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ロウヤガキ (老鴉柿)

別名:ツクバネガキ (衝羽根柿)
科・属名:カキノキ科・カキノキ属/原産地:中国/学名:Diospyros rhombifolia

分類: 落葉小高木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 5m〜10m
花長: 約 1cm
花色: 黄色
場所: 日向
花芽分化: 7月頃〜(前年枝から伸びた枝先につく)
種まき: 春まき
増やし方: 接ぎ木、根伏せ
用途: 鉢植え、庭木
花言葉: 恵み、優美、自然美
ロウヤガキは観賞用の柿で、実の大きさは長さ2cm〜3cmと小さく食べても渋苦くて食べれません。樹高は10m近くまで大きくなるそうで、盆栽で育てられる事が多いです。下のは種を貰って蒔いたもので、桃栗3年、柿8年と言いますが、この種類は4年後に実が成りました。雌雄異株で雌株と雄株があり、雌株にしか実は成らず、近くに雄株があって受粉されて実が成ります。普通のカキよりも少し耐寒性が弱く暖地では路地植えは大丈夫ですが、寒地では向かないそうです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
観賞時期 実の観賞
場所 日向
種まき 種まき
苗の植え付け 苗の植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
剪定 剪定 剪定
肥料 肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える(夏の水切れに注意)

ロウヤガキ
10月中旬、自宅の鉢植え

ロウヤガキと葉
10月中旬、自宅の鉢植え

ロウヤガキの全体
10月中旬、自宅の鉢植え

ロウヤガキの雄花
10月中旬、自宅の鉢植え

ロウヤガキの育て方

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。普通の柿よりも少し寒さに弱いので、鉢植えは冬の寒風を避けた所に置いて育てるとよいです。

水やり

鉢植えでは年間を通じて鉢土の表面が乾けば与えます。夏の日差しの下ではよく乾くので、水切れさせないようにします。庭では植え付け後はしばらく乾かし過ぎないように注意しますが、その後は特に与える必要はありません。

肥料

鉢植えでは寒肥を2月頃、追肥として7月頃と10月頃に緩効性の化成肥料や骨粉入り固形油粕などを、庭では寒肥を2月頃、追肥として7月頃に骨粉入り固形油粕などを与えるぐらいでかまいません。

植え付け

日当たりを好むので日当たりのよい所に植え付けます。植え付けの時期は厳寒期を避けた秋の11月頃、春の2中旬から3月頃に行うのがよいと思います。大きめの穴を掘って牛糞や腐葉土を混ぜ込んで植え付けます。鉢植えでは赤玉土(小粒)7、腐葉土3などの水はけのよい用土に植え付けます。

植え替え

鉢植えの植え替えは2、3年に1回を目安に、根詰まりするようなら行います。時期は春の2月中旬から3月頃、根鉢の3分の1ぐらい壊して植え替えます。用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などの水はけのよい用土で植え替えます。

増やし方

種まき

種まきから増やす事ができます。時期は春の3月から4月頃に行うか、採ってすぐに蒔いてもよいです。方法はポット蒔きして秋か翌年の春になったら小鉢に定植するとよいと思います。写真は長鉢に種を蒔いて翌年に植え付けたものです。桃栗3年柿8年と言いますが、この種類は4年後に実が成りました。雌雄異株なので、種まきしたものは雌株か雄株かは雌花が咲いて実が成らないと区別がつかないです。
2008年9月 2009年5月 2012年4月

春に蒔いたもの

植え付けた

開花したけど雄株だった
2012年10月 2012年12月

これが雌株だった

種を採ってみた

接ぎ木、根伏せ

接ぎ木や根伏せで増やす事もできます。接ぎ木の方法は柿の木のページを参考に、根伏せは植え替え時に鉛筆ぐらいの太さの根を切って、根が1cmぐらい出るように植えて増やします。

受粉

雌株の隣に雄株を置いて自然にも受粉しますが、人工受粉した方が実が多く成ると思います。雌花と雄花の違いは、雌花は花の付け根に葉のようなものが4枚付いたようになっています。受粉は雄花の花弁を取って雌花に受粉します。

剪定

時期は2月の落葉期か6月頃に行うとよいと思います。花芽は前年枝から春に伸びた枝の先に7月頃着くので、7月以降に前年枝から伸びた枝先を切ると花芽を切って実が成りません。また前年枝を元から切ってしっても花が咲かなくなってしまいます。切るのは前年に実を着けた枝や不要な枝を剪定するようにします。
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