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ムシトリスミレ (虫取り菫)

科・属名:タヌキモ科・ムシトリスミレ属/原産地:日本、北米、メキシコなど世界各地/学名:Pinguicula

分類: 多年草、食虫植物


寒さ: 温帯低地性(やや弱い、0度以上)
熱帯高地性(弱い、5度以上)
暑さ: やや嫌う(種類による)
草丈: 10cm〜15cm
花径: 1.5cm〜3cm
花色: 紫、ピンク、白、赤、黄色
種まき: 採り蒔き
増やし方: 株分け、葉挿し
場所: 温帯低地性(日当たりを好むが、夏は涼しく明るい日陰、冬は凍らない所)
熱帯高地性(半日蔭を好む、冬は5度以上
用途: 鉢植え
通販店: 楽天市場にあり
ムシトリスミレは食虫植物で、葉に粘液があり虫を捕らえて養分にします。スミレの仲間ではありませんが、花がよく似ているのでこのような名前になっています。世界各地に80種類ほどが分布しており、生息地によって性質が異なります。高山性のものは暑さに弱く育てにくいですが、一般に売られているものは温帯低地性の種類が多く、比較的育てやすいです。湿った岩場などに生息するので水を好み、水苔などに植えられて育てられ、寒くなると冬芽というロゼット状の葉になって越冬するのも多いです。日本には北海道、本州中部以北、四国の高山に分布しているものと、栃木県の奥日光付近に分布しているコウシンソウと呼ばれる国の特別天然記念物に指定されているものがあります。
作業カレンダー(暖地基準の育て方) ※温帯低地性
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期
開花
場所
日向 半日陰 日向
植え替え
植え替え
株分け
株分け
鉢の水やり
乾かさないように

ムシトリスミレ
5月下旬、自宅の鉢植え

ムシトリスミレの全体
5月下旬、自宅の鉢植え

葉に引っ付いて動けなくなった虫
5月下旬、自宅の鉢植え

ムシトリスミレの育て方(温帯低地性)

こちらは育てやすい温帯低地性の育て方になります。その他、熱帯高地性、温帯高山性などがあり日照条件や耐寒性など異なるものがあります。

場所

日差しの弱い秋から春は日当たりのよい所で育てますが、夏の暑さは嫌うので明るい日陰で育てたり50%ぐらい遮光するとよいです。寒さにはさほど強くないですが、暖地では戸外の日当たりがよく霜の当たらない軒下などで越冬できます。何度も凍ると枯れる事があるので、凍りそうな寒い日は室内に入れます。

水やり

湿った所に生息しているので水を好みます。水苔などに植えて、鉢土が乾く前に与えます。戸外で育てる場合はよく乾くので、生育期の春から秋は水を貯めた受け皿に鉢を乗せて腰水栽培すると楽です。できるだけ新鮮な水と入れ替え、過湿で根が腐る事があるので、鉢を深く浸けないよう浅めにします。

植え替え

水を好むので水苔に植えたり、酸性土壌を好むので無調節のピートモスに細かい桐生土などを等量混ぜてもよいです。時期は2月から3月頃に必要なら株分けを兼ねて植え替えます。

増やし方

株分け

子が増えるので株分けで増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。

葉挿し

葉挿しでも増やす事ができます。浅鉢などに湿らした水苔などに敷いて、その上に葉を置くだけで発根して子ができるので、少し大きくなったら鉢上げします。時期は冬から春に行うのが理想的ですが、それ以外の時期にも行えるので、葉が落ちたらやってみるとよいです。

種まき

花後に種が出きるので、それを採って水苔などにすぐに蒔きます。開花までには時間がかかるので、葉挿しの方が早く咲かせられます。

肥料

痩せ地で育つので肥料は必要ありません。戸外で育てていると虫が葉に引っ付いて離れられず養分になります。

花茎切り

花が咲き終わったら花茎を切りとします。種を採りたい時は残しておきます。
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