トップネモフィラ 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

ネモフィラ

科・属名:ムラサキ科・ネモフィラ属/原産地:北アメリカ/学名:Nemophila

分類: 一年草


寒さ: 強い〜やや弱い
暑さ: 暑さで枯れる
草丈: 15cm〜30cm
花径: 2cm〜3cm
花色: 紫、青、白など
種まき: 秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
直まき、ポットまき(移植を嫌う)
場所: 日当たりを好む
用途: 鉢植え、花壇、寄せ植え、グランドカバー
花言葉: どこでも成功、愛国心、可憐
ネモフィラは春の3月から5月頃に花を咲かせる一年草の植物です。18種類ぐらいの仲間があり、よく見かけるのは花弁が瑠璃色で中央が白い、和名でルリカラクサ(瑠璃唐草)、英名ではベビーブルーアイズと呼ばれるものです。2cmぐらいの小さな花がカーペットのように広がりとても美しいです。他にも花色の違う種類があって、同じようにカーペットのように沢山の花を咲かせます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向 日向 日向(霜よけ)
種まき 種まき 仮植 定植
植え付け 植え付け 植え付け
肥料 元肥 元肥
鉢の水やり 表面が乾けば与える 表面が乾けば与える
ネモフィラ ネモフィラ

主な種類

瑠璃色の花を咲かせる、和名のルリカラクサは学名がメンジェシー(N.menziesii)、インシグニスとも呼ばれています。高さは20cmぐらい、花の大きさは2cmぐらいです。色違いもあって白花を咲かせるスノーストーム、黒花のベニーブラックなどもあります。他に学名がマクラータ(N.maculata)という白花で花弁の先端が紺色の種類もあり、こちらは草丈が30cmぐらいとやや高く花の大きさも3cmぐらいと全体的に少し大きいです。いずれも性質や育て方に違いはないです。
ネモフィラ(ルリカラクサ)
ルリカラクサ
ネモフィラ・スノーストーム
スノーストーム
ネモフィラ・ベニーブラック
ベニーブラック
ネモフィラ・マクラータ
マクラータ

ネモフィラの育て方

ポット苗の植え付け

鉢植えの用土は市販されている花の培養土や赤玉土(小粒)6、腐葉土4など標準的な土でよいです。間隔は20cmぐらい、65cmプランターなら4株ぐらいが目安です。庭植えでは日当たりのよい所に苦土石灰、完熟堆肥、控えめに化成肥料を混ぜて植え付けます。暖地では霜よけせずに越冬し、霜の厚い地域では不織布などの霜よけが必要です。
12月上旬 1月上旬
ポット苗(ネモフィラ)
ポット苗
植え付け(ネモフィラ)
植え付け
植え付け、約1ヵ月後(ネモフィラ)
植え付け、約1ヵ月後

種まき

ポットまき(ネモフィラ)
ポットまき
暖地での種蒔きは秋の9月下旬から10月中頃が適期になります。移植を嫌うので直まきポットまきするとよいです。覆土は種が埋まるように行います。直まきでは株間が20cmぐらいになるように間引きます。ポット蒔きでは3粒ずつまいて、芽が出たら元気なのを1つ残して間引きします。

定植後の管理

鉢植え

日当たりがよく、冬は霜が当たらない所に置くとよいです。やや過湿を嫌うので、水やりは表面が白く乾いてから与えれます。肥料が多いと草丈が高くなりやすいので、緩効性の化成肥料を控えめに置き肥するとよいです。もし葉色が悪くなったら液体肥料を追肥するとよいです。

庭植え

ネモフィラ
水やりは植えてから根付くまで与え、その後は自然の雨だけで育ちます。肥料が多いと草丈が高くなり姿が乱れやすいので、元肥を混ぜて植え付ければ、その後は葉色が薄くなったら即効性の化成肥料を追肥するぐらいです。

病気や害虫

アブラムシが葉や蕾につく事があります。見つけたらスミチオンなどの殺虫剤を散布して駆除します。
関連リンク