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クロトン

学名:Codiaeum variegatum
和名:変葉木(へんようぼく)
科・属名:トウダイグサ科・クロトンノキ属
原産地:マレー半島からオーストラリアの熱帯地方
分類:常緑低木
寒さ:弱い(12度以上)
暑さ:強い
日照:日当たりを好む
耐陰性:なし
花言葉:妖艶、嬌艶
通販:楽天市場にあり


クロトンの写真

ラセンクロトン

サマープリンス

広葉のクロトン
クロトンはマレー半島、太平洋諸島に分布する常緑の低木で、原産地では樹高が2mぐらいになります。葉色が赤や黄色などカラフルで光沢のある美しく葉をしており、葉の形の異なる種類がいくつかあります。主に広葉系、細葉系があり、その中間の鉾葉系などの他、白い葉をした品種もあります。育てるのは春から秋の生育期は育てやすいですが、冬の寒さにやや弱く落葉してしまう事が多いです。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(12度以上) 日向 室内の日向(12度以上)
植え替え 適期
挿し木 挿し木
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 乾けば 毎日 乾けば 控えめ


クロトンの育て方

置き場所

主に葉の厚いタイプ、葉の細いタイプ、葉の薄いタイプがあります。葉の厚いタイプと葉の細いタイプは直射日光の当たる風通しのよい所。葉の薄いタイプは強い日差しに当てると葉焼けを起こすので、夏の強い日差しは避けます。冬は全ての種類で室内のできるだけ日当たりのよい場所で育てます。冬は最低温度12度以上を保つよう暖かい部屋に置き、10度以下の低温では落葉してしまいます。保てない場合は5度程度の低温で乾燥気味に管理して冬眠させます。落葉しても春になると新芽が出てきます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月上旬 葉の厚いタイプと葉の細いタイプは直射日光に当てる。葉の薄いタイプはレースカーテン越し。
10月中旬から4月 室内の出来るだけ明るい所。最低温度は12度以上で管理

水やり

生育期の春から秋は土の表面が乾く前に与えます。乾かしすぎても、過湿にしてもいけないので、少し水やりは難しくなります。秋の最低気温が20度以下になってきたら、徐々に水やりの回数を減らし、最低温度12度以上で管理します。もし、温度を保てない場合は5度程度の低温で乾燥気味に管理して冬眠させます。

植え替え

2年に一度は植え替えをします。根詰まりすると生育が悪くなり、冬は根腐れの原因にもなるので注意してください。時期は5月から6月までに行ないます。土は市販されている観葉植物専用の土でよいと思います。自分は赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいで植え替えています。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

取り木

冬になると落葉して樹形が乱れてしまうので、取り木をして仕立て直すことが出来ます。2ヶ月もしたら根が出てくるので植え付けます。取り木の方法については、取り木のページをご覧ください。

増やし方(挿し木)

4月上旬 5月下旬

クロトンの挿し穂

約 一月半後
挿し木で増やす事が出来ます。時期は5月〜7月頃に、長さ5cm〜8cm程の挿し穂を用意して、下半分ぐらいの葉を取り除きます。20分ほど水揚げして、あれば発根促進差しをつけて葉の取り除いた節が用土に埋まるように挿します。挿し木して2ヶ月もすれ発根しますので、鉢上げをします。その他、詳しくは挿し木のページをご覧ください。

肥料

春から秋まで液体肥料などを定期的に与えたり、緩効性の化成肥料などを置き肥します。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

寒さに当たると落葉する事が多いです。冬は日当たりのよい出来るだけ暖かい所で管理します。落葉しても茎が生きていれば春になると新芽を吹いて葉が茂ってきます。その他は、観葉植物の冬の管理をご覧下さい。
葉の落ちたクロトン

冬を超えた春のクロトン

冬の寒さで葉の多くを落としてしまう事が多いです。葉が落ちでも、茎が生きていれば、暖かくなると新芽を吹いて葉が茂ってきます。植え替えシーズンになったら葉のない所を切り戻して、根詰まりしているようなら植え替えます。

病気や害虫など

葉が落ちる

冬に葉が落ちるのは、低温によるものが多いので、できるだけ暖かく日当たりのよい所で育てます。春から秋の生育期に葉が落ちる場合は、ハダニが原因かもしれません。葉の裏につくので見つかれば水で洗い流すか、殺ダニ剤などで駆除します。

葉ダニ

ハダニのつきやすい観葉植物で、葉の裏を葉ダニに吸われて、葉の色が白っぽくなってしまいます。空気が乾燥すると発生しやすいので、時々葉の表と裏両方に葉水を与えます。葉ダニがついた場合は殺ダニ剤などで駆除します。
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