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シャクヤク (芍薬)

別名:エビスグサ(夷草)
科・属名:ボタン科・ボタン属/原産地:中国北部、モンゴル、朝鮮北部など/学名:Paeonia lactiflora

分類: 宿根多年草


寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 50cm〜90cm
花径: 10cm〜25cm
花色: 桃色、白、黄色、赤
増やし方: 株分け
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇向き、切花
花言葉: 内気、はじらい、はにかみ
通販店: 楽天市場にあり
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は・・・というように、シャクヤクは枝が分岐せずに上に伸びる事から、すらりとした美しい女性に表現されたようです。牡丹は枝が分岐して横に広がる事から、座った美しい女性に表現されたようです。シャクヤクは花としても美しいですが、漢方として根がよく利用されているそうで、効能は鎮静作用や血液の循環をよくする効果などがあるそうです。花は大輪で存在感のある豪華な花を咲かせます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
剪定 花がら 刈り込み
肥料 肥料 お礼肥 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

シャクヤク(桃色)
5月中旬、自宅の庭

シャクヤク(白色)
5月上旬、近所

シャクヤクの全体
5月上旬、自宅の庭

シャクヤクのアップ
5月上旬、自宅の庭

シャクヤクの育て方

場所

日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。秋になると地上部の葉が枯れて、冬は宿根して越冬します。冬は花壇ではワラなどで軽く霜よけ、鉢植えでは日当たりのよい軒下に置いた方が安全です。春になって暖かくなると新芽を出して伸びてきます。
4月上旬

植え付け

植え付けは9月下旬から10月頃に、日当たりと水はけのよい所に植えつけます。肥料を好むので、植えつける際は腐葉土と牛糞などの堆肥を多めに混ぜ込んで、3cmぐらいの深さに植えつけます。植えつけたら水をたっぷりと与えます。鉢植えでは赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに元肥を混ぜて植えつけます。

植え替え

根がよく張り、鉢植えでは根が詰まるとよい花が咲かなくなるので、毎年植え替えを行います。シャクヤクは9月になると葉が枯れて下旬頃には葉が枯れるので、葉が枯れた9月下旬から10月頃に枯れた茎を根元から切り取って、根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。用土は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに元肥を入れて、必要なら株分けをして植え替えます。シャクヤクは小さな鉢では育ち難く、鉢が大き目になるので鉢植えではやや育て難いです。庭植えも5年以上して株が増えるとよい花が咲かなくなるので、よい花が咲かなくなったら株分けして植え替えます。同じ場所では連作障害が出やすいので、別の場所へ植えつけます。

肥料

植え替え時に元肥を与え、その後は2月下旬頃、花後の6月頃に骨粉入りの固形油粕などを与えます。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。庭では日照り続きであまり雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。

増やし方

株分け

株分けで増やす事ができます。堀上げたら一株に5芽から6芽ぐらいつけるようにナイフなどで切り分けます。小さく分けると花つきが悪くなります。時期は植え替えと一緒に行います。

その他

花が咲き終わったら花がらを切り取ります。また9月になると葉が黄色くなって、9月下旬頃には葉が枯れるので、枯れた茎は全て根元から切り取ります。春になると根元から新芽が伸びて5月から6月には開花します。
4月中旬
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