トップリシマキア・ヌンムラリア

リシマキア・ヌンムラリア

学名:Lysimachia nummularia
科・属名:サクラソウ科・オカトラノオ属
原産地:ヨーロッパ
分類:常緑多年草
寒さ:強い
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
草丈:5cm〜15cm
花径:約2cm
増やし方:挿し木、株分け
用途:鉢植え、吊り鉢、花壇、寄せ植え、グランドカバー
通販:楽天市場にあり


リシマキア・ヌンムラリア
5月上旬、自宅の鉢植え

茶色くなったリシマキア・ヌンムラリアの葉
1月中旬、自宅の鉢植え

リシマキア・ヌンムラリアのグランドカバー
10月上旬、自宅の庭

リシマキア・ヌンムラリアのグランドカバー2
10月中旬、自宅の庭
リシマキア・ヌンムラリアは茎が横に広がる多年草でグランドカバー、カラーリーフなどに利用されています。種類は葉が青い種類と葉が黄色いオーレアという種類があります。春に黄色い花が咲きますが、暖地では咲きにくいようです。水を好み水切れを嫌いますが、排水性のよい用土を好みます。冬の耐寒性には強いですが、葉が茶色く変色して越冬し、暖かくなると美しい葉が伸びてきます。夏の暑さを嫌うので、夏は涼しい日陰で育てた方がよいです。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
観賞時期 葉の観賞
場所 日向 半日陰 日向
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
挿し木 挿し木
切り戻し
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾いたら 鉢土の表面が乾いてきたら与える 表面が乾いたら

リシマキア・ヌンムラリアの育て方

置き場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てますが、夏の強い日差しは葉が焼ける事があるので、強い日差しを避けた風通しのよい半日陰で育てます。耐陰性があるので明るい日陰でも育てる事が出来ますが、5月から6月頃に花が咲く事があるので、咲かせたい場合は春から初夏までは日当たりのよい所で育てます。寒さには比較的強く、霜や寒さに当たると葉が枯れたり茶色く変色してしまいますが、根が生きているので、春になると新芽が伸びてきます。

水やり

湿った所に生息しているのでやや水切れを嫌います。鉢植えでは生育期の春から秋まで、鉢土の表面が乾いてきたら与えます。庭でも生育期の春から秋まで、雨があまり降らず乾き過ぎるようなら与えます。

植え付け

春頃に苗が出回るので、購入したら植え付けます。用土は花の培養土を使用したり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、ピートモス1などに植え付けるとよいです。カラーリーフとして、寄せ植えの材料にしてもよいと思います。寒さに強いので、庭植えする事もでき、地面を這うように匍匐して伸びるので、グランドカバーにも向いています。庭では元肥に牛糞などを混ぜ込み、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜ込んで、夏の強い日差しを避けた所に植え付けるとよいです。

植え替え

新芽を吹く春の3月から4月頃に行うのがよいと思います。が、秋の10月頃にも行う事ができます。根鉢の3分の1ぐらい壊して一回り大きな鉢に植えかえたり、株分けして植え替えます。鉢植えの用土は植え付け用土と同じです。庭植えでも増えすぎたなら株分けを兼ねて植えなおすとよいです。茶色くなってしまった葉は元の色に戻らないので切ってしまいます。その他は植え替えのページを参考にしてください。

肥料

肥料は普通でかまいません。春、秋の間に緩効性の化成肥料などを与えればよいです。その他は肥料のページを参考にしてください。

切り戻し

冬は寒さで葉が茶色くなるので、春の3月頃になったら、株元から数節残して切り戻します。暖かくなると新しい葉が伸びてきます。

増やし方

挿し木

挿し木で増やす事が出来ます。時期は春の5月から6月頃に行うのがよいと思います。匍匐性で茎の途中に根が出ているものがあるので、それを挿すと容易につきます。ついたら摘心して、葉の数を増やすようにするとよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。
挿し穂

株分け

株分けでも増やす事ができます。適度な大きさにハサミなどを使って切り分ければよいです。時期は植え替えと一緒に行います。
越冬後

株分け
関連リンク