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アッツザクラ

別名:ロードヒポキシス
科・属名:キンバイザサ科・ロードヒポキシス属/原産地:南アフリカ/学名:Rhodohypoxis

分類: 半耐寒性球根植物


寒さ: やや弱い
暑さ: 強い
草丈: 10cm〜15cm
花径: 約 2cm
花色: ピンク、紅色、白、黄色
植え付け: 2月〜3月
増やし方: 分球(植え付け時期)
場所: 日当たりを好む、暑さは苦手
用途: 鉢植え向き、ロックガーデン
花言葉: 可憐、愛を待つ
通販店: 楽天市場にあり
アッツザクラは南アフリカ原産の球根植物です。花は5月から6月頃に2cmぐらいの小さな花を咲かせます。花色はピンク、紅色、白などがあり、覆輪や薔薇咲きなどがあります。球根は1cmぐらいと小さく草丈は10cm〜15cmぐらい、小さな鉢植えでも沢山の花が咲きます。6種類ほどがありますが、主に(R.baurii)やその園芸品種がよくお店に売られています。自生しているのは標高が高い岩場や草原の涼しい所で、降水量は夏に多く、冬は少なく乾燥しています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(0度以上) 日向 半日陰 日向 日向(0度以上)
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
分球 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 断水 鉢土の表面が乾けば与えます。 控えめ 断水
アッツザクラ アッツザクラ

秋から早春の開花株

自然では5月から6月頃に花を咲かせますが、秋から早春頃に花が咲いたのをお店で見る事があります。アッツザクラは寒さに当たってから暖かくなると花が咲く習性があるので、それ利用して開花時期をコントロールして売られている事があります。秋に花を咲かせて売られているのは、2月下旬頃に球根を冷蔵庫で保存され、9月上旬頃に出して植えられ秋に花が咲かせられています。早春に咲いているものはもっと遅い1月中頃に冷蔵庫から出して植えられ温室で花が咲かせられています。

開花は一度だけ

秋から早春に咲かせたものは、そのシーズンの5月から6月にもう一度咲く事はないです。これは花芽が出来るのは葉が枯れる前の秋なので、花が咲き終わってもう花芽がないからです。

アッツザクラの育て方

ポット苗の植え付け

標高が高い涼しい所が故郷なので、日本の庭では夏の高温多湿で球根が腐れやすく、鉢植えにして夏だけ涼しい半日蔭に移動した方が育てやすいです。植える鉢の大きさはポットよりも少し大きいぐらいです。用土は水はけが悪いと夏に腐れやすいので山野草の培養土を利用したり、やや酸性土壌を好むので鹿沼土(小粒)7、腐葉土3などを利用してもよいです。

春から秋の管理

夏以外はよく日に当てて育てます。涼しい所が原産で暑さを嫌うので、夏は涼しい半日蔭に置いたり、遮光ネットを利用してもよいです。

分球と植え替え

球根が窮屈になると花が少なくなるので、毎年早春の2月中旬から3月中旬頃に分球を兼ねて植え替えます。植える球根の数は4号鉢に5球を目安に、用土は植え付けの項目と同じで、球根の先端が隠れるぐらいの深さに植えます。
植え替え

地上部の葉が枯れた様子
アッツザクラの球根
球根

植え替え後

水やり、肥料

鉢土が表面が乾けば与えます。春と秋の間は緩効性の化成肥料などを置き肥したり、定期的に液体肥料を与えます。夏は高温で肥料を与えると球根を傷める事があるので与えないようにします。

葉と蕾が出てきている様子(5月上旬)

開花(6月)

花がら摘み

花が咲き終わったら花茎を切り取って球根を太らせます。

冬の管理

低温に当たると花芽が目覚める

秋が深まると葉が枯れて球根だけで越冬します。すでに球根は花芽を持っていて、低温に12週間ぐらい当たる事で花芽が目覚め、暖かくなると葉が茂り花が咲きます。もし低温に当てずに暖かい部屋に置いたままだと、葉だけが茂って花が咲きません。

場所

凍るような寒さでは球根が枯れるので、0度以上から10度以下の所がよいです。暖地では雨の当たらない戸外に置いて、凍りそうな日だけ室内へ入れてもよいです。

水やりや肥料

冬は土を乾いた状態で越冬させればよいので水やりは必要なく、肥料も生育しないので与えないようにします。
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