トップシラン 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

シラン (紫蘭)

科・属名:ラン科・シラン属/原産地:日本、中国/学名:Bletilla striata

分類: 宿根多年草


寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 50cm〜60cm
花径: 約 3cm
花色: 紫、白、黄色、ピンク
増やし方: 株分け(植え付け時期)
場所: 日向〜半日陰
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 互いに忘れないように、美しい姿
通販店: 楽天市場にあり
日本から中国に分布しているラン科の植物です。シランは紫色の花を咲かせるのが一般的ですが、写真は白い花を咲かせる種類です。白い花を咲かせても紫蘭と呼ばれ、他に黄花、桃花、青花などもあります。ラン科の植物ですが、育てるのは容易で庭に5年ぐらい植えっぱなしでも花を咲かせます。球根のような偽球茎が漢方として利用されるそうです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日蔭
植え付け 植え付け 植え付け
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば 鉢土の表面が乾いてきたら与える 表面が乾けば

シラン
5月上旬、自宅の庭

シランの全体
4月下旬

シランの横から
5月上旬、自宅の庭

シラン2
5月上旬

シランの育て方

場所

日当たりのよい所から半日蔭で育ちます。冬の寒さには強く戸外で越冬します。宿根草なので冬は地上部の葉が全て枯れて越冬し、春になると新芽が伸びてきます。
宿根からの目覚め(3月下旬)

水やり

やや湿った所を好む植物です。鉢植えでは鉢土の表面が乾いてきたら与えます。庭では通常は特に与える必要はありませんが、あまり雨が降らないようなら与えます。

植え付け

植え付けの時期は春の3月から5月頃、秋の9月中旬からt10月頃にも行えます。用土はラン科で難しい印象がありますが、これはごく普通の花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土6、腐葉土4などに植え付けます。植え付け時には苦土石灰と元肥に堆肥などを混ぜ込んで、水はけが悪いようなら腐葉土も混ぜ込んで植え付けます。株間は30cm〜40cmぐらいを開けて植え付けます。

植え替え

植え替えの時期は春の新芽が出る3月頃、秋の涼しくなった10月頃にも行えます。鉢植えの植え替えは2年に1回ぐらい、株がよく増えるので株分けを兼ねて植え替えます。鉢植えの用土は植え付け用土と同じです。庭植えの場合は4、5年もすると株が大きくなるので、株分けを兼ねて植え替えます。

肥料

普通でかまいません。鉢植えでは春の3月から5月頃、秋の9月から10月頃に緩効性の化成肥料を置き肥するぐらい。花壇では元肥を混ぜて植え付けていれば、秋に追肥するぐらいでかまいません。庭に植えているものは、春に芽が出た頃と9月頃に骨粉入りの固形油粕などをまいておけばよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

増やし方

株分けで容易に増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。細かく分けずに、一株に2、3芽ずつ付けて株分けします。

花茎切り

花が咲き終わったら花茎を切り取ります。
関連リンク