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ニューギニア・インパチェンス

科・属名:ツリフネソウ科・ツリフネソウ属/原産地:ニューギニア〜ソロモン諸島/学名:Impatiens hawkeri

分類: 一年草(本来は多年草)


寒さ: 弱い(寒さで絶える)
暑さ: やや弱い
草丈: 15cm〜40cm
花径: 3cm〜6cm
花色: 赤、ピンク、白、橙色など
場所: 半日蔭
増やし方: 挿し芽
用途: 鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット
花言葉: 浮気しないで、短気
ニューギニア・インパチェンスは南国らしい鮮やかな花を咲かせます。インパチェンスの仲間で、少し大きな花を咲かせます。名前の通りニューギニアの高地で見つけられ、いくつかの種類と交配されて今の姿になっています。春に苗が出回り寒さで枯れる一年草ですが、冬を室内で越冬させると越させる事ができます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内の日向 半日蔭 明るい日蔭 半日蔭 室内
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
挿し芽 挿し芽 挿し芽
切り戻し 切り戻し 切り戻し 花後
肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾いたら 鉢土の表面が乾いてきたら(夏の水切れに注意) 表面が乾いたら

ニューギニア・インパチェンス
5月中旬、植物園

ニューギニア・インパチェンス(赤)
5月上旬、植物園

ニューギニア・インパチェンスの全体
8月上旬、植物園

沢山のニューギニア・インパチェンス
8月上旬、植物園

ニューギニア・インパチェンスの育て方

場所

夏の強い日差し嫌い、夏の暑さを嫌います。春や秋の日差しの弱い時期は、午前中の日光が当たるような半日陰で、夏は強い日差しを避けた風通しのよい明るい所で育てます。寒さには弱い一年草なので、冬は寒さで枯れてしまいますが、本来は多年草なので、冬を5度以上の室内で越冬させる事もできます。

植え付け

春に苗が売られているので、入手したら植えつけます。一株でとても大きくなる品種は、かなり大きめの鉢に植えつけます。用土は通気性のよい用土を好むので、花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などに植えつけます。

植え替え

生育期間中

売られている鉢植えは根が詰まっている事が多いので、根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えるとよいです。生育が旺盛なので、生育期間中に根が詰まって水やりが大変になったら、根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。用土は植え付けの項目と同じです。

越冬後

冬を室内で越冬させた株は4月頃になったら植え替えます。植え替える際は、株元から10cmぐらい残して切り戻します。用土は植え付けの項目と同じです。

水やり

やや湿った所を好み水切れを嫌います。生育期の春から秋はよく水を吸い上げるので、鉢土の表面が乾いてきたら与えます。夏はよく水を吸い上げるので、毎日の水やりになります。冬を室内で越冬させているものは、鉢土の表面が乾けば与えます。

肥料

生育期の春から秋の間、緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に花の液体肥料を与えます。 その他、肥料については肥料の使い方を参考にしてください。

花がら摘み

咲き終わった花びらは病気の元になるので、取り除くようにします。

切り戻し

夏の暑さで開花が鈍り姿が乱れたら、枝先を2節分ぐらい切り戻して脇芽を出させ、秋にまたよい花を咲かせます。冬を室内で越冬させた株は、秋に3分の1ぐらい切り戻し室内で越冬させ、春の植え替えと一緒に株元から10cmぐらい残して切り戻します。

増やし方

挿し芽

挿し芽で増やす事ができます。時期は5月から7月上旬頃、秋の9月頃にも行えます。長さ3、4節ぐらいの挿し穂を用意して、一番下の葉を取り除きます。水を入れたコップになどに30分ぐらい付けて水揚げして、葉の取った節が用土に埋まるように挿します。秋に挿し芽してポット苗を作り、冬を越させて春に植えつけてもよいと思います。 その他は挿し芽のページを参考にしてください。
ニューギニア・インパチェンスの挿し木

挿し穂

約 1か月後

病気や害虫

ハダニが発生する事があります。乾燥すると着きやすいので、葉にも水をかけるとある程度予防できます。もし発生してしまったら殺虫剤を散布して駆除します。また、花がらを放置すると病気が発生する事があるので、花がらは小まめに取り除くようにします。その他は病気や害虫のページを参考にしてください。
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