トップ金のなる木(カネノナルキ)

金のなる木(カネノナルキ)

学名:Crassula ovata
別名:カゲツ(花月)、クラッスラ
科・属名:ベンケイソウ科・クラッスラ属
原産地:南アフリカ
分類:常緑低木、多肉植物
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:あり
花期:
花言葉:一攫千金
通販:楽天市場にあり

金のなる木
金のなる木
金のなる木(姫黄金花月)
金のなる木(姫黄金花月)
葉に五円玉(金のなる木)
葉に五円玉
葉(金のなる木)
本来はカゲツ(花月)という名前ですが、葉が硬貨に似ている事や、遊び心で五円玉の穴に新芽を入れ、成長すると茎の間に5円玉が挟まって木にお金が成っているように見えるので、金のなる木と呼ばれるようになったようです。南アフリカの乾燥地帯に分布する多肉植物で、葉や茎に水を蓄え乾燥に強いです。主に観葉植物として育てられ、葉が緑色、斑入り、縁が赤い品種などがあります。育てるのは過湿と寒さに気をつければ育てやすいです。星形の花が咲きますが、咲かせるコツがあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(5度以上) 日向 室内の日向
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が白く乾いてから 控えめ

金のなる木の育て方

育てるポイント

日当りの良い所に置いて、過湿を嫌うので水を与えすぎないようにします。肥料はあまり要らないで、春に緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでよいです。寒さにさほど強くないので、冬は5度以上ある日当りの良い室内で育てます。

花の咲かせ方

普通に育てると花が咲かない事がよくあります。ですが5年以上育った木で、条件を満たすと12月下旬から2月頃に花が咲く事がよくあります。条件は日当たりが良く夜間は12度ぐらいと涼しく、完全に水切れすると花が咲きやすくなります。秋の11月になったら、水やりを完全に止めて、葉が少し萎れるぐらいまで与えないようにします。葉が少し萎れても、水を与えるとまた元に戻ります。寒さにさほど強くないので、冬は5度以上ある日当りの良い室内に置きますが、暖房の効いた部屋には置かないようにします。
1月上旬 2月上旬
金のなる木の蕾
金のなる木の花

置き場所

日当たりを好むので、年間を通じて日当たりのよい場所で育てます。過湿を嫌うので、戸外では梅雨などの長雨に当てないようにします。耐陰性があるので明るい日陰でも育ちますが、茎と茎の間があいて姿が悪くなるので、できるだけ日当たりのよい所で育てます。凍らないぐらいの寒さには耐えますが、氷点下になると葉が凍傷になって傷むので、冬は5度以上ある日当たりが良い室内に置きます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月中旬から10月 室内や戸外の日当たりのよい所。
11月から4月上旬 室内の日当たりのよい所。最低温度5度以上で管理

水やり

過湿を嫌う多肉植物なので、年間を通じて乾燥気味に管理します。生育期の春から秋は鉢土の表面が白く乾いて更に2、3日してから与えます。ある程度大きく育ったものは秋に水を切ると、冬に花が咲きます。冬は月に1回だけの水やりで枯れる事はないです。逆に乾燥地帯に生息する多肉植物なので、水を与え過ぎると根腐れしやすいので注意してください。

植え替え

3年に1回を目安に植え替えを行います。時期は5月から6月頃が理想的です。用土は観葉植物専用の土にパーライトを2ぐらい混ぜたり、多肉植物の培養土を利用してもよいです。その他は観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

肥料

肥料は少な目で育ちます。春に1回だけ緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでよいです。

剪定

自然の樹形でよければ特に必要ないです。樹形をコンパクトにしたい場合は、伸びすぎた枝を切ったり、不要な枝を元から切って樹形を整えるとよいです。時期は春に、切った所付近くから新芽がまた伸びてきます。

増やし方(挿し木)

挿し木して1年経った苗(金のなる木)
挿し木して1年経った苗
挿し木をして増やす事ができます。時期は5月から9月頃まで行えます。長さ10cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の葉を数枚取って、葉の取った節が用土に埋まるように挿します。根が腐れ易いので、鹿沼土などに挿して水やりを控えめにすると水を求めて根が出てきます。
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