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ギヌラ

学名:Gynura aurantiaca ’Purple Passion’
別名:ツルビロードサンシチ、パープル・パッション
科・属名:キク科・ギヌラ属
原産地:マレー半島から熱帯アフリカ
分類:常緑半つる性多年草
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
用途:寄せ植え、吊り鉢


ギヌラの写真

ぶら下がるギヌラ

ギヌラの軟毛

ギヌラの花

ギヌラの寄せ植え
ギヌラは100種類以上があり、主な種類はアウランティアカ(ビロードサンシチ)と上のパープル・パッション(ツルビロードサンシチ)という種類が出回る事が多いようです。パープル・パッションは葉がギザギザしていて半蔓性になります。紫色の細い毛が魅力で、見た感じシックな感じの観葉植物です。同じ日当たりを好む植物との寄せ植えや半つる性で垂れるので吊り鉢にも向いています。

ギヌラの育て方

置き場所

生育期の5月から10月は戸外の日当たりのよい場所で育てますが、真夏は日差しが強過ぎるので明るい日陰で育てます。ギヌラは光が足りないと茎と茎との間が間延びして徒長してしまうので、できるだけ明るいところで育てるようにします。秋の最低気温が15度を下回ったら、戸外のものは室内の日当たりのよい場所に置きます。耐寒温度は5度ぐらいありますが、寒さで葉を落としやすいので冬は最低温度8度以上の暖かい所で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月中旬 室内または戸外の日当たりのよい場所。真夏は明るい日陰
10月下旬から4月 室内の日当たりのよい所。最低温度は8度以上で管理

水やり

春から秋の生育期は表面が乾いたらたっぷりと与えます。秋の最低気温が20度を下回ってくると徐々に水を吸わなくなってくるので、徐々に水やりの間隔をあけていきます。冬は寒さであまり水を吸わなくなるので、鉢土の表面が乾いて更に2,3日してからの水やりにします。その他、水やりについては観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

冬を超えると寒さで傷んでいる事が多いので、毎年植え替えをします。時期は春の5月から6月頃が理想的です。用土は観葉植物専用の用土でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらのふつうの用土でかまいません。あれば元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んでおくとよいです。半つる性で長く茎が伸びるので、吊り鉢にして茎を下に垂らしてもよいです。冬を越えて姿が乱れているようなら、何節か残して思い切って切り戻すとよいです。その他は観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

切り戻し

半つる性で長く伸びるので、伸びすぎたら適度な長さに切り戻すとよいです。切った先は挿し木に利用できます。

増やし方(挿し芽)

挿し芽や水挿しで増やす事ができます。4節ぐらいの挿し穂を用意して、一番下の葉を取ってそこが用土に埋まるように挿すか水につけます。時期は5月から8月頃まで行えます。根が出て芽を吹き始めたら定植し、摘心してわき芽を出させるとボリュームのある株になります。その他は挿し芽のページをご覧下さい。
ギヌラの水挿し

水挿しで容易に発根する

肥料

生育期の5月から10月は観葉植物の液体肥料や緩効性の化成肥料などを定期的に与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

黄色い花が咲きますが、臭いので早めに切り取ってかまいません。放置するとタンポポのような種ができるのですが、試しに秋に出来たものを春に種を播いてみましたが、発芽しませんでした。種ができたらすぐに播かないといけないのかもしれません。

冬の管理方法

冬は室内の暖房の効いた、日当たりのよい暖かい所で越冬させます。冬は暖房などで空気がよく乾燥するので、暖かい時間帯に霧吹きで葉水を与えながら育てるとよいです。その他は観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

冬を超えた春のギヌラ

冬の寒さで葉が傷んでしまう事があります。傷んだ所は切り戻して、新しい用土に植え替えるとよいです。切った茎は挿し芽に利用できます。
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