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クワズイモ

学名:クワズイモ(Alocasia odora)、シマクワズイモ(Alocasia cucullata)
科・属名:サトイモ科・アロカシア属
原産地:東南アジア
分類:常緑多年草
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり




シマクワズイモ

シマクワズイモの葉

クワズイモ(高さ3mほど)

クワズイモの花

クワズイモの実

左:鉢植えのクワズイモ、右:庭植えのシマクワズイモ
クワズイモは高さが3mぐらいになり、葉もかなり大きくなります。他にインドクワズイモ、シマクワズイモ、斑入りの白斑クワズイモという種類もあり、斑入りは強い日差しをきらいます。シマクワズイモはクワズイモほど大きくならず、クワズイモよりも樹形がコンパクトで葉がハート型の光沢のある葉をしています。クワズイモは芋になった樹形が面白く、耐寒性が比較的強く育てやすい事から、とても人気のある観葉植物です。写真の庭に植えられた大きなシマクワズイモは、株分けした小さな株を何気なく庭に植えていたら、冬を越えて葉を茂らせたものです。高さが80cmほど、葉の長さが30cmほどあります。冬は霜に当たって地上部が枯れてしまいましたが、春になると葉を伸ばし、秋にはとても大きくなりました。暖地では庭植えで冬を越すことがありますが、熱帯の植物なので、通常、鉢植えにして冬は室内で育てるようにします。花が咲きもなりますが、うちのはまだ花が咲いたことがありません。
作業カレンダー(暖地基準の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所
室内の半日蔭(5度以上) 半日蔭 明るい日陰 半日蔭 室内(5度以上)
植え替え
適期
株分け
適期
肥料
置き肥など
水やり
控え目 表面が白く乾いてきたら 控え目

クワズイモの育て方

置き場所

木漏れ日の差すような所を好むので、レースカーテン越しの日光などに当てて育てます。しかし、夏の強い日差しはレースカーテン越しでも葉が白っぽく焼けてしまう事があるので、明るい日陰で育てるようにします。特に斑入りのシマクワズイモは強い日差しに当てないように注意してください。耐陰性が強く年間を通じて明るい日陰で育てる事もできますが、あまり暗いと貧弱に育つので、できるだけ明るい場所で育てます。秋の最低気温が13度を下回ったら戸外にあるものは室内のレースカーテン越しの日光から明るい窓辺などに置き、冬は最低温度5度以上の所で育てます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。

4月下旬から10月中旬 室内または戸外の半日陰から明るい所(夏の強い日差しは避ける)
10月下旬から4月中旬 室内のレースカーテン越しの日光から明るい所。(最低温度は5度以上で管理)

水やり

生育期の5月〜10月上旬頃までは表面が白く乾いてきたらたっぷりと与えます。秋の最低気温が20度以下になってくるとだんだん水を吸わなくなるので、水やりの回数を徐々に減らして行きます。冬は表面が乾いてからの水やりにします。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。高温多湿を好む観葉植物ですので、霧吹きをして湿度を与えるようにして育てます。その他、水やりについては観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

植え替え(2006/4月下旬)

2つのシマクワズイモ

根鉢が壊れた

寄せ植え終了
根がよく張る観葉植物ですので、2年に1度は植え替えをします。時期は5月から6月頃が理想的です。土は市販されている観葉植物専用の土を使用するのがよいと思います。自分は赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいで植え替えています。写真は2つのシマクワズイモを寄せ植えした時の写真です。根鉢を誤って壊してしまいましたが、その後は順調に育っています。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

増やし方

挿し木

挿し木

2005/7月中旬

2005/8月上旬

2005/9月中旬に鉢上げ
茎をきれいに切断して、切り口を日陰で乾かして挿し木すると比較的簡単につきます。時期は5月から8月頃が理想的で、明るい日陰で用土を乾かさないように行います。下のは適当に午前中の日光が2時間ほど当たる所にシマクワズイモを挿すと容易につきました。シマクワズイモは多少の日光なら当たった方がつきやすいように思えます。しかし、斑入りクワズイモの場合は日光に当てない方がよいと思います。その他は、挿し木のページをご覧ください。

株分け

根元から出てきた子株を株分けして増やす事が出来ます。時期は植え替えと一緒に行ないます。風で棚から落ちて先が折れてしまったシマクワズイモです。先が折れてしばらくすると、子株が出てきました。子株は根を出すので、植え替えの時に切り離して植え付ける事ができます。右下の写真は子株を親株から手で切り離して、丁寧に根を引っ張り抜いたものです。植え付けの際は切り口が腐らないように日陰で乾かします。乾かす際は根が乾燥しないように根だけ土に埋めるなどします。切り口が乾いたら鉢に植え付け、2年もすると根元がイモ化してきます。
株分け

2005/7月中旬

2005/8月上旬

2005/9月中旬

2007/11

種まき


クワズイモの花

クワズイモの種(約 5mm)
種まきでも増やす事ができます。発芽温度ははっきり分かりませんが、熱帯の植物ですので、20度以上の高温を必要とすると思います。おそらく25度あれば大丈夫だと思います。

肥料

春から秋まで液体肥料や緩効性の化成肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

室内の観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

冬を越えたクワズイモ

冬を越えたクワズイモは葉が何枚か落ちてしまう事も珍しくありません。しかし、あまりにも姿が見苦しくなったものは、根詰まり気味か、冬に水を与え過ぎて根腐れをしている可能性があります。新しい用土で植え替えをしてあげます。

病気や害虫など

軟腐病


クワズイモの軟腐病

健全な所で切る
根が腐り、茎の根元付近まで腐って柔らかくなります。この病気は伝染するたちの悪い病気で、普通は発祥すれば治す手段はありませんが、クワズイモの場合は健全な部分を挿し木して仕立て直す事が可能です。方法は、腐った所から上を切断しますが、くれぐれも腐った部分が残らないように注意してください。切り口を日陰でよく乾かします。ちゃんと乾かさないと腐れ易いです。切り口が乾いたら新しい用土に挿し木します。

葉ダニ

葉の裏を葉ダニに吸われて、葉の色が白っぽくなってしまいます。空気が乾燥すると発生しやすいので、時々葉の表と裏両方に葉水を与えます。葉ダニがついた場合は殺ダニ剤などで駆除します。
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