トップアヤメ 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

アヤメ (文目、菖蒲)

科・属名:アヤメ科・アヤメ属/原産地:東アジアの温帯地域/学名:Iris sanguinea

分類: 宿根多年草


寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 30cm〜60cm
花径: 6cm〜10cm
花色: 紫、青、赤紫、白
場所: 日向
水やり: 普通
肥料: 普通
増やし方: 株分け
用土: 水はけのよい土
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: よき便り、神秘な人
アヤメは日本、中国、ロシアなどの東アジアに自生する多年草植物です。花は5月頃に咲かせ花色は青や紫をした系統が多いですが白もあります。草丈は60cmぐらいですが、三尺アヤメなどもっと低い品種もあります。同じ仲間で水辺に育つカキツバタやハナショウブも単にアヤメと呼ばれる事がありますが、こちらは陸上で育つ別の種類です。花の見分け方は花びらの付け根に黄色い模様があるのが特徴で、アヤメ模様と呼ばれています。この仲間は水辺で育つイメージを持つ事がありますが、陸上で育つタイプの方が多いです。冬に地上にある葉が枯れて、根だけで越冬する宿根性多年草になります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
植え付け 苗の植え付け
植え替え 花後
株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える(過湿は嫌う) 控えめ

アヤメ(紫色)

アヤメ模様

アヤメの育て方

苗の植え付け

春や秋にポット苗が売られているので、入手したら植えつけます。植え付けるのは鉢植えでも庭でもどちらでも育てる事ができます。庭の方が水やりなどの手間があまり必要なりので楽に育てられます。

鉢植え

鉢植えでは5号鉢に一株を目安に、65cmプランターでは3株を目安に植えつけます。用土は園芸用の花の培養土を利用するとよいです。自分で作る場合は、赤玉土(小粒)7、腐葉土3ぐらいを混ぜた用土を利用するとよいです。

庭植え

できるだけ日当たりのよい所に植えつけるようにします。植え付け場所に完熟牛糞、水はけが悪いようならば腐葉土も一緒に混ぜて耕すと水はけがよくなります。植え付けの間隔は35cmぐらいあけて植えます。 三尺アヤメはもう少し間隔が狭くなるように植えます。

春から秋の管理

鉢植えでは日当たりのよい所で育てます。肥料は春の3月頃と秋の9月頃に、鉢植えでは鉢の大きさに合った分量の緩効性化成肥料を置き肥します。庭では骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。鉢植えの水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。庭に植えつけた後は1、2週間ぐらい、用土を乾かし過ぎないように注意しますが、その後は雨があまり降らずに、用土が乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。咲き終わった花茎は、種ができて養分を奪われてしまうので、切り取るようにします。

冬の管理

秋が深まると葉が枯れてしまうので、枯れた葉を切り取ります。鉢植えでは日当たりのよい所に、この時期は根から水をあまり吸い上げないので、鉢土の表面が白く乾いて2、3日ぐらいが経って与えるぐらいと控えめでよいです。庭ではこの時期に水を与えなくて大丈夫です。肥料は冬の時期いりません。

花後の植え替え

鉢植えは根がよく張って根詰まりするので、毎年植え替えるとよいです。時期は花後すぐの6月頃に行えます。株がよく増えるので株分けを兼ねて植え替えるとよいです。庭でも株が増えすぎて、花があまり咲かなくなったら株分けをして植え直すとよいです。

株分け

鉢の植え替えの時に株が増えすぎていたり、庭でもら増え過ぎたら株分けするとよいです。あまり細かく分けずに、数芽がひと塊になるぐらいに株分けして植え直すとよいです。
関連リンク