チェッカーベリーは赤い実を観賞する常緑の低木です。北アメリカ東北部が原産で樹高は20cm以下と低く、森林などに広がっているそうです。秋に実付きの苗が出回る事があり、クリスマスやお正月の飾り物としても人気があります。実の色は一般に赤ですが、実の色が白からピンク色に変わる品種もあります。夏に鐘型の白い花を咲かせ、秋になると赤い実をつけます。実は冬まで観賞でき、鳥に食べられなければ春までついています。涼しく湿った環境を好み、暑さにやや弱いですが、夏はできるだけ風通しがよく明るい日陰に置いて育てれば、暖地でも夏を超えてくれます。酸性土壌を好むのでポット苗を鉢に植える時は、鹿沼土とピートモス(酸度無調整)の混合を使用したり、市販されているブルーベリーの培養土を使って植えもよいと思います。ゴールテリア属は世界に280種以上があり、南米が原産のペルネチア(Gaultheria
mucronata)という種類も秋に実が成ったものが売られている事があります。この仲間は雌雄異株という、雄株を一緒に植えないと結実しない種類が多いのですが、チェッカーベリーは雌雄同株なので一株だけで結実します。 |