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ナツザキフクジュソウ (夏咲き福寿草)

別名:アドニス・アエスティバリス
科・属名:キンポウゲ科・フクジュソウ属/原産地:ヨーロッパ/学名:Adonis aestivalis

分類: 一年草


寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 20cm〜40cm
花径: 約 2cm
花色: 赤、橙色
種まき: 春まき
発芽温度(15℃〜18℃)
箱まき、直まき
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え
花言葉: 永久の幸福、思い出、祝福(フクジュソウ)
普通のフクジュソウは多年草なのですが、この夏咲き福寿草は一年草で小さな赤い花を咲かせます。暖地の種まきは早春ぐらいと早めに種を蒔いた方がよいです。種まきが遅くなると開花せずに終わってしまう事があります。ナツザキフクジュソウの株自体の寿命はあまり長くありません。他にアキザキフクジュソウという種類もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
種まき 種まき 仮植え 定植
肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

ナツザキフクジュソウ
7月上旬、自宅の庭

ナツザキフクジュソウ2
5月上旬、自宅の庭

ナツザキフクジュソウの全体
5月上旬、自宅の庭

ナツザキフクジュソウ3
4月下旬、自宅の庭

ナツザキフクジュソウの育て方

種まき

暖地の大分市で秋に種を浅鉢に蒔いてみると発芽率は非常に低く、20粒ほど蒔いたうち一つしか発芽しませんでした。種を蒔いた鉢はそのまま軒下に放置していると、春の2月下旬頃になると沢山発芽しました。この事からナツザキフクジュソウは冬の低温にさらされてやや暖かくなると沢山発芽するのではないかと思われます。発芽温度は低めで15度もあれば発芽するようです。暖地での種まき時期は1月下旬〜2月頃の早春にまいて低温に当てるように種を蒔くと成果がよいと思います。発芽までには1ヶ月ほどかかるので、用土は乾かさないように注意します。方法は箱まき直まきしてもよいと思います。箱まきでは本葉が出てきたらポットに仮植えして、根が回ってきたら20cmぐらいの間隔で定植します。鉢植えの用土は花の培養土など普通でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。花壇では苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んで植え付けます。
2月下旬 4月中旬 5月上旬

秋に種まきすると早春に発芽しました。

仮植え後 1ヶ月ほど

庭に定植

開花

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。夏には暑さで枯れてしまいます。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が白く乾けば与えます。庭植えの場合は植え付け後しばらくはあまり乾かさないよう注意しますが、その後はあまり雨が降らいようなら与えるぐらいでよいです。その他は、花の水やりをご覧ください。

肥料

鉢植えでは緩効性の化成肥料や液体肥料などを定期的に与えればよいです。花壇の場合は牛糞などの堆肥を与えていれば、その後の追肥に植え付け後1ヶ月ぐらいしてからと、開花前に速効性の化成肥料などを追肥すればよいです。

花がら摘み


夏咲き福寿草の実
花が終わるとよく種ができます。早めに摘み取って次の花を咲かせます。
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