トップスイートピー 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

スイートピー

別名:ジャコウレンリソウ(麝香連理草)、ジャコウエンドウ(麝香豌豆)
科・属名:マメ科・ハマエンドウ属/原産地:シチリア島/学名:Lathyrus odoratus

分類: 一年草
寒さ: 強い
暑さ: 暑さで枯れる
高さ: 高性1m〜2m、矮性30cm〜50cm
花径: 約 3cm〜4cm
花色: ピンク、赤、紫、白など
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 門出、優しい思い出
白(微妙)
ピンク(恋の愉しみ)
通販店: 楽天市場にあり
スイートピーはカラフルな小さい花を沢山咲かせる蔓性の草花です。花色は赤、桃色、白、紫などの他、二色混じったのもあります。花には芳香があり、2ヶ月ぐらいの間、次がら次へと花を咲かせ続けます。蔓が直接巻きつくのではなく、巻きひげが支柱などに絡んで登ってゆきます。花の咲く時期は4月中頃から6月中頃の春咲きですが、他に温室向きの冬咲き、日が長くなると咲く夏咲きもあります。一般に育てられているのは春咲きで、高性は背丈を超えるぐらい大きく育つ事があります。鉢植えに向いた矮性の品種もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき
植え付け 植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 表面が乾けば
スイートピー(ピンク) スイートピー(紫)
スイートピー(紫) スイートピーの全体

スイートピーの育て方

育てるポイント

売られているポット苗や種を購入して育てられます。日当たりと水はけがよく、土の酸度が中性から弱アルカリ性でよく育ちます。種蒔き、植え付け後は蔓が登る支柱やネットを張り、霜の多い地域では霜よけしておきます。花後に実を成らせると花数が減るので、早めに取り除いた方が良いです。

庭の準備

庭では種蒔きや植え付ける2週間ぐらい前に苦土石灰、完熟堆肥、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜておきます。マメ科の植物は同じ所で育てると連作障害が出やすいので、3〜4年ぐらい間隔を開けるようにします。

鉢植えと用土

市販されている花の培養土を使用したり、赤玉土(小粒)6、腐葉土4など標準的でよいです。根が深く張るので深めの鉢植えを使うのが良いです。

種まき

時期や方法

暖地では秋のやや涼しくなった10月になってからでよいです。種が固いので一晩水に浸けて膨らませます。方法は移植で根を切ると生育が止まるので、庭に直まきしたり、ポットまきして苗を作ってもよいです。 直まきは1ヵ所に2、3粒ずつ1cmぐらい種が埋まるように蒔きます。発芽したら元気なのを一つ残すように間引きます。
種まき後の苗(スイートピー)
種まき後の苗(11月上旬)
越冬中の苗(スイートピー)
越冬中の苗(2月中旬)

ポットまき

庭に植える所が無かったり、鉢植えで育てる場合はポットに蒔いて苗を作るとよいです。2、3粒ずつ1cmぐらい種が埋まるように蒔いて、明るい所に置いて土が乾かないように水やりします。発芽したら元気なのを一つ残すように間引きして、日当りの良い所で育てます。

摘心

本葉が5枚ぐらい出た時に、先端を摘心すると側枝が増えて花数が増えます。

水やり

鉢植えは鉢土の表面が乾けば与えます。花壇では種蒔き後に雨が降らずに乾き過ぎるようなら与えますが、芽がある程度伸びたら自然の雨だけで育ちます。

肥料

鉢植えは秋と春の間に緩効性の化成肥料を置き肥して、葉色が薄くなって肥料切れするようなら花用の液体肥料を追肥するとよいです。庭植えでは堆肥だけで大きく育ちますが、痩せ地で生育が悪いようなら化成肥料を追肥するとよいです。2月までは生育が遅く草丈が低いので、肥料切れと間違わないでください。

支柱、誘引

つる性で巻きひげを絡ませて上へ登ってゆきます。高性は高さ1.5mぐらいの支柱を立ててあげます。網の目が大きいネットを張って這わせてもよいです。矮性で支柱が必要のない品種もあります。
巻きひげ(スイートピー)
巻きひげ
支柱(スイートピー)
支柱

種採り

鞘(スイートピー)
鞘が茶色くなったら採っておいて、翌年も蒔く事ができます。蔓を揺らすと受粉がよく行え実りやすくなります。種には弱い毒があるので食べられないので注意してください。

農薬の散布

病気や害虫の被害は少ないです。春にアブラムシやうどん粉病が発生する事があります。その他は花の病気や害虫を参考にしてください。
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