分類: |
球根植物 |
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寒さ: |
やや弱い |
暑さ: |
強い |
草丈: |
100cm〜150cm |
花径: |
約 2cm〜6cm |
花色: |
黄色、白、赤、ピンク、橙色など |
増やし方: |
株分け |
場所: |
日向〜半日蔭 |
用途: |
鉢植え、花壇(暖地)、切り花 |
花言葉: |
信頼 |
ジンジャーリリーは花を鑑賞して楽しむ球根植物です。この仲間は70〜80種類ぐらいがあるそうで、日本で主に出回っているのはいくつかの品種が交配されて作られた園芸品種が多いようです。花色は白、黄色、橙色などがあり、大きさも小輪から大輪があります。花の香りがよく白花を咲かせるコロナリウム(H.coronarium)などが元になっているのでとてもよい香りがします。写真の白花は花弁の中央が黄色くなった園芸品種になります。和名でハナシュクシャと呼ばれ、同じショウガ科で香辛料や漢方薬に使われる学名がAlpiniのシュクシャ、ジンジャーとは別の種類になります。寒さにやや弱いですが、暖地では庭植えすると地上部の葉を枯らせて越冬する丈夫な草花です。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
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開花 |
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場所 |
日向〜半日蔭 |
半日蔭 |
日向〜半日蔭 |
植え付け |
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植え付け |
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植え替え |
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植え替え |
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株分け |
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株分け |
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肥料 |
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肥料 |
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鉢の水やり |
断水 |
表面が乾けば |
表面が乾いてきたら |
表面が乾けば |
断水 |
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ジンジャーリリーの育て方
半日蔭で育ち丈夫です
日当たりが多少悪くても花を咲かせる丈夫な球根植物です。乾燥にやや弱いので、夏の強い日差しを避けた半日蔭が適しています。寒さにやや弱いですが、地面が凍らなければ庭に植えられます。霜よけは暖地では必要ないですが、寒い地域では必要になります。冬は寒さで葉が枯れて球根だけで越冬して、春になると新芽が伸びて夏から秋には花が咲くようになります。
植え付け
植え付け時期は4月から5月頃が適期に成ります。葉の出たポット苗はその他の時期でも植えられます。
庭植え
乾燥にやや弱いので、夏の強い日差しが当たらない半日陰に植えるとよいです。植える所に完熟牛糞などの堆肥と水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜて耕し、6cmぐらい土を被せて植えます。複数植える場合は20cmぐらい間隔をあけます。
3月下旬 |
11月上旬 |
ポット苗 |
開花 |
鉢植え
草丈が1m以上と大きくなるので、8号以上の大きな鉢に植えます。用土は園芸用の花の培養土でよいし、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などを利用するとよいです。
庭の管理
水やりと肥料
水やりは春から秋にかけて、雨が降らず乾き過ぎるようなら与えます。肥料は春、初夏、秋に化成肥料をまいておくとよいです。冬は休眠するので、水も肥料も必要ないので与えません。
植え替えと株分け
3年以上が経って窮屈になったら間引くように株分けを兼ねて植えなおすとよいです。時期は春の4月から5月頃、堆肥や腐葉土などを混ぜて植え替えます。
冬の霜よけ
霜が厚くなる地域では霜よけしておきます。藁や冬に枯れた葉を厚めに敷くとよいです。
鉢植えの管理
置き場所
夏は強い日差しを避けた半日蔭、その他の時期は日当たりの良い所から半日蔭に置くとよいです。冬になると葉が枯れて休眠するので、暖地では雨の当たらない軒下などに置いて越冬させるとよいです。寒い地域では凍らないよう室内で越冬させるとよいです。
水やり
葉のある生育期の水やりは乾かし過ぎないように注意します。鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、夏はよく乾くので表面が乾いてきたら与えるとよいです。冬になると葉が枯れて休眠するので、軒下などに置いて水を与えないで越冬させます。春になって新芽が出てきたら水やりをはじめます。
肥料
5月から10月まで緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えるとよいです。
植え替え
よく増えるので毎年植え替えるとよいです。時期は4月から5月頃、根鉢の回りの土を3分の1ぐらい取り除いて一回り大きな鉢で植え替えたり、株分けして同じ鉢に植え替えてもよいです。用土は植え付けの項目と同じです。
庭と鉢、共通の管理
株の分け方
一つ一つ細かく分けてもよいし、適当な塊にして分けてもよいです。時期は4月から5月頃、植え替えと一緒に行います。
花茎切り
花が咲き終わった花茎は見苦しいので切り取るとよいです。
枯れ葉取り
冬になると葉が枯れて見苦しくなるので切り取るとよいです。庭では霜よけに利用できます。
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