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ラナンキュラス

別名:ハナキンポウゲ(花金鳳花)
科・属名:キンポウゲ科・ラナンキュラス属/原産地:中近東、東地中海沿岸/学名:Ranunculus asiaticus

分類: 球根植物


寒さ: やや弱い
暑さ: 葉が枯れて休眠
草丈: 20cm〜50cm
花径: 10cm〜15cm
花色: 赤、桃色、橙色、黄色、白など
増やし方: 分球
作業: 球根の掘り上げ
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切花
花言葉: 名誉、お祝い、輝く魅力、美しい人格、晴れやかな魅力
通販店: 楽天市場にあり
ラナンキュラスはアネモネと同じく、3月から4月頃に花を咲かせる球根植物です。秋植え球根なのですが、温室で育った開花株が早春頃から売られている事もあります。花色は単色の黄色、赤、桃色、白などの他、花色が混じったものもあります。花の形は一重咲き〜八重咲きがあり、品種はビクトリアストレイン、ルネッサンス、ドリーマなど沢山あります。元々は今のように豪華な花の姿をしていなかったようで、シンプルで小さな花が品種改良によって今の姿になったそうです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向 日向 日向(霜よけ)
植え付け 植え付け
分球 分球
掘り上げ 掘り上げ 日陰で乾燥保存
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば(過湿は嫌う) 鉢土の表面が乾けば

ラナンキュラス(赤)
4月中旬、自宅の庭

ラナンキュラス(桃色)
4月中旬、自宅の庭

ラナンキュラ(黄色)
3月下旬、自宅の庭

ラナンキュラの八重咲き(桃色)
3月下旬、植物園

ラナンキュラの八重咲き(白、ピンク)
3月上旬、自宅の鉢植え

ラナンキュラの八重咲き(白に紫の斑)
3月中旬、植物園

ラナンキュラスの育て方

開花株の手入れ

寒い時期に開花株を購入した場合は、半日ぐらいは日の当たる所に置きます。温度は寒さにも暑さにもやや弱いので、5度以上、20度以下を保てる場所で育てます。ですが、夜間は10度以上では弱ってしまうので、暖房の効いた暖かい所に置かないように十分注意してください。水やりは多湿を嫌うので、鉢土の表面が乾いてから与えます。室内で育てているものは、3月頃になって暖かくなってきたら、日当たりのよい戸外の外気に所に少しずつ慣らせるようにします。

植え付け


ラナンキュラスの球根
時期は最低気温が10度以下になる10月下旬以降から11月に植え付けます。球根をそのまま土に植えつけると腐れてしまう事があるので、パックなどの容器に湿らせたバーミキュライトを入れ、球根を埋めて冷蔵庫の中で1週間ぐらい水を吸わせてから植え付けます。鉢に植え付ける場合は中輪系で5号鉢に3球を目安に、大輪系で6号鉢に3球を目安に、覆土3cmぐらい、用土は赤玉土5、腐葉土3、パーライト2ぐらいの水はけのよい用土に植えつけます。庭植えでは日当たりがよく北風の当たらないような所に、中輪系で10cmぐらいの間隔、大輪系で15cmぐらいの間隔、覆土は3cmぐらい、酸性度を嫌い水はけのよい所を好むので苦土石灰、水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜて耕してから植え付けます。

低温が必要

開花には凍らない程度の低温が必要です。それほど寒さには強い方ではないので、庭では霜よけしておくと安心です。

場所

日当たりのよい所を好むので、半日以上は日が当たる場所で育てます。鉢植えでは霜を避けた日当たりのよい軒下などで越冬させます。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら与えます。多湿を嫌うのでやや乾燥気味にしますが、水切れすると萎えるので水切れさせないように注意します。水やりの時は花や茎に水がかると病気になりやすいので、水がからないようにします。

肥料

花壇では元肥として牛糞などを混ぜて植え付け、芽が出てから追肥として即効性の化成肥料などを定期的に与えます。鉢植えの場合は緩効性の化成肥料と液体肥料などを定期的に与えます。ラナンキュラスの球根は養分をあまり蓄えていないので、肥料は定期的に与えるようにします。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

花がら摘み

花の咲き終わったら花がらを切り取って、次もよい花を咲かせます。萎えた花弁を放置すると病気になる事があるので注意してください。

球根の堀上げ

6月頃、花が終わり葉の全体が黄色くなって枯れてきたら掘り上げます。掘り上げて茎を切り取ったら、日陰で乾燥させて室内の涼しい場所に保存しておきます。
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