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サクラソウ

別名:ニホンサクラソウ(日本桜草)
科・属名:サクラソウ科・サクラソウ属/原産地:日本〜中国/学名:Primula sieboldii

分類: 宿根多年草
寒さ: 強い
暑さ: やや弱い
草丈: 15〜30cm
花径: 約 2cm〜3cm
花色: ピンク、白など
場所: 半日陰
種まき: 早春蒔き、採り蒔き
増やし方: 株分け
用土: 赤玉土(小粒)4、軽石(小粒)4、腐葉土2など
用途: 鉢植え、庭植え
花言葉: 少年時代の希望、若い時代と苦悩
北海道南部から本州、四国、九州(大分、熊本、宮崎、鹿児島)の丘陵地や低山地の湿った草原や川沿いなど、約200カ所に自生しています。以前は今より沢山生息していたのですが、開発で生息域が減ってしまったり、乱獲などによって数が減ってしまい絶滅危惧種に指定されています。日本の原種は20種あり、江戸時代から交配が行われるようになったそうで、いろいろな花色や花の形をしたものがあります。野生のものは採ってはいけないので、入手したい場合は通販で購入する事ができます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
生育状態 休眠 葉のある時期 地上部は枯れ根は生育 休眠
場所 日向 半日陰 日向
種まき 種まき 採り蒔き
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
増し土 花後
肥料 肥料 液肥(薄め)
鉢の水やり 表面が乾けば与える 乾いてきたら 鉢土の表面が乾けば与える

サクラソウ(岩木山)
4月下旬、植物園

サクラソウ(月の都)
4月下旬、植物園

サクラソウ(落葉衣)
4月下旬、植物園

その他のサクラソウ
4月下旬、植物園

その他のサクラソウ2
4月下旬、植物園

その他のサクラソウ3
4月下旬、植物園

自生地の公園

田島ケ原

埼玉県にある荒川河川敷の田島ケ原には100万本ぐらいが自生しており、国の天然記念物に指定されています。日本で一番有名な所で、さくら草公園も作られているので、気軽に見学する事ができます。ピンク色の花を咲かせる田島紅、白の花を咲かせる田島白が生息しています。その他にも多くの草花が自生しています。見頃は3月下旬から4月下旬頃だそうです。

新里サクラソウの自生地

群馬県桐生市新里町にあります。標高450mぐらいの鏑木川上流などに自生してそうで、板橋地区にはサクラソウふれあい公園があり気軽に見られるようになっています。最北部の赤城山舟原地区に自生しているものは、県の天然記念物に指定されています。見頃は4月中旬から5月中旬頃だそうです。

プリムラ類

サクラソウ科サクラソウ属の原種や雑種、園芸品種をプリムラと呼ばれています。原種の大部分は北半球の温帯から亜寒帯に生息していて、500種類以上があると言われています。生息地は種類によって異なり、標高の高い岩場、湿原、森林などに生息していて、暑さを嫌い涼しい所に好んで生息しています。秋に園芸店で見かけるプリムラ・マラコイデスも同じ仲間で、似たような花を咲かせます。

日本に自生する仲間

サクラソウと同じ仲間でよく似た花を咲かせる種類が日本に生息しています。ピンク色の花を咲かせるものが多く、 葉の形が異なったり、花茎の長さが異なっていたり、岩場に育つものもあります。やはり数が減ってしまい絶滅危惧種に指定されています。下記のものは一部だけで、他にもあります。

クリンソウ

北海道、本州、四国の山の湿った所に生息していて6月頃に花を咲かせます。花色はピンク〜赤や白、花茎は50cmぐらいと高くなります。

ユキワリコザクラ

北海道の海岸や道端、東北地方の高山の岩場などに生息しています。現地では5月中旬から6月頃に花を咲かせます。

カッコソウ

群馬県桐生市の鳴神山だけに生息しています。現地では4月下旬から5月頃に花を咲かせます。四国カッコソウという標高の高い所に生息する種類もあり、遺伝子は異なるそうです。

オオサクラソウ

本州中部から北海道の深い山の沢沿いにある斜面などに生息しています。現地では5月から6月頃に花を咲かせます。

ハクサンコザクラ

北アルプス北部から白山の湿地帯に生息しています。石川県の白山で見つかったので、この名前になったそうです。現地では7月から8月上旬頃に花を咲かせるそうです。

イワザクラ

本州(岐阜、三重、滋賀、奈良)、四国(高知、愛媛、徳島)、九州(宮崎、熊本、鹿児島)の山地の岩場などに生息しています。現地では4月頃に花が咲くようです。
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