花と観葉植物(葉っぱの岬)

マンリョウ


学名:Ardisia crenata
科・属名:サクラソウ科・ヤブコウジ属
原産地:日本、中国など
分類:常緑低木
寒さ:強い
暑さ:強い
樹高:30cm〜100cm
花径:約 8mm
花色:
増やし方:挿し木、種まき、取り木
場所:半日陰〜明るい日陰
用途:庭木、鉢植え
花言葉:陰徳
通販店:楽天市場にあり

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マンリョウの実
11月下旬、自宅の庭

マンリョウの全体
5月中旬、自宅の庭

マンリョウの花
7月中旬、自宅の庭

左から万年青、万両、八手
11月下旬、自宅の庭

主に秋から冬にかけて綺麗な実を付ける植物です。昔から金運に恵まれる縁起の良い植物としてよく植えられています。日陰でも育つ植物で、日陰に植える事ができます。うちでは梅の木の下に縁起の良い万年青、万両、八手が並んであります。特に意識したつもりはなく、八手は勝手に生えてきたものです。他に金運に恵まれる縁起のよい植物に千両もあります。

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作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
実の観賞
場所 半日蔭〜明るい日陰 明るい日陰 半日蔭〜明るい日陰
種まき 種まき
植え付け 植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
剪定 剪定
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

マンリョウの育て方

植え付け

マンリョウは寒地では鉢植えで育てた方が安全ですが、暖地では庭植えで育てる事ができます。風通しのよい明るい日陰を好むので、強い直射日光の当たらない風通しのよい明るい日陰に植えつけます。斑のある種類は得に強い日差しを嫌うようなので注意してください。植え付け時期は春の3月から4月頃、秋の9月中旬から10月頃に、水はけのよい所に腐葉土などを混ぜ込んで植えつけます。

場所

春の霜の心配がなくなった頃から秋まで、直射日光の当たらない風通しのよい明るい日陰で育てます。遮光ネットがあれば、春と秋は40%ぐらい、夏は60%ぐらい遮光するとよいです。冬は午前中の日光があたる霜や寒風が当たらない軒下など、寒地や実の鑑賞で室内で育てる場合は、レースカーテン越しの日光に当てて育てます。花期は雨で花粉が流れないよう、雨の日は軒下などに置くと実つきがよくなります。

水やり

鉢植えでは年間を通じて鉢土の表面が乾けば与えます。庭植えでも乾くのを嫌うので、あまり雨が降らずに乾き過ぎるようなら与えます。

肥料

春の3月頃、秋の9月から10月頃に骨粉入りの固形油粕などを与えます。

植え替え

鉢植えでは2年に1回を目安に植え替えます。用土は赤玉土7(小粒)、腐葉土3などの排水性と通気性のよい用土、古い用土と傷んだ根をできるだけ取り除いて植え替えます。

増やし方

挿し木

つき難いですが、挿し木で増やす事ができます。時期は3月から6月頃、前年に伸びた新しい枝の挿し穂を3、4cmぐらい用意して、下の2節ぐらいの葉を取って20分ぐらい水揚げします。葉の取った節が土に埋まるよう、あれば発根促進剤をつけて挿します。3ヶ月以上して発根して新芽が伸びてきたら鉢上げします。その他は挿し木のページを参考にしてください。

種まき

種まきでも増やせ、鳥から食べられずに残ると、こぼれ種で生える事があります。種まきの時期は3月から4月頃で、斑のある改良品種などは元とは違う種類になる事が多いようです。発芽するまでは2ヶ月以上かかるので、用土を乾かさないよう気長に行います。実が成るまで5年ぐらいかかるそうです。その他は種まきのページを参考にしてください。

4月中旬(種まき)

9月上旬

取り木

マンリョウの下葉が減って姿が乱れたら、取り木をして仕立て直す事ができます。時期は5月頃、4ヶ月ぐらいしたら発根するので鉢上げします。切り取った親株からも新芽が出てきます。

その他

自然な樹形で楽しめるので、剪定はあまり必要としません。マンリョウは2年枝に花を咲かせるので、闇雲に剪定すると実付きが悪くなるので注意してください。

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