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ミリオンバンブー(サンデリアーナ)

学名:Dracaena sanderiana
別名:サンデリアーナ、富貴竹、開運竹、万年竹、ラッキーバンブー
科・属名:キジカクシ科・ドラセナ属
原産地:熱帯アフリカ西部
分類:常緑低木
寒さ:弱い(8度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり


ミリオンバンブー(富貴竹)

サンデリアーナのハイドロカルチャー

サンデリアーナのハイドロカルチャー2

サンデリアーナ・ゴールデン
ミリオンバンブーとはドラセナ・サンデリアーナの事で、幹が竹のように見えるので、このような名前で流通しています。台湾では開運や金運を呼ぶ植物とされ、日本の幸福の木のような意味合いのある観葉植物です。茎を曲げたりした、いろいろな形の物が売られています。水栽培にとても向いており、ハイドロカルチャーにしてよく育てられています。サンデリアーナは緑の葉に白い斑の入ったもので、その枝変わりに葉が濃い緑色をしたもの、葉がライム色をした斑入りのゴールデンなどもあります。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(8度以上) 日向〜半日陰 明るい日陰 室内の日向
植え替え 適期
挿し木 挿し木・水挿し
切り戻し 切り戻し
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が乾けば与える 控えめ

ミリオンバンブー(サンデリアーナ)の育て方

置き場所

木漏れ日の当たるような所を好みます。日差しの柔らかい春や秋はレースカーテン越しなどの日光に、夏は強い日差しを避けた明るい日陰で育てます。日差しが弱い10月下旬から4月頃は日当たりのよい窓辺に置いた方が元気に育ちます。耐陰性があるので年間を通じて明るい日陰でも育てる事ができます。冬は暖房の効いた出来るだけ暖かい最低温度8度以上の部屋で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月下旬から10月中旬 強い日差しの当たらない室内または戸外の明るい所
10月下旬から4月中旬 室内の日当たりのよい所から明るい日陰(最低温度は8度以上で管理)

ハイドロカルチャー(水栽培)

管理

竹のような茎をしたものがハイドロカルチャーにして売られている事があります。生育期の春から秋まで、水を15%ぐらい貯めるぐらい、冬は植え込み材料が湿る程度で少な目にします。肥料はハイドロカルチャー専用の培養液を利用するとよいです。代わりに液肥を与える場合は、極薄めにします。水に浸けらて水栽培されたものは、4、5日に1回ぐらい水を交換して、水の量は25%程度にして、多く貯めすぎないようにします。

作る

自分で作る場合は、長い茎が売られてい事があるので、それを切って水挿しにしたり、ミニ観葉植物もよく売られているので、これを利用する事もできます。写真は色のついたジェルのようなものを中に入れるタイプで、見かけがご覧のようにカラフルで、他にピンクや黄色などもあります。作り方は中にジェルのようなものを入れるだけで容易です。その他は観葉植物のハイドロカルチャーのページをご覧ください。

水やり

用土に植えられているものは、生育期の春から秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。朝の最低気温が20℃以下になってきたら、だんだん渇きが遅くなるので水やり回数も減ってゆきます。冬になったら水をあまり吸わなくなるので、水を与え過ぎないよう控えめにします。冬に水を与え過ぎると根腐れする事があるので注意してください。冬は暖房などでよく空気が乾燥するので、時々霧吹きで葉水を与えるようにして、葉が落ちるのを予防させるとよいです。春になって暖かくなってくると、だんだんと水を吸いはじめるので、鉢土の表面が乾いたら十分に与えます。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

土に植えられたものは、鉢の底から根が出て根詰まり気味か、2年以上植え替えていないものは植え替えをします。時期は春の5月から6月頃が理想的です。用土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいです。根鉢の周りを軽く壊して、樹形に合った大きさの鉢に植えるとよいです。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。
植え替え 2005/6月上旬

植え替え前

水栽培から土に(根は結構丈夫です)

植え替え後

肥料

春から秋まで緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えます。水栽培しているものは、ハイドロカルチャー専用の培養液を利用したり、極薄めにした液体肥料をあたえます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

増やし方

水挿し

長い茎だけが売られている事があります。好きな長さに切る場合は、節の少し上辺りを切ります。水の入ったコップなどに入れて、4、5日に1回ぐらい水を交換するようにします。この状態のまま水栽培にして観賞して楽しむ事もできますし、根が出たらハイドロカルチャーにしたり、土に植えて育ててもよいです。時期は5月から6月頃に行うのが理想的ですが、7月頃まで行えます。

挿し木

土に挿して増やす事もできます。節の所が土に埋まるように行います。新芽が出るまでは土を乾かさないよう注意して鉢上げします。時期は5月から6月頃に行うのが理想的ですが、8月頃まで行う事ができます。その他、詳しくは挿し木のページをご覧ください。

切り戻し

数年もすると枝が伸び過ぎてしまったり、下葉が減って姿が乱れてきます。茎を適度な長さで切り戻すと、新芽がまた伸びてきます。切った先は挿し木や水挿しにも利用できます。時期は新芽が出てくる、4月中旬から5月頃に行うとよいと思います。

冬の管理方法

寒いのが苦手なので、室内の暖房の効いた明るい窓辺などに置きます。冬は温度が低く生育が落ちるので、水はあまり吸わないので控えめにして、肥料は与えないようにします。冬は空気が乾燥するので、暖かい時間帯に霧吹きで葉水を与えると、葉の痛むのを予防できます。その他は、 観葉植物の冬の管理をご覧下さい
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