季節別に咲くカトレア●秋咲き系(10月〜12月)●冬咲き系(12月〜2月)●春咲き系(3月〜5月)●夏咲き系(6月〜9月中)
冬越しが楽な秋咲き系真冬の秋咲き系は丁度休眠期にあたり、最低温度を8度以上に保つ事ができれば、楽に冬を越す事ができます。開花に温度が必要な冬咲き系真冬の冬咲き系は花を咲かせるために最低温度10度以上が必要になります。暖かく管理すれば、温室なしでも開花させる事ができます。開花株を購入した場合は、8度以上を保てるようにすれば大丈夫です。花芽を越冬させる必要のある春咲き系真冬の春咲き系は花芽を持ったまま越冬します。冬の最低気温を確実に8度以上に保たないと、花芽は寒さで枯れてしまいます。確実な保温または温室が必要になります。真冬に新芽が出る夏咲き系夏に咲くので冬とは関係ないように思えますが、丁度新芽が伸びる時期が8月咲きなら2月下旬頃になってしまい、冬の最低温度が12度以上必要になります。通常は温室が必要になります。冬咲き系カトレアの育て方購入した冬咲き系の開花株の管理最低温度8度以上で管理します。5度以下になると枯れてしまうので、特別冷え込みそうな日は寝る前にダンボールの中にバスタオルなどで包んだ湯たんぽと一緒に入れるなどして保温するとよいと思います。開花前のつぼみのものは最低温度が8度以上が必要なので、できるだけ暖かい場所で管理します。気温が低いと開花せずに蕾が落ちてしまう事があります。また、蕾から開花している途中のものは、置き場所を変えると花が開かずに終わってしまう事があるので注意してください。水やりは水蘚やバークが乾いてきた午前中の暖かい日にたっぷり与えます。水の与え過ぎには注意してください。暖房の効いた部屋ではときどき葉や茎に霧吹きをかけて加湿します。肥料は真冬は与えません。花が終わったらシースの元から切ります。置き場所最低温度が15度以下の時期は室内のレースカーテン越しに日光、真冬は直射日光が当たるような窓辺などに置きます。最低温度が15度以上になれば戸外へ出し、遮光ネットで50%ほど遮光した日当たりと風通しのよい場所に置きます。秋の最低気温が15度を下回ったら室内へ入れます。冬咲き系は冬に開花するカトレアですが、最低温度を10度以上で管理できれば花を咲かせる事ができます。冷え込みそうな朝の前の晩は、窓際を避けた冷え込まない場所に移したり、ダンボールなどの中にタオルで包んだ湯たんぽと一緒に入れたりして保温してください。その際は、中が高温にならないよう注意してください。冬の昼間は日当たりがよく暖房の効いた暖かい部屋で管理します。暖房の効いた部屋は乾燥するので、部屋が暖かい時に葉や蕾に霧吹きで加湿してあげるようにします。朝の最低気温が15度以上になれば戸外へ出し、遮光ネットで30%〜50%ほど遮光した風通しのよい場所に置きます。水やり水やりは植え込み材料の表面が乾いたら与えます。通常の草花のように常に植え込み材料が湿っているようでは根腐れを起こしてしまいますので、水の与えすぎには注意してください。花が咲いていても、水の与え過ぎはよくありません。植え込み材料に水蘚で植えられているものとバークで植えられているものがありますが、バークで植えられているものの方が渇きが早く水やりが多くなります。肥料新芽が出てくる春の4月から秋の9月まで週に一回水やり代わりに洋ラン専用の液体肥料などを与え、春の4月と6月には洋ラン用の固形肥料なども与えます。短日条件冬咲き系のカトレアは短日条件で花芽を付けるので、9月からの花芽分化期は夜間、蕾を付けるまでは蛍光灯などの電灯に当てないように管理します。夜間、電灯に当てると花芽が出来にくいので注意してください。植え替え植え替えは2〜3年ぐらいに1回、根が鉢一杯になって株が浮いてきたら植え替えを行います。植え替えの時期は春の新芽や出てくる4月から5月頃に行ないます。用土は水ゴケやバークを使用します。水を与えすぎてしまう人はバークがよいと思います。鉢は素焼きを使いますが、バークの場合はプラ鉢がよいと思います。植え替えについては洋蘭の植え替えをご覧ください。株分け株分けで増やす事ができます。数年するとバルブの数が増えるので、2、3のバルブをつけて切り分けて植え付けます。支柱立て
花茎切り花がしおれたら花茎の元から切ります。花が終わる前に切りとって切り花としても利用できます。花茎を切り取る際はハサミを火であぶって消毒してから切り取ります。病害虫
温室栽培
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