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マリーゴールド

別名:サンショウギク(山椒菊)
科・属名:キク科・タゲテス属/原産地:メキシコ/学名:Tagetes patula(フレンチ)、Tagetes erecta(アフリカン)

分類: 一年草


寒さ: 寒さで枯れる
暑さ: 強い
草丈: アフリカン種(60cm〜80cm)
フレンチ種(30cm〜40cm)
花径: アフリカン種(5cm〜12cm)
フレンチ種(2cm〜5cm)
花色: 橙色、黄色、白など
種まき: 4月〜5月
発芽温度(20℃〜25℃)
箱まき、直まき
増やし方: 挿し芽(4月下旬〜6月)
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、寄せ植え、切り花
花言葉: 嫉妬、悲哀
通販店: 楽天市場にあり
マリーゴールドは初夏から秋の長い間花を咲かせ続ける一年草の草花です。初夏から秋頃に花を咲かせる定番の花で、花壇やプランターなどに植えられているのをよく見かけます。種類は大まかにアフリカンマリーゴールドという花が10cmぐらいと大きいタイプ、フレンチマリーゴールドという花の大きさが3cm〜5cmぐらいのタイプがあります。また、これらが交配された種類の他、花の大きさが1cmぐらいと小さいメキシカン種というのもあります。 花の形は八重咲きと一重咲きがあり、花色は橙色、黄色が多く、色が混じったものも多くあります。各タイプの中にもいろいろな品種があって、草丈が矮性の種類やフレンチ種のなかでも花が2cmぐらいと小さいモウグリバイカラーという種類などもあります。マリーゴールドのマリーは聖母マリアから取った名前だそうです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
種まき 種まき
植え付け 植え付け
切り戻し 種類で
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば 毎日 表面が乾けば

フレンチマリーゴールド(橙色)
7月上旬、自宅の庭

アフリカンマリーゴールド(黄色)
9月中旬、植物園

フレンチマリーゴールド(赤と黄色の斑)
10月下旬、自宅の庭

花壇のアフリカンマリーゴールド
7月上旬、植物園

フレンチマリーゴールド(一重咲き)
11月上旬、自宅の庭

フレンチマリーゴールド(パスカル)の全体
8月中旬、自宅の庭

フレンチマリーゴールド(タイガーアイ)
10月中旬、自宅の庭

フレンチマリーゴールド(モウグリバイカラー)
8月中旬、自宅のハンギングバスケット

マリーゴールドの育て方

苗の植え付け

春に苗が出回るので、購入したら植え付けるか、種まきして苗を作って植えつけます。 他の花と寄せ植えにしてもよいですし、マリーゴールドは種類が豊富なので、花色の違うもの同士や花の形や草丈の異なる種類を寄せ植えにしても楽しいと思います。

鉢植え

用土は普通の花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。65cmプランターに植えつける苗の数は、大輪の種類なら2株から3株を目安に、普通の種類は3株から5株を目安に植えつけます。

花壇

日当たりのよい所に苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に堆肥などを混ぜ込んで植え付けます。株間は普通の種類で25cmから30cmぐらい、大輪の種類は30cmから40cmぐらいの間隔で植え付けます。痩せ地でも育つので、あまり上質な土でなくても大丈夫です。

種まきから育てる

種まきで比較的容易に育てる事が出来ます。時期は春の4月から5月上旬頃、方法は箱まき直まきで行えばよいと思います。覆土は種が隠れるようにして、葉が伸びてきたら間引きしてゆきます。箱まきでは本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、本葉が6、7枚になる前に一度摘心してから植え付けるとよいです。庭では品種によってこぼれ種で芽が出てくるので、見つけたら好きな所に移植すればよいです。その他は植え付けの項目と同じです。
箱まき

5月上旬にポットに仮植え

6月上旬に定植

7月上旬

春から秋の管理

鉢植え

日当たりを好むので、日当たりによい所で育てます。 水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。夏の日差しの下ではよく乾くので毎日の水やりになりますが、乾燥には比較的強い方です。肥料はあまり多く必要ないので、春の5月から6月、秋の9月から10月頃に緩効性の化成肥料を置き肥するか、定期的に液体肥料を与えます。その他は花の肥料のページを参考にしてください。

花壇

水やりは定植後はしばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は日照り続きで雨が降らず、用土が乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。乾燥には結構強いほうです。肥料は痩せ地でも花を咲かせるので、牛糞などの元肥を混ぜて植えつければ、その後は生育が悪いようなら即効性の化成肥料や液体肥料などを追肥するぐらいでよいです。痩せ地でも花を咲かせ、肥料が多いと葉ばかり茂って花があまり咲かない事があるので注意してください。

花がら摘み

咲き終わった花を切り取った方が、種が出来ず養分を奪われないので、次から次へとよい花が咲きます。

切り戻し

種類によって真夏の暑さで花が咲かなくなるので、咲かなくなったら半分ぐらい切り戻して秋にもよい花を咲かせます。
9月上旬

10月下旬

病気や害虫


ネキリムシ
マリーゴールドの根はネマトーダ類を駆除する効果があると言われています。ネマトーダ類は1mmほどと小さいミミズのような生き物で、根や葉に寄生して植物を弱らせます。マリーゴールドを植えると、ネマトーダ類が減ると言われています。ですがハダニやネキリムシの被害にあう事があるので、ハダニはスミチオンなどを、ネキリムシは土の中にいるのを見つけて殺すか、ネキリトンなどを散布しておきます。右はネキリムシに茎を食われて枯れた時のものです。その他は害虫のページを参考にしてください。

増やし方

挿し木

通常は種まきからですが、挿し木でも増やす事かできます。3節分ぐらいの挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取ります。20分ぐらい水揚げして、あれば発根促進剤をつけて、取った葉の所が土に埋まるように挿します。茎を倒して土の埋めると発根するので、茎伏せしてもよいと思います。その他は挿し木のページを参考にしてください。
関連リンク