トップアナガリス 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

アナガリス

科・属名:サクラソウ科・アナガリス属/原産地:地中海沿岸/学名:Anagallis

分類: 匍匐性の多年草または一年草


寒さ: 強い(−5度)
暑さ: 一年草は枯れる、多年草は弱い
草丈: 20cm〜30cm
花径: 約 1cm
花色: 青、桃色、橙色
種まき: 秋まき(9月下旬〜10月)
植え替え: 3月下旬〜4月上旬頃
増やし方: 挿し木
場所: 日当たりを好む(夏は半日陰)
用途: 花壇、鉢植え
アナガリスの花色は青花、桃花、橙色がありますが、青花は何とも言えない美しいブルーをした花を咲かせます。匍匐性で横に広がるように花を咲かせます。多年草ですが、夏の弱い種類は一年草扱いされるようです。多年草のタイプも暑さに弱く短命で、秋に種まきから育てるのが一般的なようです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(霜よけ) 日向 半日陰 日向 日向(霜よけ)
種まき 種まき
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

アナガリスの育て方

種まき

11月下旬

ポットまき
アナガリスは種まきから育てる事ができます。時期は秋の9月下旬から10月頃、方法は箱まきポットまきで行うとよいと思います。好光性なので覆土は行いません。発芽するまで乾かさないようにします。箱まきでは本葉が4枚ぐらいになったらポットに仮植えします。耐寒性は氷点下5度ぐらいありますが、寒いと生育がよくないので、霜の当たらない軒下などに置いておくとよいです。

春の植え付け

1月上旬

種まきから1か月半後
2月下旬から4月上旬頃になったら定植します。庭では日当たりのよい所に20cmぐらいの間隔に、水はけが悪ければ腐葉土を、元肥に堆肥などを混ぜ込んで植え付けます。植え付けます。鉢植えの場合の用土は花の培養土など、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などで植え付けます。水はけのよい用土を好むので、あればパーライトを1ぐらい混ぜ込むとよいです。

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい場所で育てます。多湿を嫌うので、長雨には当てないようにします。夏の暑さには弱いので、多年草タイプの鉢植えは、開花後に半分ほど刈り込んで、夏を涼しい半日陰で育てると、暖地でも夏を超える事があります。

水やり

鉢土の表面が乾けば与えます。花壇では雨があまり降らないようなら与えるぐらいでかまいません。

肥料

肥料は多く必要有りません。鉢植えでは緩効性の化成肥料などを置き肥するぐらい、花壇では元肥に牛糞などを与えていれば、その後は速効性の化成肥料などを1回ぐらい追肥すればよいです。その他は花の肥料を参考にしてください。

花を終えた鉢植えの管理


1月上旬
暑さに弱い一年草のタイプは夏に枯れてしまいますが、多年草のタイプは夏を超える事があります。初夏になって花を終えたら、茎を2分の1から3分の1ぐらい残して刈り込んで、風通しをよくするとよいです。夏は強い日差しを避けた半日陰で、雨の当たらない棚の上など風通しのよい所に置くとよいです。涼しくなった秋の10月頃に植え替えるとよいです。

増やし方

挿し木

挿し木で比較的容易に増やす事ができます。多年草タイプは一度花を咲かせると姿が乱れるので、夏を超えたら秋に挿し木して作り直すとよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。

種採り

花後には種が採れるので、採っておいて秋に播く事ができます。自分は意識せずに採ってよく発芽しましたが、完熟し難いそうなので、カラカラになって採るとよいと思います。確実な発芽をお求めなら、種が売られているので、購入するのがよいと思います。
関連リンク