トップハートカズラ

ハートカズラ

学名:Ceropegia woodii
別名:ラブチェーン
科・属名:キョウチクトウ科・セロペギア属
原産地:南アフリカ
分類:常緑匍匐性多年草、多肉植物
寒さ:弱い(3度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
花言葉:協力、助け合う
通販:楽天市場にあり



レディーハート
ハートカズラは葉がハート型をしているので、このような名前がついているようです。長く伸びた蔓に模様の綺麗な葉を沢山つけるとても魅力的な観葉植物です。葉は多肉質で根には塊茎というムカゴのようなものがあって乾燥には強いです。蔓がとても長く伸びるので釣り鉢にして吊るしているのをよく見かけます。一般によく出回っているのは葉が白っぽい斑入りと葉の縁が白からピンク色をしたレディーハートをよく見かけます。夏にはあまり見ごたえはありませんが長い花も咲かせます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(5度以上) 日向 半日陰 日向 室内の日向(5度以上)
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し木 挿し木
肥料 肥料
水やり 控えめ 鉢土の表面が白く乾いてから与える 控えめ

ハートカズラの育て方

置き場所

日当たりを好むので日光のあたる場所で育てます。しかし、真夏の直射日光は強過ぎるので、強い日差しを避けた明るい日陰で育てます。耐陰性があるので明るい日陰でも育てる事ができますが、茎の間が長くなって貧弱に育ちます。秋の最低気温が15度を下回るようになったら、戸外で育てているものは室内へ入れ、冬は最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月下旬から10月中旬 日当たりのよい場所に置きますが、真夏は暑過ぎるので明るく涼しい日陰。
10月下旬から4月中旬 室内のできるだけ明るい所。最低温度は5度以上で管理。

水やり


ハートカズラの塊茎
表面が乾いたらたっぷりと与えますが、多肉植物なので厚い葉と根の塊茎(かいけい)に水分を多く蓄えていているので、乾燥にはとても強いです。逆に多湿にはやや弱く水を与え過ぎると根腐れするので注意してください。秋の最低温度が15度を下回ったら徐々に乾燥気味に管理するようにして、冬は鉢土が乾いて1週間ぐらいしてから水を与えるよう乾燥気味にします。水を与え過ぎると根腐れするので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢の底から根が出て根詰まり気味になったら植え替えをします。時期は春の5月から6月頃が理想的です。用土は排水性のよい用土を好むので赤玉土6、腐葉土2、パーライト4や培養土にパーライトを3割ぐらい混ぜて使用してもよいと思います。鉢植えは蔓が下に垂れるので釣り鉢や背の高い鉢を使用するとよいです。もし蔓が伸び過ぎていたら適度な長さに切るとよいです。その他は観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

増やし方

挿し木

蔓が延び過ぎたら切って挿し木に利用できます。時期は5月から8月頃まで行えます。葉のついた2〜4節の挿し穂を用意します。その挿し穂の一番下の葉をちぎってそこが土に埋るように挿します。ハートカズラには葉の付け根に小塊茎があるので、そこを挿せば比較的簡単につきます。用土は多肉植物なので、水はけのよい用土を利用するとよいです。例えばパーライト7、ピートモス3などです。その後は明るい日陰で管理します。蔓が伸びたら摘心して蔓を増やすとよいです。
@貰ったハートカズラの蔓を、3節ほどずつ切って挿し穂を作りました。

ハートカズラの挿し穂
A用土は挿し木用の用土を利用しましたが、川砂の方が腐れ難くよいと思います。(9月下旬)

ハートカズラの挿し木
B秋からビニール温室の中に入れていたので、よく伸びてくれました。この伸びた蔓を切ってまた同じ鉢に挿しました。(3月中旬)

伸びたハートカズラの蔓
Cはじめは3本だけしかなかったのが随分増えましたが、蔓の数が少ないので、ポット苗を購入して一緒に植えました。

ハートカズラの挿し木
C一緒に植えて出来上がりです。用土は腐葉土、パーライト、多肉植物の用土を適当に混ぜました。

株分け

子株が増えたら株分けできます。小塊茎を分けるようにすればよいです。時期は植え替えと一緒に行います。

肥料

春から秋まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。冬は生育を止めるので与えないようにします。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

切り戻し・摘心

蔓が伸び過ぎたら適当な長さで切ればよいです。秋に短く切ると冬に生育を止めてそのままの姿で越冬してしまうので、5月から6月に切っておくとよいと思います。切った先は挿し木に利用できます。

冬の管理方法

最低温度が3度以上と冬には比較的強い観葉植物なので、室内の暖かく日当たりのよい所から明るい場所なら問題ありません。ただ、過湿には弱いので、水を与え過ぎると根腐れしやすいので注意してください。肥料は与えないようにします。
関連リンク