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デュランタ

別名:タイワンレンギョウ(台湾連翹)
科・属名:クマツヅラ科・デュランタ属/原産地:南アメリカ/学名:Duranta

分類: 常緑低木


寒さ: やや弱い
暑さ: 強い
草丈: 30cm〜300cm
花径: 1cm〜1.5cm
花色: 紫色、白色
増やし方: 挿し木
場所: 日当たりを好む、冬は霜除け
花芽分化: 新枝につく
用途: 鉢植え
花言葉: あなたを見守る
デュランタは夏から秋にかけて花を咲かせる樹木です。花色は紫色の小花が集まった美しい花を咲かせる種類が一般的ですが、白花を咲かせる種類もあります。紫花を咲かせる種類にはトゲがないのですが、なぜか白花を咲かせる種類にはトゲがあります。熱帯の花木ですが、暖地では庭植えで越冬が可能で、冬は寒さで全て落が落ちてしてしまいますが、春になると株元から新芽が伸びてきて初夏までには葉が茂って花を咲かせます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(室内か霜よけ) 日向 日向(室内か霜除)
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
剪定 剪定
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が乾けば与える 控えめ

デュランタ(紫色)
7月下旬、自宅の鉢植え

デュランタ(白色)
8月中旬、自宅の鉢植え

デュランタの全体
9月上旬、植物園

デュランタの実
10月下旬、自宅の庭

デュランタの育て方

鉢植えの場所

日当たりを好む花木です。年間を通じて日当たりのよい場所で育てます。熱帯の植物なので、秋の最低温度が12度ぐらいを下回ってきたら冬は室内の出来るだけ明るい場所に置きます。霜の心配が完全になくなる4月頃になったら戸外の日当たりのよい場所で育てます。暖地では霜に当てなければ戸外の軒下などで越冬可能ですが、葉は落葉してしまいます。

暖地での庭植え

寒さにあまり強くないので、鉢植えで育て冬を室内に入れて育てられますが、暖地では庭植えで越冬させる事ができます。植える場所は、できるだけ建物沿いなどの、霜があまり当たらない日当たりのよい所、午前中の日光ぐらいは当たる所に植えつけるとよいと思います。植え付け場所の水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜて植えつけます。うちは九州の大分市で庭植えしており、冬は霜と寒さで完全に枝は枯れてしまうのですが、春になると株元から芽を出します。
デュランタの越冬後

冬に上部は枯れる

春に根元から新芽が出てくる(5月上旬)

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏はよく乾くので乾かしすぎないように注意してくさい。冬は休眠してあまり水を吸わないので、鉢土が乾いて2、3日してから水を与えるようにして、乾燥気味に管理します。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。

植え替え

植え替えは2年に1回を目安に行いますが、やや根が張るのが早いので、2年経っていなくても鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は春の4月から5月頃が理想的です。用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3など普通の用土でかまいません。

増やし方

挿し木

挿し木で比較的簡単に増やす事ができます。3節ほどの挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取って20分ぐらい水揚げします。取った葉の節が用土に埋まるよう、あれば発根促進剤をつけて挿せばよいです。用土は挿し木用の用土、赤玉土、鹿沼土などに挿せばよいと思います。時期は春の5月から6月頃が理想的です。その他は挿し木のページを参考にしてください。

肥料

鉢植えでは春から秋の生育期の間、緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。庭では4月中頃と9月頃に骨粉入り固形油粕などを蒔くぐらいでかまいません。肥料については肥料の使い方を参考にしてください。

剪定

春の4月から9月頃、伸び過ぎた枝があれば適度な長さに剪定すればよいです。花芽は新枝につくのでいつでも行えます。

切り戻し

一つの枝の先の花が終わってきたらその枝を適度に切り戻し、わき枝を出させて次の花を咲かせます。花が終わってきた枝をこまめに切り戻した方がよく花が咲きます。
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