使って行うのが理想的です。穂木は2、3芽つけた、長さ5cmから10cmぐらいの前年枝を使います。うちで行った穂木は3月に近所の人に分けてもらて接ぎましたが、1か月ぐらい前に取っておき、冷蔵庫で保管しておいて使われる事が多いようです。台木と穂木以外に必要なものはナイフ、接ぎ木テープ、ナイロン袋、他にビニール袋を支える蘭などの支柱があるとよいです。接ぎ木テープの代わりにビニールテープを使用しても構いませんが、接ぎ木テープの方がよく伸びるのでよいと思います。

接ぎ木のポイント(形成層)

接ぎ木のポイントは、必ず台木と穂木の形成層を合わせて接ぎ木します。形成層は表皮のすぐ下にあり、ここの位置をしっかりと覚えておく事が大切です。形成層の位置は文書では説明しにくいので、下の写真を参考にしてください。

実践

台木の穂木を差す表皮の下辺りにナイフで切れ込みを入れます。接ぎ木の位置は天辺に行う切り接ぎという方法が一般的ですが、横で行う腹接ぎという方法もあります。穂木は台木に密着するよう二か所切ります。台木と穂木の形成層が合う位置に、カッターで切った面が密着するようにします。あとは接ぎ木テープを軽く伸ばす感じで、隙間ができないようしっかり巻きつけます。あまり強く引っ張ると切れてしまうので注意してください。巻いたら乾燥を防ぐためと雨に当てないようビニール袋などで覆っておきます。下は柿の接ぎ木の写真を一部撮っていなかったので、一部梅の木を代用しています。柿の木も梅の木も接ぎ木の方法は同じですが、梅の木の接ぎ木(切りつぎ)は2月下旬〜3月上旬頃と時期が異なります。
切り接ぎ

穂木の処理(柿の木)

形成層が合う位置(梅の木)

形成層が合っていない位置(梅の木)

切り口を密着させる(梅の木)

切り口が密着していない(梅の木)

接ぎ木テーブ(柿の木)

ビニール袋(柿の木)

腹接ぎ

腹接ぎの位置(柿の木)

腹接ぎ(柿の木)

葉が出てきた(柿の木)

接ぎ木成功

接ぎ木が成功すると、2、3カ月もすると葉が伸びてきます。写真は2本のうち1本から葉が出て、もう1本は失敗と思っていたのですが、しばらくすると葉が出てきました。ビニール袋は葉が出たからと急に外すと、葉からの蒸散と水の吸い上げのバランスが壊れて葉が萎れてしまう事があるので、少しビニール袋に穴を開け、夏までに少しずつ穴を大きくして外してしまいます。穴を開ける際は、水が溜まらないよう水の抜け穴も作ってください。接ぎ木テープは一年ぐらいしたら外しますが、食い込んできたら緩めて巻きなおすとよいです。
2カ月〜3カ月
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