分類: |
常緑低木 |
|
寒さ: |
強い |
暑さ: |
強い |
樹高: |
50cm〜150cm |
花径: |
花序は3cm〜4cm、萼は約 8mm |
花色: |
白、黄色、紅色 |
場所: |
日向〜半日蔭 |
増やし方: |
挿し木 |
作業: |
剪定 |
花芽分化: |
6月下旬頃〜 |
用途: |
庭木、生垣 |
花言葉: |
栄光、不滅、不死 |
通販店: |
楽天市場にあり
|
ジンジョウゲは早春に花を咲かす、とてもよい香りのする花です。日本へは室町時代に中国から渡って来たと言われ、名前の由来はよい香りがする沈香と香辛料などに使われる丁子を合わせたような香りがするので、こう呼ばれるようになったそうです。紅色のような花色ですが、白花を咲かせるシロバナジンチョウゲもあります。他に葉に斑の入った種類もあります。雌雄異株ですが日本に入ったのは雄株が多く、雌株はあまりないそうです。根が弱いので移植を嫌い鉢植えでは育てにくいですが、庭の植え場所がよければ毎年花を咲かせます。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
|
|
|
|
開花 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
場所 |
日向〜半日蔭 |
植え付け |
|
|
|
|
|
|
植え付け |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
植え付け |
|
|
|
|
|
|
挿し木 |
|
|
|
|
|
|
|
挿し木 |
|
|
|
|
|
挿し木 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
剪定 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
花後 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ジンジョウゲ
3月下旬、神社 |
ジンジョウゲの全体
3月下旬、神社 |
ジンジョウゲの葉と花
2月下旬、公園 |
沢山のジンジョウゲ
2月下旬、公園 |
ジンチョウゲの育て方
場所
午前中の日光が当たるような半日陰を好みます。日蔭では花芽が少なくなるので注意してください。冬の寒さに強い常緑樹で、葉のあるまま越冬します。
植え付け
時期は春の3月から5月中頃、秋の9月から10月頃にも行えます。
庭植え
3月下旬 |
根巻き苗 |
植え付け後 |
細い根が出難く大きくなってから移植すると根が切れて枯れる事があるので、よく考えた所に植え付けるようにします。水はけが悪いと根腐れしやすいので、穴は大き目にして腐葉土と牛糞などを混ぜ、水はけの悪い所ではやや高めに植えるとよいです。根の周りを麻布で巻かれた根巻き苗は、外さずにそのまま植えれば自然に分解されます。
鉢植え
用土は赤玉土7、腐葉土2、ピートモス1などを利用するとよいです。根鉢を壊されるの嫌うので、同じ大きさの鉢で育て続けるのは難いです。鉢が大きくなってきたら、挿し木から苗を作り直してもよいと思います。
水やり
庭では植え付け後しらばらく乾かし過ぎないように注意しますが、根付けば通常は特に必要ありません。鉢植えは表面が乾けば与えます。
肥料
肥料は多く必要ありません。春の5月頃、秋の9月頃に骨粉入り固形油粕などを蒔いておきます。
植え替え
根を傷めると枯れる事があるので、根鉢を壊さないよう一回りから二回り大きな鉢に植え替えます。用土は植え付けの項目と同じです。庭で育っている大きな木の移植は困難なので避けます。
増やし方
挿し木
時期は3月中旬から4月中旬に前年枝を、6月中旬から8月中旬に花後に伸びた新梢を利用できます。方法は長さ10cmぐらいの挿し穂を用意して、葉を半分ぐらいの面積に減らします。平鉢や小鉢に鹿沼土などを入れて、あれば発根促進剤を着けて節が用土に埋まるように挿します。芽が伸びてきたら根を切らないよう、丁寧に鉢上げします。その他は挿し木のページを参考にしてください。
3月下旬 |
挿し穂 |
挿し木 |
剪定
自然の樹形で形が整うので、飛び出た枝を切るぐらいでよいです。もし刈り込みを行う場合は、前年枝を少し残すようにします。時期は花後すぐに行います。花芽が6月下旬頃から形成されるので、遅くなると花芽を切ってしまうので注意してください。
病気や害虫
根に白紋羽病が発生する事が知られています。発生したら手遅れで、感染しないよう焼却するしかありません。病気にならないよう、水はけのよい所に植えるようにします。 |