ヒポエステス

ヒポエステスの写真

ヒポエステスのハイドロカルチャー

ヒポエステスの花

庭のヒポエステス

ヒポエステス属は４０種以上があります。このページのヒポエステスはマダガスカル原産でソバカスのような斑点があることから、ソバカスソウという別名があります。葉の色は赤、ピンク、白の斑入りなどがあり、葉の色が鮮やかなので寄せ植えのアクセントやハイドロカルチャーにもよく利用されています。草丈が伸びると０．５ｃｍぐらいの小さな花が咲き、白の斑入りは白花、赤系統の葉は紫色の花を咲かせます。花は小さく目立たないので、観賞価値はほとんどないです。

作業カレンダー（暖地基準）
月	1月	2月	3月	4月		5月	6月	7月	8月	9月		10月	11月	12月
観賞時期						葉の観賞（戸外）
場所	室内の日向（５度以上）				日向～半日陰			明るい日陰			日向～半日陰		室内の日向
種まき				種まき
植え付け					苗の植え付け
植え替え					植え替え
挿し木						挿し木
切り戻し
肥料						肥料
鉢の水やり	控えめ			表面が乾けば				乾いてきたら			表面が乾けば			控えめ

ヒポエステスの育て方

置き場所

日当たりのよい所から午前中の日光が当たるような半日陰で育ちます。夏の日差しは強すぎるので、強い日差しには当てないようにして育てます。耐陰性はあるので、明るい日陰でも育てる事が出来ますが、あまり暗い所では茎がひょろひょろと徒長しやすいので注意してください。秋の最低気温が１５度を下回ったら室内へ入れ、冬は最低温度５度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。

４月下旬から１０月	室内または戸外の日当たりのよい場所から明るい日陰。真夏は風通しがよく明るい日陰
１１月から４月中旬	室内の日当たりのよい場所から半日陰。最低温度は５度以上で管理

水やり

生育期の春と秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。夏はよく乾くので、乾く前に与えるようにします。秋の最低温度が２０度を下回ると、徐々に水やを吸わなくなってきます。冬は鉢土が表面が白く乾いて２、３日ぐらいしてからの水やりにして水やりを控えめにします。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください｡

肥料

春から秋まで緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

植え替え

植え替えは２年に１度を目安に行うか、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら毎年植え替えします。時期は４月下旬から５月頃に行うのが理想的です。土は市販されている観葉植物専用の用土、自分で作る場合は、赤玉土（小粒）６、腐葉土３、ピートモス１ぐらいでよいです。その他は観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。

切り戻し

春の４月頃、３分の１から半分ぐらい樹形を切り戻しておきます。

増やし方

種まき

５月下旬	７月上旬
箱まき	定植前

種が売られている事があるので、入手したら種まきから育てる事ができます。時期は春の４月から５月中旬頃に行うとよいと思います。方法は箱やポットに種を蒔いて薄く覆土します。箱まきでは本葉が２枚ぐらいになったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。苗が沢山できたら、庭に植えつけて楽しむ事もできます。庭への植え付けは、夏の強い日差しを避けた所に、元肥に牛糞などを混ぜて２０ｃｍぐらいの間隔で植えつけます。

挿し木

挿し穂

庭のを沢山挿し木

長さ６ｃｍぐらいで数節分の挿し穂を用意します。下の節の葉を取り、下の節が土に埋まるように挿します。時期は気温が高ければいつでも行えますが、５月から６月頃、秋の９月頃に行うのが理想的です。種まきして庭植えしているものは、秋に挿し木して苗を作り越冬させ、来シーズン植えつけてもよいと思います。その他は挿し木のページをご覧ください｡

寄せ植えやハイドロカルチャー

ヒポエステスは寄せ植えやハイドロカルチャーの素材によく利用されています。挿し木や種まきして苗を作ったり、ミニ観葉植物が売られているので、それを利用して楽しむ事ができます。夏の強い日差しを嫌うので、同じような環境で育つものを寄せ植えするとよいです。

冬の管理方法

室内の暖房の効いた窓辺などに置いて越冬させるとよいと思います。暖かい時間帯に、霧吹きで葉水をして育てるとよいです。その他は観葉植物の冬の管理をご覧下さい。