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ワックスフラワー

別名:ジェラルトン・ワックスフラワー
科・属名:フトモモ科・カメラウキウム属/原産地:オーストラリア/学名:Chamelaucium uncinatum

分類: 常緑低木


寒さ: やや弱い
暑さ: やや弱い
樹高: 50cm〜5m
花径: 約 2cm
花色: ピンク、白
増やし方: 挿し木
場所: 日当たりを好むが、夏は半日蔭
用途: 鉢植え、切り花
花言葉: 可愛らしさ
花びらを触るとワックスがけした花びらのようにツルツルしているので、このような名前がついたようです。花の開花は自然で4月頃に咲きますが、園芸店で2月頃から温室育ちの開花株が出回っている事があります。花には蜜が着き、芳香がありなかなかよい香りがします。原産地はオーストラリアの乾燥地帯で、夏は涼しい所に生息しているため、日本の夏の高温多湿を嫌い、暑さで枯らせてしまう事も少なくありません。英名でワックスフラワーという植物があるのですが、これはエリオステモンという別の植物です。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内の日向(5度以上) 日向(雨よけ) 半日陰(雨よけ) 日向 室内の日向
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
切り戻し 花後
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ鉢土の表面が乾けば与える(過湿を嫌う)

ワックスフラワー
4月上旬、自宅の鉢植え

ワックスフラワーの全体
4月上旬、自宅の鉢植え

ワックスフラワーの花のアップ
2月下旬、自宅の鉢植え

ワックスフラワーの花と葉
2月下旬、自宅の鉢植え

ワックスフラワーの育て方

開花株の管理

早春の2月頃から開花株が売られている事があります。置き場所は室内の日当たりのよい所で育てます。日照不足だと、花や蕾が落ちる事があるので注意してください。室温は最低温度5度以上、昼間は20度から25度ぐらいの所、高温になる所は避けます。小春日和の天気の良い日は、日光浴させるとよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。水切れすると花や蕾が落ちるので注意してください。また、過湿を嫌うので、いつも湿った状態は避けます。開花時期の肥料は必要ありません。花の蜜が下に落ちる事があるので、敷物を敷いていた方がよいです。

場所

日当たりを好むので日当たりのよい所で育てますが、夏の暑さをとても嫌うので、夏は強い日差しを避けた風通しの良い半日陰に置きます。そのような場所がない場合は、遮光ネットを使ってもよいです。冬の寒さには強くないので、冬は日当たりのよい室内で育てます。

水やり

過湿を嫌います。鉢土の表面が白く乾いてから与えます。原産地は夏に涼しい所で、日本の高温多湿を嫌います。梅雨などの長雨には当てないよう軒下になどへ移します。冬は寒さであまり水を吸わないので、鉢土の表面が乾けば与えます。

肥料

根があまり強くないので、濃い肥料は避けます。春の5月から6月頃、秋の9月から10月頃に、液体肥料を月に2回ぐらい与えるぐらいでかまいません。その他は花の肥料を参考にしてください。

植え替え

根詰まりに弱いので、毎年、花が終わった5月から6月頃、根鉢はあまり壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。用土は排水性のよい用土に、良質な花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜて水はけをよくしたり、自分で作る場合は赤玉土5、ピートモス3、パーライト2など水はけのよい用土で植え替えます。

増やし方

挿し木

挿し木で増やす事ができます。時期は6月頃に行うのがよいと思います。長さ6cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の葉を数枚を取って、そこが用土に埋まるように挿します。平鉢に鹿沼土やパーライトを使って挿すとよいと思います。その他は挿し木のページを参考にしてください。

切り戻し

植え替えと一緒に、樹高の3分の1から2分の1ぐらい切り戻します。

病気や害虫

梅雨頃から病気にならないよう、予防にダコニール1000などの殺菌剤を散布しておくとよいです。 アブラムシなどが着いた場合は殺虫剤を散布して駆除します。その他は、病気や害虫のページを参考にしてください。
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