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ユウゼンギク (友禅菊)

別名:ミケルマスデージー
科・属名:キク科・シオン属/原産地:北アメリカ原産/学名:Aster novi-belgii

分類: 宿根多年草


寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 20cm〜50cm(高性:約1m)
花径: 3cm〜4cm
花色: 青紫、赤紫色
増やし方: 株分け、挿し芽
場所: 日向〜半日蔭
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 老いてもご機嫌
クジャクソウの仲間で、同じく冬に地上部の葉が枯れる宿根性のアスターです。単に宿根アスターという名前で売られている事があります。この仲間は秋に花を咲かせるものが多いのですが、ユウゼンギクは種類によって6月頃にも花を咲かせるものがあります。北アメリカ原産のアスターが品種改良されたもので、花の大きさは3cmから4cmぐらい、半八重咲きや八重咲きの種類をよく見かけます。クジャクソウは草丈が高いですが、ユウゼンギクは草丈が低いものが多くコンパクトにまとまって花を咲かせるので、鉢植えにも向いています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 早生種 開花
場所 日向
植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し木 挿し木
刈り込み 刈り込み
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が乾けば与える 控えめ

ユウゼンギク
10月中旬、自宅の鉢植え

ユウゼンギクの葉と花
10月中旬、自宅の鉢植え

ユウゼンギク2
10月中旬、自宅の鉢植え

ガーデンアスター サファイア
10月中旬、植物園

ユウゼンギクの育て方

場所

日当たりのよい所を好むので、日当たりのよい所で育てますが、午前中の日光が当たるような半日蔭でも育ちます。鉢植えでは夏の西日を避けます。

水やり

鉢植えのでは鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏はよく乾くので乾かし過ぎないように注意してください。庭植えの場合は特に必要ありませんが、あまり雨が降らないようなら与えます。

植え付け

春に苗が売られていることがあるので、入手したら植え付けます。鉢植えの用土は花の培養土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。花壇では水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んで植え付けます。その他は花苗の植え付け方のページを参考にしてください。

植え替え

必要なら株分けを兼ねて植え替えます。植え替えの時期は芽の出る春のら3月頃に行います。花壇でも3、4年に1回ぐらい株分けをかねて植え替えます。連作を嫌い、同じ場所では育ちにくいので、別の場所に植え付けるようにします。その他は花の植え替えのページを参考にしてください。

増やし方


3月上旬

株分け

一鉢に3芽〜5芽ぐらい分けて株分けします。時期は植え替えと一緒に行います。庭植えの場合に掘り返して株分けを行う場合、連作を嫌い同じ場所では育ちにくいので、別の場所に植え付けるようにします。

挿し芽

挿し芽でも増やす事ができます。長さ8cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の節の葉を取って、その節が用土に埋まるように挿します。時期は春の5月〜6月頃が理想的です。その他は挿し芽のページを参考にしてください。

肥料

鉢植えの場合は春と秋の間に緩効性の化成肥料などを置き肥するぐらい、庭植えの場合は春の3月頃と6月頃に骨粉入りの固形油粕などを与えるぐらいでかまいません。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

切り戻し

早生種は6月頃にも花が咲くので、花後に切り戻して秋にもよい花を咲かせます。秋の花後も葉が枯れてきたら根元から5cmぐらいの所で切り戻します。宿根草なので春になると葉が茂ってきます。

病気や害虫

ハダニやグンバイムシに葉を吸引されて、生育が悪くなる事があります。見つけたら殺虫剤を散布して駆除します。よく発生して困る場合は、予防にオルトラン粒剤を散布しておくとある程度予防できます。その他は花の害虫のページを参考にしてください。
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