作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
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3月 |
4月 |
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開花時期 |
開花 |
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開花 |
場所 |
室内の日向 |
日向(長雨は避ける) |
明るい日陰 |
日向 |
室内の日向 |
花芽分化期 |
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花芽分化(短日) |
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植え替え |
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植え替え |
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挿し木 |
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挿し木 |
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葉刈り・芽摘み |
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葉刈り |
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芽摘 |
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肥料 |
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肥料 |
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鉢の水やり |
控えめ |
鉢土の表面が乾けば与える(過湿を嫌う) |
やや控えめ |
控えめ |
シャコバサボテンの育て方
花や蕾のついたシャコバサボテンの管理
秋から冬に購入したものには蕾や花がついています。窓際の日当たりのよい所に置き、部屋の温度があまり上がらない、10度から25度以内の所で管理します。室温が高すぎたり、寒暖の差が大きいと蕾が落ちる事があります。また、多湿には弱く乾燥には強いので、水やりが多いと蕾が落ちる事があります。肥料は春まで必要ありません。
置き場所
気温が25度を超えるまでは、なるべく日光にあてるようにします。夏の暑さは苦手ですので、戸外の涼しくて風通しのよい明るい日陰に置きます。また環境の変化に弱い植物なので、場所はできるだけ変えないようにします。梅雨の長雨も苦手ですので、長雨には当てないようにしてください。冬には室内の明るい場所で越冬させますが、蕾や花の咲いているシャコバサボテンは、明るい場所で、できるだけ寒すぎず暑すぎない、10度以上、25度以下を保てるような場所で育てます。株自体は5℃程度の低温に当たっても、枯れる事はありません。
4月上旬から10月中旬 |
戸外の日当たりのよい所。夏の強い日差しを避けるか60%遮光(梅雨の長雨は避ける、花芽分化期(9月中旬から10月)は夜間の電灯に当てない) |
10月下旬から3月 |
室内の日当たりのよい窓辺など(10度〜25度) |
水やり
着生植物なので、植え込み材料がたえず湿っているようでは、根腐れを起こしてしまいます。植え込み材料が白く乾いてから与えます。特に梅雨明けから9月上旬は高温で根はあまり活動していないので、乾かし気味に管理します。9月中旬から花芽ができるまでは、鉢土の表面が白く乾いてから2日ぐらいしてやや乾かし気味にして、茎の生育を止めて花芽をつけさせます。11月から冬の開花時期は乾燥気味に管理しますが、暖房の効いた部屋では乾かし過ぎないように注意してください。春になって暖かくなってくると、だんだんと水を吸いはじめ乾くのが早くなりますので、鉢土の表面が白く乾いたら十分に与えます。
花芽のつけ方
芽摘み(若い葉を取り除く)
8月下旬〜9月上旬に新しい葉を付けると花芽がつかないので、この時期、新しく出た葉はねじって取り除きます。
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このような葉は取り除きます。 |
大きな葉によい蕾が付きます |
水やりを減らず
9月中旬から花芽ができるまでは、鉢土の表面が白く乾いてから2日ぐらいしてやや乾かし気味に水やりします。
肥料を与えない
肥料は4月から6月まで与えればよいので、その他は一切与えません。置き肥している場合は7月になったら取り除きます。
短日処理
9月中旬から10月下旬頃の花芽分化期に日が短くなると花芽ができる性質があります。9月中旬から夜間の電灯でも影響してしまうので、花芽がつくまでは電灯を避けた所に置くようにします。もし、そういう場所がない場合は、夜間だけ箱の中に入れるなどします。
植え替え
2、3年に1度は植え替えをします。植え替え時期は春の4月から5月中旬頃です。もし夏に根腐れを起こしてしまった場合は、真夏を避けた9月中旬から下旬の涼しくなった時期に行った方がよいです。シャコバサボテンは着生植物で根は空気にさらされているので、鉢は素焼きが理想的です。用土はシャコバサボテン専用の土が売られていますので、それを使用するとよい花を咲かせます。自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土2、鹿沼土やパーライト3ぐらいを混ぜて通気性をよくすればよいと思います。下のはプラ鉢に専用の用土で植え替えた時のものです。プラ鉢に植えつけた場合は、夏と冬に水を与え過ぎないよう注意してください。
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2007/5月上旬 |
根鉢を3分の1ほど壊した |
専用の用土で植え替え |
2007/12月上旬 |
整枝(葉刈り)
葉を多く出させ、花つきを多くするために、基部の葉を3節以上は残して先端部を摘み取ります。冬の開花までに3から5節延びることを考えて形を整えます。時期は植え替え時期に行います。
肥料
4月から6月まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。根が弱いので、濃い肥料の置き肥は避けます。8月以降は花芽がつき難くなるので与えません。置き肥している場合は7月頃に取り除くようにします。
増やし方(挿し木)
挿し木で増やす事が出来ます。時期は気温が高ければいつでも行えますが、春の4月から5月頃に葉刈りしたのを挿せばよいと思います。挿し穂に二つ葉が付いたものを用意して下の葉が半分ぐらいが用土に埋まるように挿します。気温の高い時期に行う場合は蒸れて腐りやすくなるので、出来るだけ涼しい所に置いて管理してください。用土は水蘚、鹿沼土やパーライトの単用、挿し木用の土などに挿します。しばらくは用土が乾燥しないよう注意して、直射日光の当たらない明るい日陰に置いて、2ヶ月ぐらいしたら定植します。右は春に挿し木用の用土に挿したもので、その年に蕾がついていますが、小さい苗なので花芽は早めにとって株を充実させ、翌年から開花させた方がよいと思います。写真のは鉢が大き過ぎたので、もっと小さい鉢に定植してください。
病気や害虫
葉が赤くなる
葉が赤くなって葉の付け根から根が出ている場合は根腐れしている事が多いです。根元の葉が腐っていなければ、赤くなった葉を取り除いて植え替えると回復する事がありますが、その後の生育と開花は悪くなる事が多いです。元気な葉だけを挿し木して作りなおすのがよいと思います。 |
12月中旬 |
木化した
古くなって株元の葉が木化すると、生育が悪くなって来るようなので、春の葉刈りの時に2、3枚付いた大き目の葉を挿して新しい株を作りなおすように心がけた方がよいです。
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