トップジュウニノマキ(十二の巻)

ジュウニノマキ(十二の巻)

学名:Haworthiopsis fasciata(旧:Haworthia fasciata)
別名:ハオルチオプシス・ファスキアタ、ハオルチア・ファスキアタ
科・属名:ツルボラン科・ハオルチオプシス属
原産地:南アフリカ、東ケープ
分類:常緑多年草、多肉植物
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:嫌う(休眠気味になる)
日照:半日陰
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり

ジュウニノマキ(十二の巻) ジュウニノマキ(十二の巻)の美しい葉模様
ジュウニノマキ(十二の巻)は葉にある白い横縞模様が美しい、昔から人気のある多肉植物です。同じ仲間のアロエのように三角の葉がロゼット状に生えており、樹形はコンパクトで高さはせいぜい15cmぐらいと小さいです。春になるとあまり目立ちませんが白い花を咲かせる事もあります。ハオルチアの硬葉系として分けられ学名はハオルチア・ファスキアタ(Haworthia fasciata)でしたが、今はハオルチオプシス・ファスキアタ(Haworthiopsis fasciata)になっています。南アフリカ、 東ケーブの石の多い所などに自生している乾燥に強い植物です。多肉植物ですが強い日差しは必要しないので部屋に向き、コンパクトなので邪魔にならないです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状態 休眠 生育期 暑い所は休眠 生育期 休眠
場所 室内の日向 半日陰 明るい所(雨よけ) 半日陰 室内の日向
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が白く乾いてから 控えめ 表面が白く乾いてから 控えめ

ジュウニノマキ(十二の巻)の育て方

生育サイクル

冬は寒さで生育が衰え休眠します。暖かい春になると生育し始め葉も茂ってきます。初夏になって気温が高くなると暑さで生育が衰えます。秋になって涼しくなると再び生育するようになります。

強い日差しを嫌う

多くの多肉植物は強い日差しを好みますが、ジュウニノマキは強い日差しを好みません。比較的緩やかな日差しを好むので午前中の日光が当たるぐらいの半日蔭を好みます。

乾燥に強い

多肉植物で葉に水分を蓄えています。雨があまり降らない乾燥した所に自生しているので、乾燥にはとても強いです。逆に過湿になって土がいつも湿った状態になると根が腐れやすいです。

生育する春と秋の管理

春の3月から6月頃、秋の9月から11月頃が生育期になります。窓辺など出来るだけ明るい所に置いて、水やりは鉢土の表面が完全に白く乾いてから与えます。肥料は少な目でよいので、緩効性の化成肥料を控えめに置き肥したり、薄めの液体肥料を3週間に1回ぐらい与えるだけでよいです。

植え替え

2年に1回ぐらいを目安に植え替えます。用土はとても水はけのよいものを好むので、市販されている多肉植物の培養土を利用したり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)3、鹿沼土(小粒)3、腐葉土2、パーライト2などを利用するとよいです。根鉢の周りを軽く壊して必要なら株分けを兼ねて行います。時期は春の3月から4月頃か秋の9月から10月中頃に行えます。

株分け

子株が増えるので、植え替えの時にカッターなどで切り分けます。日陰で切り口を1日以上乾かして植えます。

夏の管理

夏の強い日差しを避けた所、戸外では雨の当たらない軒下など、室内では窓のある明るい所が良いです。夏の高温で生育が止まりますが、一日中涼しい冷房の効いた部屋では生育します。水やりは鉢土の表面が完全に白くなって、更に数日してから与えるぐらいと控えめにします。気温の高い室内や戸外では休眠するので、月に2回ぐらいの水やりでよいです。夏に肥料は与えないようにします。

冬の管理

寒さには弱いので、戸外に置いているものは秋が深まってきたら室内へ入れます。室内では5度以上ある日向から明るい窓辺などに置きます。寒さで休眠するので、水やりは月に1回ぐらいと控えめに、肥料は与えないようにします。水を与え過ぎると根腐れしやすいので注意してください。
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