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ニューサイラン

学名:Phormium
別名:マオラン
科・属名:キジカクシ科・フォルミウム属
原産地:ニュージーランド
分類:常緑多年草
寒さ:やや弱い(氷点下5度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし
花言葉:素直
通販:楽天市場にあり


青葉のニューサイラン

赤葉のニューサイラン
ニューサイランはニュージーランド原産の半耐寒性常緑多年草です。キジカクシ科の植物で寒さに強く、暖地では戸外に植え付けて育てることもできる観葉植物です。1m以上になる長い葉をアクセントに比較的大きな鉢の寄せ植えの素材としても人気があります。ニューサイランは葉から繊維が採れるそうで、地元ではこれで麻が作られるそうです。日本へも元々は繊維を取るために輸入されたようですが、今は観葉植物として出回っています。ニューサイラン(Phormium tenax)と同じ属にクッキアヌム(Phormium cookianum)という種類もあり、クッキアヌムの方がカラフルな色をしています。最近ではこれらの交配種の園芸品種がニューサイランとして多く出回っているようです。花も6月から7月頃に、種類によって赤や黄緑色の花を咲かせます。

ニューサイランの育て方

置き場所

日当たりを好むので、年間を通じて日当たりのよい所で育てます。冬の耐寒性はマイナス5度ぐらいと強く、暖地では地植えで越冬可能ですが、葉色がカラフルで斑入りの種類はやや耐寒性が弱いようなので、霜がよく降りる所では葉が傷まないよう藁などで防寒しておくと安心です。暖地での鉢植えでは、霜に当たって葉が痛まないよう、軒下に置いておくとよいです。寒地では室内の日当たりのよい所で越冬させます。

水やり

鉢植えでは鉢土の表面が白く乾けば与えます。乾燥には強いですが、水はけがよく湿り気のある所でよく育つので、生育期の水切れに気をつけます。地植えでは、植え付け後はしばらく乾かしすぎないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えます。冬は生育が衰えますので、水やりは控えめにして越冬させます。その他は観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

2年に1度を目安に、鉢底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は3月から4月頃に行います。用土は水はけのよい用土を好むので、観葉植物専用の培養土や赤玉土(小粒)6、腐葉土4に、パーライトや川砂を2割ぐらい混ぜて水はけをよくすればよいと思います。その他は観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。

植え付け

日当たりのよい所から半日ぐらいは日光の当たる所で、西日を避けた所に植え付けます。水はけが悪いところを嫌うので、50cmぐらい掘った穴の土に腐葉土や堆肥をよく混ぜ込んで水はけをよくしてから植え付けます。時期は春の3月から4月頃に行うのが理想的です。

肥料

春と秋に骨粉入りの固形油かすなどを置き肥すればよいです。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

増やし方(株分け)

株分けで増やすことができます。時期は植え替えと一緒に行います。
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