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サクララン

学名:Hoya carnosa
別名:ホヤ・カルノーサ
科・属名:キョウチクトウ科・サクララン属(ホヤ属)
原産地:マダカスカル
分類:蔓性常緑多年草
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり(花は日照必)
花期:6月〜9月
花径:約 1cm
花言葉:人生の出発、同感、満足
通販:楽天市場にあり


サクラランの写真

サクラランの花(10月上旬)

サクラランの蕾(8月下旬)

ホヤ・カーリー
200種ぐらいあるホヤの仲間のつる性植物です。主に出回っているのはフイリサクラランという種類で、緑の葉に白い斑が混じっています。斑は外斑と中斑の二タイプがあり、上のは外斑のタイプになります。サクラランという名前は、桜色の花を咲かすので、このような名前がついています。花は長く伸びた蔓に咲く性質があるので、ある程度大きくならないと花は咲きませんが、花がなくても斑入りの葉が美しく観葉植物として楽しむ事ができます。育てるのも耐寒性が比較的強く育てやすい観葉植物です。ホヤ・カーリーはサクラランと同じ種類で、葉を挿して根を出して売られていたものです。この葉だけ育てても蔓は伸びてきませんが、ハート型の葉が女性に人気があります。基本的な育て方はサクラランと同じです。

サクラランの育て方

置き場所

サクラランは木漏れ日が当たるような所を好むので、午前中の日光が当たるような半日陰で育てます。しかし、初夏からは日差しが強くなるの、初夏からの強い日差しには当てないようにして育てます。耐陰性があるので日陰でも育てる事はできますが、花の咲く植物なので、あまり暗いと花が咲き難くなります。秋の最低気温が15度を下回ったら戸外で育てているものは室内へ入れ、冬は最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月下旬から10月中旬 室内または戸外の午前中の日光が当たるような半日陰。夏の強い日差しは避ける。
10月下旬から4月上旬 室内の日当たりのよい所から半日陰。最低温度は5度以上で管理

水やり

生育期の春から夏は鉢土の表面が乾いたら与えます。秋の最低気温が20度を下回ってくると徐々に水を吸わなくなるので、水やり回数を徐々に減らし、冬は表面が白く乾いてから2、3日しての水やりにして乾燥気味に管理します。乾燥には比較的強い方で、逆に水やりが多いと根腐れする事があるので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢底から根が出て根詰まり気味のもの、2年以上植え替えていないものは植え替えます。時期は5月から6月が理想的です。土は市販されている観葉植物でよいと思います。自分は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1ぐらいの水はけのよい用土に植えています。蔓性なのでヘゴ仕立てやあんどん仕立てにするとよいと思います。ヘゴ仕立ての方法はヘゴを中心に立てて、ヘゴに蔓をビニタイなどで使用して這わせるだけです。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。
ヘゴ仕立て

増やし方(挿し木)


12月上旬
比較的容易に挿し木で増やせます。節を3、4節残して一番下の節の葉を取り、そこの節が土に埋まるように挿し木します。サクラランは長く伸びた蔓に花を咲かす性質があるので、切った蔓には花が咲き難くなるので注意してください。時期は5月から6月頃が理想的です。写真は8月に誤って蔓が切れてしまったものを挿したものです。その他、詳しくは挿し木のページをご覧ください。

肥料

春から秋まで、花用の緩効性化成肥料や液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

病気や害虫など

花が咲かない

サクラランは長く伸びた蔓に花を咲かせる性質があります。花が終わってもなるべく蔓を切らないように注意してください。また、強い日差しを嫌いますが、あまり暗いと花が付き難くなります。夏の強い日差しは注意しますが、午前中の日光に当てるぐらいに育てます。

アブラムシ

アブラムシがつく事があります。見つけたらスミチオン乳剤などを散布して駆除します。その他は病気や害虫を参考にしてください。
サクラランについたアブラムシ
関連リンク