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キバナコスモス (黄花秋桜)

科・属名:キク科・コスモス属/原産地:メキシコ/学名:Cosmos sulphureus

分類: 非耐寒性一年草


寒さ: 寒さで枯れる
暑さ: 強い
草丈: 20cm〜100m(矮性種:20cm〜30cm、高性種:60cm〜100cm)
花径: 5cm〜6cm
花色: 橙色、黄色、赤
種まき: 春まき
発芽温度(15℃〜20℃)
直まき、ポットまき
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花(高性種)
花言葉: 野生美
通販店: 楽天市場にあり
キバナコスモスはメキシコ原産の1年草の草花です。コスモスの仲間は20種類以上があり、主に日本に流通しているのはコスモスとして知られているピンクや白色の花を咲かせるビピナタス種(C.bipinnatus)と、ここで紹介している黄色や橙色の花を咲かせるスルフレウス種(C.sulphureus)のキバナコスモスがあります。一見すると花色が違うだけのように見えますが、キバナコスモスは茎が固いので普通のコスモスのように花が風でゆらゆらと揺れないです。種類によって花の咲き方が一重咲きと八重咲き、草丈が60cmから100cmぐらいの高性種と20cmから30cmぐらいの矮性種があります。高性は切り花に向いていて、矮性はコンパクトなので鉢植えや花壇の縁などにも向いています。育てるのは普通のコスモスと同じく、日当たりと水はけのよい痩せた土地を好み丈夫です。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
種まき 種まき
植え付け 植え付け
肥料 肥料
鉢の水やり 表面が白く乾けば与える
キバナコスモス キバナコスモス
一重咲きのキバナコスモス
一重咲き
八重咲きのキバナコスモス
八重咲き
花壇に植えられた矮性種(キバナコスモス)
花壇に植えられた矮性種
花壇に植えられた高性種(キバナコスモス)
花壇に植えられた高性種

キバナコスモスの育て方

よい花を咲かせる

日当たりが良く水はけのよい痩せ地で沢山の花を咲かせます。特に肥料が多いと、葉ばかりが茂って花の数が減るので注意した方が良いです。

種まきから育てる

売られているポット苗を植える方法もありますが、沢山の花を咲かせるなら種まきが経済的です。種まきの時期は桜が散り終わった4月中旬頃から7月上旬頃まで行えます。4月中旬頃に蒔くと7月が花の最盛期になり、7月上旬頃に蒔くと秋が花の最盛期になります。覆土は種が隠れるぐらいと薄めに、あまり厚くなると発芽率が悪くなるので気をつけます。

庭の直まき

庭に直接種を蒔く直まきすると、沢山の花を咲かせられます。日当たりのよい所に、控えめに堆肥を混ぜて耕し水はけをよくしておきます。肥料を多く混ぜると、葉が沢山茂って花は少なくなるので、肥えた土地では何も混ぜない方がよいです。種まきしたら土を乾かし過ぎないよう、雨が降らないようなら水やりします。芽が出たら引っ付かないように間引きをして、最終的には矮性で20cmぐらい、高性で30cmぐらいの間隔になるようにします。
4月下旬 5月下旬
ポット蒔き(キバナコスモス)
ポット蒔き
育った苗(キバナコスモス)
育った苗

ポットまき

庭の一部分や鉢植えに植える場合はポットまきにして苗を作ってもよいです。各ポットに2、3粒ず蒔いて、明るい所に置いて土が乾かないよう水やりします。芽が出たら日当たりの良い所に置いて、元気なのを1つ残して間引きします。

ポット苗の植え付け

植える間隔は草丈が低い矮性で20cmぐらい、背の高い高性は30cmぐらいの間隔に植えるとよいです。庭に植える前は控えめに堆肥を混ぜて耕し水はけをよくします。痩せた所を好むので、堆肥が多過ぎると肥料分が多過ぎて葉ばかり茂る事があるので注意してください。鉢植えの土は市販されている花の培養土、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など自分好みの標準的な土でよいです。
ポット苗の植え付け(キバナコスモス)
苗の植え付け
キバナコスモス
開花

肥料は控えめに

根が肥料分を吸収しやすく、多いと葉が沢山茂って花数が減ってしまいます。庭では耕す時に堆肥を混ぜて耕すぐらいですが、もし肥えているようなら混ぜない方が良いです。鉢植えは緩効性の化成肥料を、春から秋まで控えめに置き肥します。もし肥料が少ないと感じたら、薄めの液体肥料を追肥するとよいです。

水やりについて

比較的乾燥には強いです。苗の頃は乾かし過ぎないように注意しますが、その後の庭植えは日照り続きで雨が降らず、土が乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。鉢植えでは鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

農薬の散布

アブラムシが発生する事があるので、見つけたら殺虫剤を散布します。またハダニが発生すると葉が枯れるので、対応した殺虫剤を散布して早めに駆除します。

種採りして来年も

こぼれ種で自生する事が多いですが、種を採っておくと、また来年好きな所へ蒔いて楽しむ事ができます。一株では結実しませんが、何株も一緒に植えておくと自然と結実して種ができます。
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