トップタマスダレ 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

タマスダレ (玉簾)

別名:ゼフィランサス
科・属名:ヒガンバナ科・ゼフィランサス属/原産地:南米/学名:Zephyranthes candida

分類: 常緑球根植物


寒さ: 強い〜やや弱い
暑さ: 強い
草丈: 15cm〜30cm
花径: 3cm〜5cm(タマスダレ)、約 6cm(サフランモドキ)
花色: 白、桃色、黄色
増やし方: 分球
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、グランドカバー
花言葉: 期待、潔白な愛
タマスダレは秋の8月から10月頃に花を咲かせる球根植物です。長さ30cmぐらいの細い葉を沢山伸ばし、中から花茎が伸びて純白色の花を咲かせます。花壇の縁などに並べて植えられているのをよく見かけ、白い花が横に並んでなかなか美しいです。名前の由来は葉が沢山茂っている所が簾のように見えるのでそう呼ばれるそうで、玉は花に見立てているそうです。

同じ仲間にピンク色を咲かせるサフランモドキという種類もあり、こちらの方が一回り大きな花を咲かせます。似た花で同じ頃に花を咲かせるハブランサスという種類もあり、花の大きさは7cmぐらいと花が大きく、薄ピンク色でやや横向きに咲きます。サフランモドキの花の方がピンと上向きなのですが、それでも見分けにくいです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日蔭
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ

タマスダレ(白)
9月上旬、自宅の庭

タマスダレの全体
10月上旬、自宅の庭

サフランモドキ
9月中旬、近所の道端

タマスダレとハブランサス
9月中旬、自宅の庭

タマスダレの育て方

植え付け

日当たりがよく水はけのよい所に植えつけますが、耐陰性があるので、半日ぐらい日光が当たる場所でも育ちます。庭植えの株間は3cm〜5cmぐらい、覆土は3cmから5cmぐらいの深さに腐葉土と堆肥などを混ぜ込んで植えつけます。鉢植えでは5号鉢に7球を目安に、3cmぐらいの間隔に球根が隠れるぐらいに浅く植えつけます。鉢植えの用土は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など、普通の水はけのよい用土でかまいません。時期は3月から4月頃に行います。

場所

日当たりを好むので日当たりのよい場所で育てますが、半日ぐらい日光が当たるぐらいの半日陰でも育ちます。南米原産の植物で寒さに弱い感じがしますが、冬の寒さには強く、暖地では常緑で越冬します。

植え替え

とても育てやすい植物で、毎年、球根を堀上げる必要も植え替える必要もありません。鉢植えでは2、3年に1回ぐらい、庭では4、5年に1回ぐらい球根が増え過ぎて花の咲きが悪くなったら、3月から4月に葉を付けたまま分球して植え替えます。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。庭植えでは植え付け後しばらく乾き過ぎないように注意しますが、その後は夏に雨が降らず乾き過ぎるようなら与えるぐらいでかまいません。

肥料

肥料はあまり多く必要ありません。庭植えでは植え付け時に元肥を入れて植え付けるか、骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。鉢植えでは緩効性の化成肥料などを春と秋に置き肥するぐらいでかまいません。

増やし方

分球

分球して増やす事ができます。暖地では葉があるので、葉のついたまま分球して植えつけます。時期は春の3月から4月頃に行えます。
3月下旬に分球
関連リンク