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アサガオ (朝顔) |
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科・属名:ヒルガオ科・サツマイモ属/原産地:ネパール(日本アサガオ)/学名:Ipomoea nil(日本アサガオ) |
アサガオの種類アサガオの仲間は世界に500種類ぐらいがあります。日本では種まきから育てられる日本アサガオや西洋アサガオ、これらの交配種の事を呼ばれています。一年草以外にも冬になると葉が枯れて根だけで越冬するノアサガオ、熱帯植物で木立性のキダチアサガオなどもあります。日本アサガオ昔から日本で育てられているのは日本アサガオ(I.nil)と呼ばれるもので、奈良時代に中国から種が下剤の薬草として入ってきたものが、観賞用として育てられるようになったと言われています。20cmから25cmぐらいの大輪を咲かせるものに人気があり、アンドン仕立ての鉢植えが売られている事があります。花の形は丸いものだけではなく、尖ったキキョウ咲きなどもあり、花色は単色の他に白い覆輪のあるものや中央から外に白い線のある曜白アサガオ、葉に斑入りをしたものなど沢山の品種があります。
変化アサガオ江戸時代から日本アサガオが突然変異で変化した花や葉をしたものがこう呼ばれています。種が出来ず採れないか、採れても同じものが咲かないので、好みのを作り出すのが難しいそうです。花の咲き方によってナデシコ咲き、切れ咲きなどと呼ばれ、中でもボタン咲きは種が採れず価値が高いそうです。西洋アサガオ西洋アサガオと呼ばれる中南米原産のヘンリーブルー(I.tricolor)、マルバアサガオ(I.prupurea)などがあります。日本アサガオは葉が尖り10時頃に花が萎むのに対して、葉がハート形で昼過ぎまで咲いています。
日の長さと開花アサガオは日が短くなると花が咲く短日植物です。一年で最も日が長い夏至を過ぎて夜が長くなる7月中頃になると花が咲くようになります。人工的に日照時間を短くするともっと早く花を咲かせる事ができます。日が短くなり夜の気温が低くなるにつれて開花し始める時間が早くなり、秋は午前3時半過ぎのまだ暗いうちから花が咲き始め、明るくなると完全に花が開きます。秋は夏よりも日差しが弱まり、花が萎むのも遅いので長く咲きます。アサガオの育て方種まき発芽温度が20度から25度と高めです。気温が低いとなかなか発芽しないので、暖地では5月上旬から5月中旬頃に蒔くとよいです。種まきの方法はポットまきや直まきするとよいです。覆土は1cmぐらい土をかぶせ、発芽するまでは乾かし過ぎないように水やりします。発芽し難い固い種種が固く水を吸い難いようになっています。発芽までの日数がバラバラで時間が掛かり、この方が絶滅せずに生き残れるからと言われています。売られている種の中には発芽処理済みというものがあって、水を吸いやすく10日以内の短期間で発芽します。それ以外の種はヤスリで表面を削ったり、カッターで傷をつけると同じように短期間で発芽します。尖った部分を傷つけるといけないので、そこは避けるようにします。ポットまき
直まき
ポット苗の植え付け鉢植えでは6号鉢に1株を目安に、用土は市販されている花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など標準的でよいです。蔓性なので支柱を立てますが、アンドン仕立て用の支柱が売られているので、それを利用するのが簡単です。庭では日当たりがよく蔓が巻き付くフェンスなどがある所や無ければ支柱とネットを利用してもよいです。水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に堆肥と化成肥料を混ぜて30cmぐらいの間隔に植えます。
緑のカーテン野菜用の大型コンテナに30cmぐらいの間隔をあけて植え付けます。支柱とネットを利用して窓辺に蔓が這えるように作ります。
摘心花を沢山咲かせる本葉が8枚ぐらいになったら蔓の先端を摘心すると、子蔓の数が増えて花数も多くなります。花を大きくする本葉が8枚ぐらいになったら蔓の先端を摘心します。しばらくすると子蔓が何本か発生するので、15cmぐらい伸びたら元気なのを1本だけ残して他を切り取ります。残した1本に養分が行くので花が大きくなります。植え付けから秋までの管理日当たりが悪いと花が少ないので、直射日光がよく当たる所で育てます。水やり鉢植えでは鉢土の表面が白く乾いてきたらたっぷりと与えます。夏は日差しが強く水切れすると葉がすぐに萎れるので、毎日の水やりになります。花壇でも夏はよく乾くので、雨があまり降らないようなら与えます。できるだけ朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをします。肥料肥料切れしないよう、定期的に与えます。鉢植えは緩効性の化成肥料を置き肥したり液体肥料を与えます。花壇では2ヵ月に1回ぐらい即効性の化成肥料を追肥するぐらでよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。害虫駆除病気には強いですが、害虫が発生する事があります。ハダニが発生すると葉の汁を吸われ、沢山の小さい白班ができて生育が悪くなります。葉裏にいるので殺ダニ剤を散布して駆除します。また蛾の幼虫が葉に穴をあける事があるので、見つけたら捕まえて駆除します。殺虫剤を使う場合は葉の表だけでなく裏にも散布しておきます。種採り開花後に青い実が成って茶色く熟すと種ができます。実の中には黒い種が入っているので、採っておけば翌年も種まきができます。花壇に植えると翌年もこぼれ種で発芽する事が多いので、株間が30cmぐらいになるよう元気な芽を残して間引きしたり、根をあまり切らないよう好きな所へ移植してもよいです。
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