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多肉植物(観葉植物)


多肉植物の写真

多肉植物2

ファンファーレ(グラプトベリア)

デビー(グラプトベリア)

自生する多肉植物
11月中旬、海岸の岸壁

自生する多肉植物2
11月中旬、海岸の岸壁
雨の少ない乾燥した地域や、岩などに着生して生息しているので、乾燥しないよう厚い葉、茎や根に水分を蓄えて生きています。名前は肉の部分が多いので、このような名前になっています。科だけでも多くあるので、1万種以上があると言われています。サボテンもその一つなのですが、一般には多肉植物とは分けられて扱われています。主にベンケイソウ科が多く、セダム属、クラッスラ属、エケベリア属などをよく見かけます。生息範囲は海岸から高地と広く、気温の高い所から低い所までと広く分布しており、気温の高い所で育つものは夏型、気温の低い所で育つものは冬型として分けられ、育て方に少し違いがあります。育てる最大のポイントは水やりで、与え過ぎて枯せてしまう事が多いです。特に高温多湿を嫌い、この時期に枯れてしまう事も珍しくないです。

多肉植物の育て方

同じ仲間のアガベアデニウムアロエエケベリア金のなる木カランコエクラッスラグリーンネックレスクロホウシコーカサスキリンソウ子宝草セイロンベンケイソウセダムツメレンゲハオルチアハートカズラハナキリンリトープスは別のページで育て方を紹介しています。

冬型・夏型・春秋型

冬型は秋から春によく生息し、夏は暑さで休眠します。夏型は春から秋によく生育し、冬は寒さで休眠します。また中間的な、春と秋だけに生育する春秋型、最近は日本の暑さで生育が止まってしまう夏型を春秋型として分けられる事もあります。各生育期間が異なるので、育て方も若干異なってしまいます。また 同じ仲間でも、品種によって両方のタイプがあるものもあります。
種類 タイプ
アエオニウム 冬型
グラプトペタラム 夏型または春秋型
グラプトベリア(グラプトペタラム×エケベリア) 夏型または春秋型
コチレドン 夏型または春秋型
フェルニア 夏型
コノフィツム 冬型
パキフィツム 夏型または春秋型

冬型の育て方


作業カレンダー(冬型の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状態
生育期 休眠期 生育期
場所
日向(霜よけ・0度以上) 日向(雨よけ) 半日蔭(雨よけ) 日向 日向(霜よけ)
植え替え
植え替え 植え替え
挿し木
挿し木 挿し木
肥料
肥料 肥料
水やり
控えめ 表面が白く乾いて2、3日後 殆ど与えません 表面が白く乾いて2、3日後 控えめ

置き場所

日当たりがよく長雨を避けた所で育てます。冬型は特に高温多湿を嫌うので、梅雨時期は長雨に当てないよう軒下などに置きます。夏は暑さで休眠するので、強い日差しを避けた明るく涼しい日陰や、50%ぐらいの遮光ネットを掛けて夏の強い日差しから守ります。耐寒温度は0度以上と寒さには比較的強い方で、関東より南では戸外の霜の当たらない所で越冬が可能です。

水やり

過湿には弱く、葉や茎に水を蓄えているので乾燥には強いです。冬型は春と秋によく生育するので、その時期は鉢土の表面が白く乾いて、更に2、3日してから水やりします。夏は暑さで休眠するので、月に1回ぐらいとほぼ断水して夏を越させます。冬型と言っても、寒さであまり生育しないので、月に3回ぐらいと控えなに水やりにします。

植え替え

鉢底から根が出て根詰まりしていたり、2年以上植え替えていない株は植え替えます。時期は春の3月から4月頃、秋の9月から10月頃にも行えます。

肥料

肥料は多く必要としません。生育期の4月から5月、秋の9月から11月頃に、月に1、2回、2000倍ぐらいに薄めた液体肥料などを与えます。

庭植え・ロックガーデン

冬型は種類によって、庭植えやロックガーデンの素材として利用できるものがあります。挿し木で増やしたものを試しに植えてみたり、葉や茎を取って庭に置いておくと、根を出して増える事があります。

夏型の育て方


作業カレンダー(夏型の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状態
休眠期 生育期 休眠期
場所
室内の日向(5度以上) 日向(雨よけ・西日は避ける) 室内の日向(5度以上)
植え替え
植え替え 植え替え
挿し木
挿し木 挿し木
肥料
肥料 肥料
鉢の水やり
控えめ 表面が白く乾いて2、3日後 控えめ 表面が白く乾いて2、3日後 控えめ

置き場所

基本的に日当たりがよく雨の当たらない所で育てます。しかし、夏の暑さを嫌うものもあるので、30%ぐらい遮光するか午後からの強い日差しを避けた所に置いて育てるとよいです。冬の寒さは種類によって凍らせなければ大丈夫なものから、5度以上とやや弱いものもあります。霜が降り前頃になったら日当たりのよい室内で育てるとよいです。秋に紅葉するタイプは、霜の当たらない日当たりのよい所に置き、赤くなったら室内に入れるとよいです。

水やり

過湿には弱く、葉や茎に水を蓄えているので乾燥には強いです。春と秋は鉢土の表面が白く乾いてから、更に2、3日してからの水やり、夏はあまり生育しないので月に2回ぐらいの水やり、冬は休眠するので月に1回ぐらいの水やりにします。

植え替え

鉢底から根が出て根詰まりしていたり、2年以上植え替えていない株は植え替えます。時期は春の5月から6月頃、秋の9月から10月頃に行います。

肥料

あまり多く必要としません。生育期の5月から6月、秋の9月頃に、月に1、2回、2000倍ぐらいに薄めた液体肥料などを与えます。

春秋型または分からない場合

多肉植が生息している範囲は広く、冬型と夏型、また中間的な春秋型もあります。同じ属でも両方あるものがあり、購入した鉢植えのラベルにどちらか書いていない事もあります。分からない場合は、春と秋の生育期が重なる3月から6月頃、秋の9月から10月頃を生育期と考えて育てるとよいです。植え替えは春の4月頃か秋の9月頃に行い、冬と夏の間は休眠期と考え、水やりを極力控えるようにします。乾燥した所や岩場に着いて生息しているので水切れには強く、逆に水やりが多すぎて枯らせてしまう事がよくあります。

葉焼け、夏の暑さ対策

室内の日当たりがよくない所に置いていたものを、急に春から秋の日差しに長時間当てると葉が焼ける事があります。少しずつ日に当てる長さを伸ばすよう、置き場所をかえるとよいです。多肉植物として売られている鉢植えは、暑さが苦手なものが多く、風通しが悪い事でも枯らせてしまう原因の一つになります。夏はできるだけ風通しのよい高い棚などに置き、30%から50%ぐらいの遮光ネットで日差しを柔らかくさせておくと随分違います。また、根詰まりも夏に根腐れしてしまう原因になるので、2年に1回ぐらいは適した時期に植え替えた方がよいです。生育期の春、秋はよく日光に当てた方がよいです。

植え替え方・用土について

適期は春か秋、できるだけ晴れの続く日に行うとよいです。用土が湿った状態だと植え替えにくいので、乾いた状態の方がやりやすいです。古土は出来るだけ取り除き、痛んだ根も取り除きます。伸び過ぎた根は切り取り、3日ぐらい切り口が腐らないよう日陰で乾かしてから植え替えます。用土は過湿に弱くとても水はけのよい土を好むので、市販されている多肉植物の培養土を利用するのがよいです。もし自分で作りたい場合は、赤玉土(小粒)3、鹿沼土(小粒)3、腐葉土2、パーライト2などです。つい水やりが多すぎてしまう人は、パーライトを多めに入れてもよいです。植え替え後は明るい日陰に置き、すぐに水は与えず3、4日してから与え始めます。その後は急に直射日光に長く当てるのではなく、少しずつ日に当てる時間の伸ばすよう、置き場所をかえたりします。

増やし方

要領が分かれば増やしやすいです。種類によって、 樹木のようなものは挿し木、こんもりした様な形は株分け、葉挿しは両タイプとも行えるものが多いです。時期は春の3月から4月頃、秋の9月から10月頃にも行え、出来るだけ晴れが続く日を選んで行うのがよいです。用土は上で紹介した、多肉植物の培養土などを使用するとよいです。増やす楽しみも多肉植物の魅力なので、増やして庭やコンクリートの隙間の土だまりに植えたり、ロックガーデンにたりして楽しめます。

挿し木

種類によって、3cmから7cmほどのさし穂を用意します。土に埋まる部分の下葉を数枚取り除き、切り口が腐らないよう3日ぐらい日陰で乾かし、葉の取った茎が用土に埋まるように挿します。水やりは過湿になると腐れる事があるので、発根してから水やりします。さし穂が腐れやすい場合は、茎が用土の近くになるよう置くだけでも発根します。
挿し木(土は多肉植物用)
多肉植物の挿し木
2005/10

2005/11

2006/5

株分け

横に子株が増えるタイプは株分けして増やす事ができます。手で分けられるものと、ハサミで切り分けるものがあります。植え替えの時と一緒に行い、ハサミで切り分けた場合は3日ぐらい日陰で乾かしてから植えつけます。水やりは3、4日ぐらいしてから与え、植え替え後と同じように管理します。

葉挿し

葉を元から手で取ったり、取れないものはハサミで切り、それをの土の上に乗せるだけで増やす事ができます。用土は多肉植物の培養土など定植用の土を利用し、葉を土の並べるように置だけで、元の方から根と芽が出てきます。水やりはせずに用土を乾かした状態で半日陰に置き、芽が出てきたら霧吹きで水を軽く与えます。更に大きくなってきたら日に当てるようにして、親の葉が萎んだら小鉢に植えつけます。その後は植え替え後と同じように管理します。

小芽(ムカゴ)

葉の縁に子が沢山出来る種類もあります。自然に落ちて増えたり、それを取って土の上に乗せるだけで容易に増えます。

寄せ植え

同じ仲間を寄せ植えにして楽しんでいる人も多くいます。特に同じ種類の多肉植物同士を寄せ植えにしなくても、似たような条件、たとえば夏型同士や冬型同士、サボテンと夏型を寄せ植えにしてもよいです。葉色の美しいものや形の変わったものも多いので、配置を考えて植えたりして楽しめます。 サボテンと多肉植物の寄せ植え
サボテンと多肉植物の寄せ植え