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ローダンセマム

科・属名:キク科・ローダンセマム属/原産地:モロッコ/学名:Rhodanthemum

分類: 多年草


寒さ: やや弱い
暑さ: やや弱い
草丈: 10cm〜30cm
花径: 3cm〜5cm
花色: 白、ピンク
増やし方: 挿し木
場所: 日当たりを好む(夏は半日陰)
用途: 鉢植え、庭
花言葉: 永遠の愛、誠実
キク科のクリサンセマム属からローダンセマム属に分離された10種ほどある種類です。葉は白い花を咲かせる銀葉の美しい葉をした種類や青葉のピンク色の花を咲かせる種類などがあります。下のローダンセマム・サニーサンドアップはクリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)に似ていますが、これよりも大きな花をしています。山岳地に分布するため暑さに弱いので、暖地では夏に暑さで枯れてしまう事がありますが、夏を半日陰の風通しのよい場所に置くと夏を越える事があります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向(雨よけ) 半日陰(雨よけ) 日向 日向(霜よけ)
植え付け 苗の植え付け
植え替え 花後
挿し木 挿し木 挿し木
切り戻し
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える(夏の過湿に注意)

ローダンセマム
4月上旬、植物園

ローダンセマムの全体
4月上旬、植物園

ローダンセマム・サニーサンドアップ
3月中旬、自宅の庭

ローダンセマム・サニーサンドアップの全体
3月中旬、自宅の庭

ローダンセマム(ピンク)
4月上旬、植物園

ローダンセマム(ピンク)2
4月上旬、植物園

ローダンセマムの育て方

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい場所で育てます。夏の暑さには強くないので、夏は風通しのよい半日陰で越させます。右のは春に開花株を庭に植えていたものを、開花後に鉢に植えて夏を越させたものです。冬の耐寒温度は-5℃ぐらいあるので、暖地では霜の当たらない軒下などで越冬します。
夏を超えたローダンセマム(10月)

水やり

過湿を嫌います。鉢植えでは鉢土が表面が乾けば与え、梅雨は日当たりのよい軒下などに置いて長雨に当てないようにします。夏の高温多湿に弱いので、夏は過湿にしないように注意してください。

肥料

春の2月中旬から6月頃、秋の9月から11月上旬頃まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。

植え付け

春に苗が売られている事があるので、入手したら植え付けます。庭よりも鉢植えにして夏を風通しのよい所で越させた方がよいですが、庭に植えつけた場合は開花後に鉢上げして夏を越させてもよいです。鉢植えの用土は水はけがよく水持ちのよい用土、花の培養土や赤玉土(小粒)5、腐葉土3、ピートモス1、パーライト1などに植え付けます。

植え替え

花後の6月上旬頃に植え替えます。方法は根鉢の回りを軽く壊して、一回りから二回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際は、風通しをよくするために半分ぐらい切り戻して夏を越させます。切り戻した枝は挿し木に利用できます。用土は植え付け用土と同じです。

増やし方

挿し木

挿し木で増やすことができます。時期は春の5月〜6月頃頃、秋の9月から10月頃にも行えます。長さ5cmほどの挿し穂を用意して、上の葉を4、5数残して下葉を取り除き15分ほど水揚げします。取り除いた節が用土に埋まるよう、あれば発根促進剤をつけて挿します。その他は挿し木のページを参考にしてください。
ローダンセマムの挿し穂(10月)

切り戻し

花が咲き終わった6月上旬頃、植え替えと一緒に、風通しをよくするように半分ぐらい切り戻して夏を越させます。
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