トップゼラニウム 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

ゼラニウム

別名:テンジクアオイ(天竺葵)
科・属名:フウロソウ科・ペラルゴニウム属/原産地:園芸品種/学名:Pelargonium hortorum

分類: 多年草
寒さ: やや弱い
暑さ: 強い
草丈: 20cm〜80cm
花径: 3cm〜5cm
花色: 赤、桃色、白など
種まき: 春、秋
発芽温度(20度〜25度)
箱まき、ポット蒔きなど
増やし方: 挿し木
場所: 日当たりを好む(夏の西日は避ける)。
用途: 鉢植え、花壇(暖地)
花言葉: 君ありて幸福、友情、慰め、決心、 愛情
ピンク(快心、決意、堅実、真の友情)、赤(君ありて幸福)
通販店: 楽天市場にあり
ゼラニウムはペラルゴニウムの仲間で四季咲き性の多年草になります。主に南アフリカ原産のゾナル(p.zonale)やインクィナンス(p.inquinans)などの原種から作られた園芸品種になり、葉が丸い形をしていて独特な香りがします。花色は赤、桃色、白、サーモンなどの他、覆輪もあります。19世紀にヨーロッパで品種改良されたものが今の基本的な姿になっているようで、日本へは江戸時代の終わり頃に入って来たそうです。その頃は花よりも斑入りの葉を観賞して楽しまれたそうです。

生育環境

日当たりを好み、乾燥には比較的強く過湿を嫌います。生育する適温は15℃から25℃ぐらいと言われ、夏の高温が少し苦手で、耐寒温度は0度ぐらいと寒さにやや弱いですが、鉢植えにすると比較的容易に育てる事ができます。暖地の霜の少ない所で庭植えすると、うまく育つととても大きくなります。四季咲き性ですが、夏は暑さで花が少なくなり、春と秋の間に比較的長く花を楽しむ事ができます。冬でも日当たりのよい温室内なら花を咲かせる事ができます。

栄養系

挿し木で増えるタイプで八重咲きをしたものや葉が斑入りをした品種があります。挿し木で容易に増やす事ができます。

実生系

種まきから増えるタイプで生育環境のよい所では種まき後100日ぐらいで開花します。樹形は矮性で分岐が多くコンパクトな姿をしています。
作業カレンダー(暖地基準の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期
開花
場所
日向(軒下・0度以上) 日向(雨よけ、夏の西日を避ける) 日向(軒下)
種まき
室内の日向 春まき 仮植え 種まき 仮植え 室内の日向
植え付け
苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え
植え替え 植え替え
挿し木
挿し木 挿し木
切り戻し
切り戻し 切り戻し
肥料
肥料 肥料
鉢の水やり
鉢土の表面が白く乾いてから与える

ゼラニウム(赤)
5月上旬、自宅の鉢

ゼラニウム(ピンク)
5月下旬、自宅の鉢

ゼラニウム(白)
5月中旬、自宅の鉢

モミジ葉ゼラニウム
5月下旬、自宅の鉢

ゼラニウムの全体
5月中旬、自宅の鉢

ゼラニウムの全体2
5月中旬、自宅の鉢

斑入りのゼラニウム
5月下旬、自宅の鉢

庭植えのゼラニウム
5月下旬、大分県の海辺

ゼラニウムの育て方

場所

日当たりを好みます。日当たりが悪いと花つきがよくないので注意してください。夏は日差しが強すぎるので、西日を避けた風通しのよい所に置くとよいです。暖地では夏の強い日差しと高温で葉が傷む事があるので、痛むようなら風通しのよい半日蔭に置いたり20%から50%ぐらい遮光するとよいです。長雨に当たると病気になる事があるので、できるだけ長雨には当てないようにします。暖地では寒くなったら霜に当たらないよう軒下で越冬が可能で、凍りそうな日だけ室内に入れた方が痛みが少なくてよいです。寒い地域では、室内の日当たりのよい窓辺などで管理します。生育する適温は15℃から25℃ぐらいで日向を好み、冬でも花を咲かせたい場合は、最低温度10度以上の室内に入れ半日以上直射日光に当てるとよいです。

水やり

多湿を嫌い乾燥には強いので、年間を通じで鉢土の表面が白く乾いてからたっぷりと与えればよいです。乾燥した所に生息しているので、乾き気味にした方が花着きがよくなります。しかし、乾燥した状態が長く続くと下葉が黄色くなって落ちるので注意してください。

植え付け

主に春になると苗が売られているので、購入したら植え付けます。南アフリカの日当たりがよく乾燥した所に生えているので、鉢植えにして長雨を避け、冬は強い寒さと霜に当てないようにして育てるのが一般的です。

鉢植え

用土は普通の花の培養土に水はけをよくするためにパーライトや赤玉土(小粒)を1割から2割ほど混ぜて水はけをよくするとよいと思います。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植え付けます。

庭植え

暖地の霜の少ない所では庭植えする事も可能です。場所は冬の寒風を避けた、夏の強い西日を避けた日当たりのよい所に苦土石灰、水はけをよくするために腐葉土を混ぜて植えつけるとよいと思います。冬は不織布などを被せて霜よけしておくと安心です。

植え替え

根が張りやすいので毎年植え替えをします。時期は春の開花前の3月頃に行うのが理想的ですが、秋の9月頃にも行えます。鉢から抜いたら、根鉢を2分の1から3分の1程くずして、古い根や腐った根を取り除きます。用土は植え付け用土と同じです。肥料は植え替え後2週間ぐらいして与えます。

肥料

肥料はあまり多く必要ありません。春の3月から6月、秋の9月から11月に暖効性の化成肥料や液体肥料を定期的に与えます。

切り戻し

春の蕾が出る前の3月頃に樹形が乱れているようなら半分ぐらいの長さに切り戻します。開花が鈍ったら軽く切り戻してまた花を咲かせます。秋の9月頃にも伸び過ぎて樹形が乱れているようなら切り戻します。

増やし方

挿し木

時期は春の4月から6月頃、秋の8月下旬から9月頃に行うとよいと思います。夏に行う場合は切り口を2日ぐらい日陰で乾かすと腐り難くします。長さ8cmぐらいの挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取り除きます。用土はパーライト5、バーミキュライト5などを利用して、平鉢などに数本挿したりポットに直接挿してもよいです。その後は明るい日陰に置いて、過湿を避けるよう鉢土が乾いてきたら水を与えるぐらいでよいです。15日から20日ぐらいしたら発根するので、平鉢に挿しているものはポットなどに鉢上げして通常の管理をします。数年して大きくなると株元の葉が少なくなって見苦しくなるので、挿し木からまた作り直すとよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。
9月上旬 4月上旬

挿し穂

大きくなった

定植

種まき

実生系の種が売られている事があります。時期は春の4月下旬から5月頃に行うのが理想的ですが、秋の8月下旬から9月頃にも行えます。方法は箱まきで行うとよいと思います。覆土は種が隠れるぐらいごく薄くします。本葉が2枚ぐらいになったらポットに仮植えします。春まきでは夏頃に定植、秋まきでは翌年の3月頃に定植するとよいと思います。
5月下旬 8月中旬

種まき後約18日(少しして仮植え)

大きくなった

定植した

花がら摘み、枯れ葉取り

花序に小さな花が次から次へと咲き続けます。咲き終わった花がらは取り除き、花序すべての花が咲き終わったら花茎を元から切り取ります。黄色くなってきた葉は取り除くようにします。

病害虫の対策

花腐れ病、灰色カビ病などになる事があります。花がらや鉢の上に落ちた花びらはを取り除くようにして予防しておきます。春から秋まで定期的に殺菌剤を散布しておくと安心です。ハダニ、アブラムシなどがつく事もあるので、見つけたら殺虫剤を散布して駆除します。その他は、花の病気と害虫駆除のページを参考にしてください。